神経質な人と聞くと、なんだか面倒くさそうだと思ってしまう人が多いと思います。
神経質な人の特徴として、細かいことにこだわったり、度を超したきれい好きだったり、些細なことをいつまでも気にしたり…などが挙げられます。
その他にも様々な特徴があります。
ここでは、神経質な人の特徴について紹介します。
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目次です。
神経質な人の特徴
一般的な俗説
まず、神経質な人は真面目で、努力を惜しまないという面も持ち合わせています。
しかし、これらが実を結ばないと、「どうせ自分なんて…」と、一気にネガティブな方へ傾いてしまうのも特徴です。
大雑把な人に、「気にしない、気にしない」なんて軽く言われてしまうと、機嫌を損ねてしまいます。
神経質な人は、基本的には自分の意見をしっかり持っていて、すぐには曲げることができません。
一方で、周りの評価は凄く気にしてしまうので、自分の労力を認めてもらえると、安心することができます。
人の顔色をよく見ていることも特徴です。
小さいことが気になる性格で、潔癖症、完璧主義者などと言われることも多いです。
感情を読み取ることに長けている
神経質な人の特徴としては、怒っていないか、引かれていないか、笑われていないか、などのマイナスな感情を表情から読み取ることに長けています。
なので、彼らと接するときにはできるだけ笑顔を心がけましょう。
「ネガティブな感情を抱いていませんよ」とアピールしてください。
しかしなぜか、自分の感情はすぐ表情に出してしまいます。
不快に思っているときなど、すぐにわかります。
そんなときはさりげなく「どうしたの」と心配してあげてくださいね。
自分のテリトリーを強く意識しているのも特徴のひとつと言えるでしょう。
自分のルールはきちんと守ってもらいたい
神経質な人の特徴としては、自分の家に友だちを呼んだときなどでも、自分のルールをきちんと守ってもらわないと気になってしまいます。
靴の脱ぎ方、リモコンの置場所、タオルの使い方…自分のやり方と少しでも違うと気になってしょうがありません。
こういう場合は、最初から聞いてしまうのが一番です。
「これってこうで良かったかな」気にされる前に聞いてしまいましょう。
片付けは下手に手出しせず、お任せしましょう。
その方が、お互いにストレスを感じなくてすみます。
よかれと思って手伝っても、あとあとやり直しされるのがオチです。
A型
神経質な人の特徴としては、A型が挙げられます。
日本人は血液型の話をよくしますが、あなたがもしA型なら几帳面で神経質とかあるいは、保守的で頑張る人、努力家、気が利く、などと見られているかもしれません。
これは、一般的な血液型による性格判断で言われることです。
ただ、これらの性格判断は正しいとは言えません。
なぜなら、性格とは育った環境条件や遺伝によると言われているからです。
ちなみにその他にも、性格判断は存在していて体型や顔のパーツ、色、持ち物による性格判断もあります。
下記では、神経質な人の特徴に絞って紹介します。
体型
やせ型の人は、おとなしく、神経質で真面目です。
物事を理解したり把握する力があり、直感も良く働くが自分で物事を進めてしまうこともあり、他人との接触を避ける傾向にあると言われています。
顔のパーツ
気が利く人は、口が小さいとか、努力家は目が小さい、などと言われています。
色
緑系統を好む人は、保守的で自分は周りよりも優れているという心理が強く、社会問題にまで気を遣う人(社会派)が多いと言われています。
持ち物
ヒモのある靴
神経質な男性は、ヒモのある靴を選ぶ傾向がある、と言われています。
ヒモでしっかり結ぶことで、自分を縛る意味があるようです。
またこうすることで、心理的な不安を払拭でき安心すると言います。
繊細な心であるからこそ、しっかりとした縛れる靴が良いようです。
鞄
ポケットがたくさん付いた鞄を好む人は、何事もきちんとしないと気が済まない、完璧主義者タイプと言われています。
これは、持ち物も細かく管理したいという心理の現れとも言われています。
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科学者タイプ
神経質な人の特徴としては、性格が科学者タイプに分類されます。
科学者タイプとは、何事にも慎重で用心深く、物事の判断が上手で根気強く、用意周到で神経質な人のことを言います。
このような人は、一般的にはストレスを受けやすく心臓疾患を発症しやすいと言われていました。
しかし、ターマン博士によるとこのような科学者タイプの方が、実は一番長生きするとも言われています。
これは、子供の頃の性格が寿命に影響する、というターマン博士の説です。
科学者タイプは、勉強や仕事に一生懸命です。
従って、子供の頃や大人になってからも、勉強などを続ける傾向があるため、将来的に自分の好きな仕事に就くことができるためにストレスを感じにくく、健康的な生活を送る可能性が高いと言われています。
また、彼らは慎重で用心深いために、危険なことにも手を出さないとされ、こうしたことが長生きに繋がる、とされています。
強迫性障害
神経質な人の特徴としては、強迫性障害が挙げられます。
外出しようと外に出て、数十メートル歩いた先でふと「あれ…玄関のカギってかけたっけ?」と気になり、心配してしまうことはあると思います。
これは無意識で行った行動に対して起きることで、人間なら誰でも経験することです。
ただ、こうしたことが頻繁にあり、その度に毎回確認しなければ気が済まない、といった人は「強迫性障害」の可能性が高いです。
強迫性障害
強迫性障害とは、不安障害(神経症)と言われる精神疾患です。
強迫性障害は「OCD」とも呼ばれ強迫観念(不安が何度も何度も続き、強い苦痛を伴うもの)と強迫行為(強迫観念からくる強い動機により、その不安を消すための行動)があり、これらを同時に発症した時に「強迫性障害である」と医師から判断されます。
典型的な例
重度のきれい好きである潔癖症の人や、左右対称でなければ気が済まず物の配置を常に気にする人などが、強迫性障害の典型的な例として挙げられます。
こうした人は、そう多くはいませんが、症状が進むと日常生活でもトラブルを抱えることが多くなり、引きこもりの原因となることがあります。
原因
強迫性障害の原因としては、脳内にある神経伝達物質のモノアミン類に分類されるセロトニンが影響している、といった考えがありますが、実際の原因についてはまだわかっていません。
しかし、最近の研究では薬物治療によって、ある程度は症状が改善されるとも言われています。
自分がこれらの症状を発症していると思ったら、医療機関(心療内科、精神科)に行くことが必要かもしれません。
ワーカホリック
神経質な人の特徴としては、ワーカホリックが挙げられます。
ワーカホリックとは、真面目で責任感も強く完璧主義な人がなりやすい、仕事に依存してしまう人のことを言います。
残業も自主的、休日中も仕事のことばかり考えている、仕事をしないと居ても立っても居られない、という人はワーカホリックである可能性が高いです。
仕事依存の人は、最終的には仕事以外のことに無関心になり、仕事でしか快楽を感じることができない人間になってしまいます。
また、仕事のし過ぎによる過労で倒れることもあり「仕事オンリーでは健康的な生活はできない」と気付くことが大事です。
神経質な人は、その他にも「バーンアウト症候群」などを発症することがあると言われています。
バーンアウト症候群
バーンアウト症候群とは、努力が報われなかったり、自分の非力さを感じたときに感じる欲求不満のことで、あらゆることに意欲がわかない状態のことを言います。
仕事人間の人がなりやすく、燃え尽きてしまうことから「燃え尽き症候群」とも呼ばれています。
胃が痛い、イライラすることが多くなった、楽しいことが何もない、といった症状が現れてきたら注意しましょう。
進行によっては、うつ状態になる可能性もあり、そうした場合には仕事をすることが難しくなります。
最後に
以上、神経質な人の特徴について紹介してきましたが、ここまで書くと本当にただの面倒くさい人のようですが、細やかな感覚や、几帳面な性格は付き合う上でいいところもたくさんあります。
神経質だからと毛嫌いせず、特徴をしっかり理解して、歩み寄ってみてください。
深く考えすぎなくても、中身は意外に単純だったりします。
ちょっとした心掛けで、お互いに気持ちよく過ごせるということは、どんな人間関係でも同じですよね。
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