断られるのが怖くて、人を誘えないタイプの人がいます。
断られるのが怖い人は、断られるのが恐いので誰かを誘おうということをしません。
そうすると、今まで遊びなどに誘ってくれていた友人達も、徐々に疎遠になってしまいます。
「私と遊んでも、楽しくないのかもしれない」といった心理状態に、誘ってくれた友人達をさせてしまっているのです。
そうなると、断られるのが怖い人は遊びに行きたくても友人達を誘えないので、一人で出掛けたり、出掛けるのが嫌いな人なら室内に引きこもることが多くなってしまいます。
ここでは、そういった断られるのが恐い人の心理や特徴、改善方法などを紹介します。
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目次です。
断られるのが怖い人の心理・特徴
一般的な俗説
人は誰しもが嫌われたくない、という感情を内に秘めています。
「嫌われる勇気」という本がベストセラーになったり、ことさらに全ての人に好かれることはない、と提言することこそがそれを物語っています。
例えば、世の中には断られるのが怖い人、というのが結構な割合で存在します。
そういった人たちはごく些細な、例えばランチや飲み会のお誘いが自分からできなかったりするのです。
その理由は、当然断られたくないからです。
つまり、自分から誘って、もし断られたりすると自分自身の全てを否定されたように捉えてしまうのがそういった人たちの特徴です。
相手はただ単純に、例えば給料日間近でお金がない、だとかでその誘いを断ったのかもしれません。
しかし断られるのが怖い人はそういう風には考えずに、「自分と一緒に行きたくなかったのだ」と考えてしまいます。
誘いを断られたことで、人格否定されたように感じてしまうのです。
悲観的なタイプ
彼らは、悲観的なタイプと言えます。
このタイプの場合には、何事も悲観的に考えてしまう、という思考に陥っています。
一度でも断られると、「これから先も断られる」とか「もう私には興味がないんだろう」と考えてしまい、自信をなくしてしまうのです。
ですので、「何事も絶対に上手くいくはずだの信念を持ってください」とは言いませんが、悲観的なタイプの方は、少し楽観的に考えるのが良いのかもしれません。
わがままなタイプ
わがままなタイプもいます。
どういうことかというと、「自分は嫌われたくないから誘わないけど、相手にはしっかりと誘えよ」といった雰囲気を醸し出すタイプです。
このタイプは自分から「また誘ってね。」と言っておきながら、実際に誘われると無視したり相手にしないということも稀にあります。
彼らは、わがままで、自己中心的な性格とも言えます。
良く言えば、引っ込み思案、自己主張が苦手なタイプでしょう。
受け身な人タイプ
また、断られるのが恐い人は、受け身な人でもあります。
受け身な人は、自分を認めてくれる人に対しては、執着し依存するのが特徴です。
声も小さく、口下手で自分の主張が言えません。
断られるのが恐いので、誰からも誘ってもらえないと誰とも遊ぶことができず一人っきりになることも多いのです。
プライドの高い人
断られるのが怖い人の中には、プライドの高い人もとても多いです。
そしてプライドが高ければ高いほど、断られたときのダメージが大きいので、ますます自分から誘えなくなってしまい悪循環となっていきます。
自分から誘えないということは、相手からの誘いを待つということになります。
ということは、人付き合いに対して受動的になるということです。
自分から誘わなければ、断られないし、傷つくこともありません。
自分の都合を優先させる人
断られるのが怖い人の特徴としては、自分の都合を優先させる人です。
例えば、自分の都合を優先させる人は、誰かを誘っても断られることが多くなります。
それが知り合って間もない人だったりすると尚更です。
「いまから一杯どうよ?」とか、誘っても返信がないので「早く連絡ください。私にも都合があるのです」という返信の強制。
このように、自分の都合を優先させて人を誘っていると、断られる確率は非常に高くなります。
そうすると徐々に誘うこと自体に恐怖心を抱くようになり、最終的には断られるのが怖い人となってしまいます。
草食系男子
断られるのが怖い人の特徴としては、草食系男子が挙げられます。
草食系男子とは、真面目で誠実なのに、恋愛には消極的な姿勢の男性を指します。
いわゆるおとなしい男性のことです。
彼らは、基本的に欲がないので積極的に女性を誘うということをしませんし、好きなタイプの女性がいてもこうした男性は女性にアプローチすることができないのです。
断られるのが怖くて躊躇してしまうのです。
世間で言うところの「当たって砕けろ」ができない人と言えます。
日本人のほとんどは断られるのは怖い?
断られるのが怖いという心理は、日本人の討論嫌いにも結び付きます。
日本人はもともと、反対意見を言うのが得意ではないと言われています。
普段会社などで行われている会議を見てもわかりますが、真っ向から反対意見を交わすことは少なく、なんとなくお茶を濁して「なあなあ」の結末で終わることが多々あります。
討論についても、相手はある一つの意見に対して反対の意見を述べているだけで、決してあなたの人格そのものを否定しているわけではないのに、まるで相手に拒絶されたかのように感じてしまう人が特に日本人の中にはとても多いのです。
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断られるのが怖い人の改善方法
絶対に断られないように誘う
では、断られるのが恐い人がこれから先、誰かを誘うようになれるにはどうすればいいのでしょうか。
それは、絶対に断られないように誘えば良いのです。
そうすれば、自分が傷つくことはありませんし、相手にも不快感を与えることがありません。
「伝え方が9割」
出典:まんがでわかる 伝え方が9割
●1:自分の頭の中をそのままコトバにしない
●2:相手の頭の中を想像する
●3:相手のメリットと一致するお願いをつくる
出典:まんがでわかる 伝え方が9割 P73
これは、「伝え方が9割」という本の中に書かれていることですが、相手のメリットを常に考えて相手を誘えば、断られずに自分の目的(デートなど)を達成することができるそうです。
上記では、ラーメン+新しいもの好きの相手に対して、「驚くほど美味しいラーメンどう?」というお願いで、OKをもらうことができたようです。
結局のところ、伝え方(言い方)一つということですね。
断られるのは当たり前のことと理解する
断られるのが怖い人は、断られることに慣れていない方がほとんどです。
ですので、断られるのは当たり前のことと理解するだけでも状況は変わっていくはずです。
これは営業の話ですが、
例えば、今、新聞をとりたいと思っている人は少ないですが、そういった人(新聞をとりたい人)のところに営業に行くと必ず契約を取れるものです。
しかし、逆に全く新聞に興味がない、という人のところに行ってしまうと非常に高い確率で営業に失敗します。
なので、断られるというのは一種の「運」であって、自分ではどうすることもできないものでもあるのです。
最初は断られ、プライドが傷つくかもしれませんが、断られなければ分からないこともあるのです。
「最後に上手く行けば良い」という風に考えたり、「自分は行動を起こしたんだ」という点に目を向けて自分を否定せず、褒めるようにすることで断られるのが恐い人を克服することができます。
最後に
顔が広く、色んな人から様々なお誘いが来る人は別ですが、そうでない人は受動的にただ誘いを待ってじっとしているだけだと、楽しむ機会をみすみす見逃してしまうことになります。
人生は短いので、後になって「もう少し色々なことにチャレンジしてみれば良かったな」と思っても遅いのです。
傷つくことを恐れずに、興味のあることがあったら自分から周りの人間を誘って行動に移す事でまた新しい発見もあることでしょう。
誘うコツはあくまでも気合いを入れ過ぎずに、断られたとしても、自分自身を否定されたわけではないとさらりと流すことです。
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