人生哲学

変人の特徴4つ

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「個性的だね」とか「変わった人だね」と言われて、嬉しいと思う人はどれくらいいるでしょうか。

自分に自信がある人は、もしかしたら嬉しいと思うかもしれません。

逆に自分に自信がない人は、落ち込むかもしれません。

誰でも集団の中で浮くのは嫌ですが、集団の中で自分の意見も言えない、正しいこともできないのなら、変人になっていっそ自分の意見を通した方が良い、と思う人も多いのではないでしょうか。

たまにそんな変人が「羨ましい」と思うことがありますが、彼らにはいったいどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、変人の特徴について紹介します。

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変人の特徴

 

一般的な俗説

変人とは、一般的には良い意味ではなく、普通の人と比べて変わった性質を持つ個性的な人物を指します。

変人は「奇人変人」と呼ばれることもあり、異人などとも呼ばれます。

彼らは、変人であるためにどこにいっても目立つ存在です。

群れからも外れ、世間体や常識に縛られることもありません。

創造性はあるのですが協調性がなく、いい意味で愚かな人なのです。

好きなことには妥協しないのも特徴で、空気も読まないので迷惑な人として扱われることもありますが、自分らしく生きることで才能を開花させ偉人として扱われるケースも多々あります。

こうした特徴は天才(*)とも共通する点です。

人はそれぞれに違い、育った環境も違えば、しつけや教育、性質も違えば性格も違い、そこに付き合いとしての面白さというか、自分に持ち合わせていないものを相手が持っているからこそ、互いに興味が持たれるものです。

変人と呼ばれる人は、一体そんな考え方をするのは過去その人の人生で、どんな周りの環境がそうさせたのか、と一応に疑うこともあるものです。

それが例えば、度を越えたところが見つかった場合には、一歩引いた位置に下がり、これは果たして一般人が共通して持っている傾向なのだろうかと疑いが持たれることもあります。

幼いころから両親が居なかったとか、周囲のしつけが厳し過ぎる、あるいは冷酷な環境で育ったとか孤独な人生を歩んできた、さらにはファザコンやマザコンの中で育ったとかの特殊な世界で生きてきた可能性もあります。

ある程度、変人の度合いや幅が認められる範囲というものもあります。

人が全部同じ感じ方や考え方、動きをするというのは反対にあり得ない世界ですし、そんな世界をみんなが望んでいるとも考えられないものです。

天才とは

芸術や創造性の世界

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芸術や創造性の世界において、全部同じならクローンであって独自性は発見できないでしょうし、価値の付けかたもできないことになるでしょう。

しかし国民性からいっても、音楽などの世界では昔からずっと続く芸術性というものがあります。

地域のまつりなどどこも変化せず、同じことを繰り返すことで伝統が引き継がれているとも言えます。

変化を求める

一方で常に変化を求める、という考え方もあります。

どこを切ってもはんぺんや蒲鉾、金太郎あめではつまらないとする考え方です。

これは価値観の違いなのでしょうか、変化を求めるというのは変人ばかりがそろっているからそうなるのでしょうか。

これが素晴らしい、と見る見方もあれば関心を示さない見方もあります。

偉大な芸術家

偉大な芸術家は、変人と呼ばれることが多いです。

特徴として、人と大きく変わっているからこそ多くの人たちに認められたということなのですから、素晴らしいと言えるのではないでしょうか。

平凡で誰とも違いが見られない、というのなら注目もされなかったでしょう。

従って、実生活はそれだけ普通の人と違っていたことは想像できます。

彼らが、人間的に偉大であったかどうかはわかりませんが、そうした変人ならではの現実離れした独自性、あるいは少年少女のような心を持っていたためにそうした功績を上げることができたのかもしれません。

日本にも、似た特徴を持った芸術家は存在しました。

それは持って生まれた天性かもしれませんが、努力の結果変化したのかもしれません。

ユニークネス欲求

変人の特徴としては、ユニークネス欲求が通常の人よりも強いことが挙げられます。

ユニークネス欲求とは、自分らしく、ありのままでいたいという欲求のことです。

人は誰しも、このユニークネス(独自性)欲求を持っていますが、通常はこうした欲求を理性で押さえ、集団や組織に同調するのが普通です。

しかし、変人はこの欲求が通常の人よりも強いために、自分の存在が周囲から浮いていたとしても気にせず、自分の考えなども積極的に主張します。

従って、ユニークネス欲求が強いと、協調性の欠如やその場にそぐわない行動などが見られると考えられます。

自意識が過剰な人に多く見られる、とも言われています。

個性的

また自身もそうした個性的な人であることに、喜びを覚え「自分は特別な存在である」といった認識をしています。

なので、他者から「個性的な人である」といった見方をされることが、彼らにとっては何よりも嬉しいことなのです。

逆に、「周りと協力してよくやっている」などと協調性を評価されることは不服とします。

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特別視されたい

変人の特徴としては、特別視されたいと思っていることが挙げられます。

職場などで、少し特別扱いしただけでいい気になって態度が横柄になる人がいて、なんだかめんどくさいと感じることはないでしょうか。

人はそもそも、他者と違った扱いを受けることに興味があり、特別視されるだけでも快感を覚える生き物です。

そして王子様やお姫様のように、VIP待遇されれば自己顕示欲(*)が満たされ幸せな気持ちになります。

特に日頃から、「他者に認められていない」とか「誰かに認められたい」と感じている人はこうした気質にあります。

*自己顕示欲とは、自分をアピールしたい欲求のこと。

ホーソン効果

また、特別扱いや注目されることで、自分が持っている以上の力を発揮することがあります。

これは、「ホーソン効果」と呼ばれるもので自己顕示欲の高まりと共に自分の能力も高まるというものです。

なので、日々特別扱いされる変人は、異様にテンションが高かいなどの特徴があり、偉大な成果を上げることも可能と考えられます。

企業などでは、こうした変人と呼ばれる人達を受け入れることにこそ価値がある、といった見方も広がってきています。

服装が派手

変人の特徴としては、服装が派手なことが挙げられます。

「TPOに合った服装を」などと頻繁に言われる人は、服装が派手だったりしますが、なんで派手な服装をするのか、と言われれば彼らが「目立ちたがり屋」であるからであり、あるいは「身体像境界」が曖昧な場合が考えられます。

前者の場合には、例えば、スタイルが良いとか何かしら自分のアピールポイントがあるからです。

ただ、後者の場合には、身体像境界と言われる境界が希薄なために無自覚にこうした格好をしている場合があります。

彼らは、本当は内向的であり自分に自信がありません。

常に不安や悩みを抱えています。

派手なファッションをすることで、無意識的に外向的な自分を演出していると言われています。

身体像境界

「身体像境界」とは、先程も紹介しましたが、自分と外部を区別するボーダーのようなものです。

基本は皮膚ですが、服を着ることでボーダーは移動し服が身体像境界となります。

身体像境界が曖昧である場合には、他者とのコミュニケーションがとりにくくなるとも言われていて、他人に不安を感じて親しくなれなかったり、実際は近くにいるのに他人を遠くにしか認識できなかったり、現実感を感じることができないなど、様々な影響を及ぼします。

そのせいで周囲からは、孤立してしまい、いつも派手な格好をしていて変な人(変人)というレッテルを貼られてしまいます。

自分の服装が派手だと感じる人は、着る服を変えて身体像境界を明確にすることが必要です。

ブランド品などを身につけることで自分に自信を持つことができ、こうした状況を打開する効果があると考えられています。

 

最後に

 

以上、変人の特徴について紹介してきましたが、変人はやはり目立つ存在です。

独自性も強く、偉人と称される人物にも多いです。

人間的にどうかと言えば、それはわかりません。

一般の人達が変人に対してただ良い感情を持って迎えられるのか、それともその反対か、というところが分かれ道になるのかもしれません。

そして、これを判断する側も時代によってや教育観、価値観によっても変わり得るものと思われます。

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