霊能者を自称する人は昔からたくさんいました。
しかし、彼らが本当に必要とされる能力を持っていたかどうかは定かでありません。
そもそも霊能者とはどういった人物を指すのでしょうか。
辞典には、
生きるものと死んでいるものの間で媒介者として役割を果たす人
と記されていますし、霊能者とは、別名で巫女(神子)とも呼ばれます。
巫女(みこ)とは、神に仕える童女のことです。
今では神社などで神職(神に仕え神を祈る人)を支える存在ですが、元々は神に祈りを奉げたり、人の運勢を予想(占い)したり、死者の魂を口寄せするなどの祈祷師(きとうし)的な役割をになっていました。
また、巫女は地域によっては「イタコ」とも呼ばれることがあり、この場合そのほとんどは盲目とされています。
ですので、本物の霊能者の特徴としては、まず巫女のような能力を持っているかが基準となります。
ここでは、その他の特徴についても紹介していきます。
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目次です。
本物の霊能者の特徴
先祖が巫女
まず前途しましたように本物の霊能者とは、巫女ですので性別で言うと女性の方が多くなります。
古来の巫女が現代に生きているということは、まずありえませんので、その子孫か、生まれ変わりが本物の霊能者と言えます。
自分は霊能者だと自称する人には、そうした自分が直系の子孫であることを証明してもらいます。
生まれ変わりの場合には、判断が難しいのですが、目が見えないなどの身体的特徴(イタコ)があるようなら本物の可能性が高いと言えるでしょう。
死者との対話ができる
また本物の霊能者は、死者との対話ができることと先に述べていますが、決して死者との対話ができたからといって簡単に信じてはいけません。
ちなみに、本物の霊能者である場合には、降霊術を使って死者との対話に臨むとされています。
しかし、自ら死者との対話ができる、と語る人物には注意が必要です。
それは、ウソをついている場合も多いからです。
アメリカの幽霊と対話できるとされていた少女(フォックス姉妹)も、後にあれはウソだったと語っていますし、
死者との対話方法には「テーブル・ターニング」という誰にでもできるものも存在しますし、その他にも「ウィジャ・ボード」などの死者の霊と交信する方法もあり「自動筆記」というものもあります。
そして、これらは全て科学で解明されており、死者との対話とは言えないインチキとされています。
ですので、死者との対話ができたからといって簡単に信用してはいけません。
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呪術が使える(拝み屋)
本物の霊能者の特徴としては、呪術が使えるとされ、それは魔術的な力、あるいは超自然的な力とも言われます。
四国の地方には「拝み屋」と言われる、シャーマンが数多く存在し、呪術的な力を持っているとされています。
拝み屋は、霊能力を持った祈祷師とも解釈されています。
しかし、最近では東京などの都心部でもこうした拝み屋が頻繁に見られ、芸能人が洗脳されお金を取られたという話も良く聞きます。
実際にはその拝み屋は、四国という激戦区から逃げてきたあまり優秀ではない拝み屋の可能性が高く、単に出稼ぎにきていると考えるべきで到底本物の力があるとは言えません。
もし都心部で拝み屋に出会った際には、騙されることがないように注意してください。
相談者の不安をむやみに煽らない
本物の霊能者の特徴とは何かと言いますと、相談に訪れた人の不安をむやみに煽らないことが、あげられます。
これは裏を返せば、バチやたたりという単語を連発する人物は信用してはいけないということになります。
また、全く見当外れなことを言う人も信用してはいけません。
先祖の悪行云々は殆どの場合、眉唾物です。
金運や結婚運などの話はしない
金運や結婚運など、殆どの人が興味関心を持つ事柄にばかり触れる人も同様です。
いわゆるインチキ霊能者だと、これらの事柄を繰り返し持ち出し、相談者を有頂天にさせたり、逆にどん底の気分にさせたりします。
尊大な態度をとらない
態度や仕草から真偽を見定める、という方法もあります。
やたら尊大な態度を取ったり、どうにでも解釈できるような発言で他人を煙に巻く人は、かなり怪しいと言えます。
相談者に対し、常に命令口調だというのも同様です。
上から目線で相手を論破し、言いなりにしようとしている可能性が高いと言えます。
修行経験や師匠についての話はしない
自分の能力を誇示するため、修行経験や師匠についての話を延々とすると言うのもしかりです。
これは自分が徳の高い霊能者だと思い込ませるためで、殆どの場合それは作り話です。
質問しても怒らない
質問をしたら怒り出すというのも、無条件で自分を信じろという意思の表れなので、これも怪しいと言えます。
本物の霊能者、その特徴の一つに、相談者が訊ねたことは、納得するまできちんと説明してくれるというのがあるからです。
また、異論を認めようとせず、あなたを家族や友人から遠ざけようとしてはいないでしょうか。
もしそうなら、今後関わることはしないほうがいいでしょう。
発言に一貫性が見られる
前に来たときと言っていることが全く違う、と言うのも要注意です。
発言に一貫性がないというのは、相談者を混乱させるための話術の一つなのです。
このため、最初に話したときは信用できそうだったのに、二度目には怪しいと感じたら、そこに行くのは控えた方が賢明となります。
本物の霊能者とは無用な不安を煽ることもなく、謙虚で親身に接してくれ、尚且つ発言に一貫性が見られるのが特徴なのです。
高額の謝礼は要求しない
要求される金銭などにも目を向ける必要があります。
高額のお札や開運グッズなどを売りつけようとする霊能者は、ほぼインチキとなっています。
本物の霊能者で高額の謝礼を要求する、という人はあまりいませんので、そこも忘れずに確認しておきましょう。
苦痛を伴う儀式はしない
本物の霊能者の特徴としては、相談者に対して苦痛を伴う儀式はしないというのが挙げられます。
苦痛や羞恥心を伴う儀式というのは、一般的に敬遠されがちですが、一度でもこの儀式を受けてしまった人はこの受けた苦しみを正しいとするために、これを行った集団を重要視する傾向があります。
ではなぜ、重要視してしまうのかと言えば、それは人間の自己防衛の一種「自己正当化」が行われるためとされています。
つまり、この儀式を行った人は偽の霊能者に洗脳(マインドコントロール)されてしまうようです。
また、こうした儀式を行う集団のほとんどは、仲間意識を強くしたい、といった思惑もあり、忠誠心を高めようとしているとも言われています。
もしこうした状況になったときは、本当にこの儀式は必要なのか、と自身で考え判断することが大事です。
奇跡を起こすとは言わない
本物の霊能者の特徴としては、奇跡を起こすなど、自分が超能力を持っていることを本来ならあまり言わないし自慢もしません。
しかし、カルト集団や偽の霊能者になると「自分には神の力(奇跡を起こす力)がある」と宣言し、大勢の人の前で本当に神の力があるように錯覚させます。
何かを予言したり、不治の病を治して見せたりすることで、自分は崇拝の対象であると語り、同時に疑いの目で見てはならないとあなたを洗脳(マインドコントロール)します。
従って、本当に力があるのかについては、しっかりと自分の目で確かめる必要があり、確かめるまでは、どんな奇跡を見せられてもそれは、妄想あるいはインチキに過ぎず信用してはいけません。
最後に
本物の霊能者に会いたいと思うのであれば、まずは霊能者を名乗る人と話をしてみましょう。
そして先ほど説明した事柄と見比べて、殆ど当てはまるという人は、詐欺師か何かだと考えて差し支えありません。
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