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死後の世界(あの世)はあるのか?

投稿日:2016年7月13日 更新日:

 

死んだ後に人が行くと言われている世界が、死後の世界です。

死後の世界は「あの世」と呼ばれることも多く、意味としては同じ解釈がされています。

仏教では、あの世と呼ばれ、円筒形の巨大な島に例えられることが多いです。

キリスト教では、天国と呼ばれ

最高神オーディンにより戦場で勇敢に戦って、死んだ兵士を招かれる大広間

とされています。

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死後の世界について

 

死後の世界の存在については、多くの人がその存在を信じており、臨死体験(りんしたいけん)をして死後の世界、いわゆるあの世を見たという人も少なくないのですが、それを証明することはできません。

しかし、死後の世界を見たという人には、面白いことに共通する臨死体験が存在しています。

臨死体験

そもそも臨死体験とは、病気あるいは事故などにより瀕死(ひんし)の状態にまで追い込まれ、呼吸、心拍の一方が止まる、あるいはどちらも停止した状態で、意識だけが回復した時に起こる、奇妙な体験のことです。

まず、臨死体験者は生死をさまよう中で多くの人がトンネルを目撃し、その先に何かの光を見ています。

そして、魂(意識)だけが肉体から抜ける、幽体離脱が起こり、病院において周りの人達と一緒に自分の肉体を眺めています。

いわゆる、魂が肉体を離れた状態です。

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そして、天使(守護天使)が現われて、死んだ後の世界へと導いてくれます。

臨死体験者の多くは、身体から魂が抜けだして自分の身体を外側から眺めていますので、死んだ直後に嘆き悲しむ家族や、看病してくれた人たちの様子を見ています。

それらの人たちに対して、ほとんどの臨死体験者は語りかけたり、触ろうと行動を起している、という点も共通しています。

しかし、魂だけの存在となっていますので、その行為は意味を成しません。

ちなみに、魂だけになった状態は3次元の世界(現在の世界)から抜け出した、4次元や5次元の世界とも言われます。

5次元の世界では、時間を自由に行き来することができるため未来に行ったり、過去に行くことも可能です。

よく言われるのが、臨死体験者は時空を越え未来の自分に逢ったり、過去の自分に逢い危険な状態の自分を守った(救った)などという話です。

ですが、このような体験をした臨死体験者でも、実際のところ死んだ後にどうなるのかはわからないようです。

しかし、臨死体験をして一時的に死んだ多くの人が、死後は「無」ではなく別の世界があったと、あの世の存在を語っています。

この事実は、死後の世界の存在証明のひとつとなります。

魂の重さ

アメリカの医師(ダンカン・マクドゥーガル)による過去の臨床実験によると、

人間は死ぬと21g軽くなる

ということが科学的に証明されています。

そして、その21gが人間の魂の重さではないのかとも考えられていました。

しかしながら、この実験では、人からはこうした結果が得られたのですが、同様の実験を動物(犬)で行った場合には実験に失敗したために、科学界から「犬には汗腺がないからだ」と指摘されてしまうのです。

その後、この事実はないものとされてしまいます。

つまり、魂の存在は未だに科学では証明できていないのが現状です。

人間の肉体の寿命

また人間の肉体には生存期間が存在しており、MAX生きられても100年程度であるという事実を誰もが知っていますし、脳もその事実を認識しています。

しかし、魂に関しては、一生生き続けるものと考える人が多いのが現実です。

肉体はこの世に残り、精神(魂)はあの世に行くという考えです。

そして、仮に肉体の生存期間を全うしたのちの魂の居場所があの世であるなら、死後の世界は存在するとも言えるのです。

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死後の世界(あの世)を考察する

 

死後の世界(あの世)とはどのようなものなのか、誰でも1度は考えたことがあると思います。

しかし普通に生きていれば、あまり深くは考えることがないものでもあります。

ここでは、仏教とキリスト教の二つの教えから死後の世界を考察してみます。

仏教の教え

例えば仏教では輪廻転生の価値観が用いられており、人は亡くなっても別の何かに生まれ変わるとされています。

そして輪廻転生をする中で徳を積む(良いことをする)と魂が解脱(げだつ)して、極楽浄土に行けるといわれています。

しかし、逆に悪行ばかりを重ねると地獄へ堕ちるとされています。

この極楽浄土や地獄という死後の世界のことを、人は「あの世」と呼びます。

キリスト教の教え

仏教に並ぶ世界的宗教であるキリスト教の教えもみてみましょう。

キリスト教では、人間は基本的に罪なものとして認識されています。

しかし、神に許しを請い、悔い改めることで、死後は天国にいけるとされています。

ただ、それをしなかったものは地獄へ堕ちます。

まとめ

この2つの宗教でよく似ているのは、生前良いことをした人間は幸せになり、悪いことをした人間は不幸になるという点です。

しかし、実際は「あの世」に行って帰ってきた人間などいないのですから、そこがどのような場所なのか、そもそも存在するのかどうかさえ分からないのです。

ですが、人間にとって“分からない”ということほど怖いものはありません。

古代の人々も死後の世界に恐怖を感じていたのでしょう。

つまり古代の人々は、死の恐怖から逃れるために「あの世」や「天国」を作ったとも考えられるのです。

その他にも3つの説が挙げられます。

 

詐欺師・ペテン師説

死の恐怖に怯える人達、そこに颯爽(さっそう)と現れた演説が上手でカリスマ性の高い人間があの世のことを、分かりやすく、ドラマチックに説けば誰もがその教えを信じ、そこに救いを求めるようになるのは当然のことです。

犯罪の抑止効果説

また法律という抑止力が無かった時代は、例えば「悪いことをすると閻魔様に舌を切られるよ」と子どもに教えることで、犯罪を抑止していたのではないかと考えられます。

生者の幻説

更に故人が、あの世で幸せに暮らしていると思うことで生者は救われることから、死後の世界とは生者が考え出した幻にすぎない、ということも考えられます。

 

最後に

 

決して死後の世界が存在していないとはいいません。

存在しているのかもしれません。

しかし、その真意は文字通り死んだ後でないと分からないので、今を生きる者が何をどう説いたところで、真実は見えません。

各宗教の教えや個人の自由な思想の元に、何を信じるかは自由です。

信じる者は救われる…という言葉の通り、自分の考えに合ったものを信じることにより、精神的に安定するのであればそれで構わないのです。

但し、自分の価値観を他者に強引に押し付けることは辞めましょう。

それぞれの価値観の中にある死後の世界を想うことが、大切なのです。

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