狐がついてる人は、いわゆる「狐憑き」で、昔は常軌を逸した人達のことを「狐が憑いている」”狐憑き”と呼び、忌み嫌っていたとも言われています。
スピリチュアル的に見ると、動物霊の中でも代表的なのは「狐」でして、憑依などもこの狐憑きが原因であることが多いようです。
ここでは、そんな狐がついてる人(狐憑き)の特徴について紹介します。
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目次です。
狐がついてる人(狐憑き)の特徴
一般的な俗説
まず「狐がついてる」とは、動物霊に取り憑かれているということを表しています。
動物霊には狐以外にも狸とか狼、蛇など多種多様なものがありますが、その中でも狐の霊は人間にとりつく代表的なもので、取り憑かれた人間には様々な特徴が現れる、とスピリチュアルな面から見た場合には言われています。
しかし、一般的、常識的に考えると狐がついてる人(狐憑き)の症状のそのほとんどは、精神疾患が原因とされる場合が多いです。
ではなぜ、精神疾患を狐がついていると思っていたのかですが、
そもそも日本で狐は、霊威ある動物(力を持つ)として昔から祀られており、狐に対して信仰が深かったと言われています。
そのような経緯から、昔の人は精神面に異常をきたした人を狐がついてる人(狐憑き)としていたようです。
それにより「狐憑き」が広まったようです。
狐憑きの主な症状としては、幻聴、妄想などがありますが酷い場合には、手足のけいれん、意識のない状態で手足をばたつかせたり、部屋中を飛び跳ね転げ回る。
顔面の麻痺による、目を引きつらせる症状。
そして、唇を突き出す症状で、その様相から「狐憑き」と呼ばれたとされています。
アメリカ映画では、「エクソシスト」なる悪魔が取りついたとされる症状が日本の「狐憑き」と同様のものとして有名で、この症状は「抗NMDA受容体抗体脳炎」という病気の症状だったと言われています。
ただ、抗NMDA(エヌ・エム・ディー・エー)受容体脳炎、以外にも足をばたつかせたり、急に飛び上がったりする症状を伴う病気は他にもあるようなので全てがこの病気だとは言えないようですが、
抗NMDA(エヌ・エム・ディー・エー)受容体脳炎は、発症率もそれほど低くない病気とされています。
スピリチュアル
狐がついてる人(狐憑き)の特徴をスピリチュアル的に見ると、多くの人に共通しているのは、やはりキツネ目です。
キツネ目というのは目が吊り上がった状態のことですが、狐がついている人は目が吊り上がる傾向にあるのです。
除霊をして狐の霊を取り払うと、吊り上がっていた目が元の優しい状態に戻るわけですが、本人でもはっきりと自覚できるほど見た目に大きな違いが出ることが多いようです。
行動に変化が起こることも
狐がついてる人(狐憑き)は、それまでの行動とは違った特異な言動をするようになるという特徴があります。
必ずしも言動が明らかに変わるというわけではありませんが、これまでギャンブルなどは一切しなかった人なのにギャンブルにハマってしまう人は多いようです。
なぜ狐とギャンブルに関係があるのかは謎ですが、パチンコに行くと実際に狐がついている人がたくさんいると言われています。
そうした狐の霊はパチンコショップの周辺にもウロウロしていることがあるので、アパートやマンションを借りる際には、できればパチンコ屋のそばは避けたほうが無難です。
狐に取り憑かれる原因とは?
狐は動物霊の中でも代表的なものですが、人の恨みなどマイナスの感情が狐の霊に変化し、その人に憑りつくと言われています。
実際に恨みを買っていた人だけでなく、精神状態が不安定で弱くなっていると、そうした心の隙間に狐の霊が入り込んでしまう事もあるので、狐がついている人は必ずしも他人から多大なる恨みを買っていた人というわけではありません。
狐の霊はどんな場所にもいますが、その中でも特に、神社やギャンブル施設などには多くいる特徴があるので、むやみやたらに足を運ぶことは、できるだけ避けるようにしましょう。
神社には本来なら神様がいるはずなのですが、時として神が不在の神社も存在しています。
そうした所だと、キツネの霊が神のフリをしていることがあり、そこへ足を運ぶと精神状態によっては取り憑かれてしまう事になりかねないのです。
もしも自分の見た目がキツくなったなと感じたり、言動がそれまでとは変わったと感じる場合には、もしかしたら狐がついているかもしれません。
一度除霊ができる、スピリチュアルな専門家に相談するのも良いかもしれません。
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声が聞こえる
狐がついてる人(狐憑き)の特徴としては、狐などの動物達の声が聞こえるという場合もあります。
しかし、現代での解釈としてはこれは、メンタル面の病気を抱えていることが多いとも言われています。
「狐の声が聞こえる、語りかけてくる」「動物達が話しかけてくる」のは、幻聴、妄想などの精神症状だとも考えられるようです。
いわゆる「うつ病」や「統合失調症」「パニック障害」などの精神疾患の可能性があるのかもしれません。
これらの症状は、スピリチュアル的に見た場合には、除霊やお祓いなどで解決するのですが、除霊やお祓いでも症状が改善されないのは精神疾患なのかもしれません。
精神面の病気を発症しやすい人としては、現状が上手く行っていなくて、苦労していてストレスを抱えていることが多いようです。
そして、そのストレスが限界を超えると、精神疾患を発症することがあると言われています。
つまり、悩みを抱えている人や悩みやすい人といったところでしょうか。
抗NMDA受容体脳炎
狐がついてる人(狐憑き)の特徴としては、抗NMDA受容体脳炎が挙げられます。
アメリカ映画「エクソシスト」では、悪魔が取り憑いたとされる少女と神父が戦うシーンが有名ですが、その元になったのが「抗NMDA受容体脳炎」とされています。
抗NMDA受容体脳炎とは、意識がないのに、激しく手足をばたつかせたり口を突き出すなどの症状が突然現れる病気です。
最初は風邪の症状から始まり、徐々に精神に異常をきたします(幻覚、幻聴、妄想、興奮など)。
その後、昏睡状態となり「エクソシスト」の少女のような症状が出てくるとされています。
また、治療による回復には数年はかかるとされていて、無事に回復したとしても記憶障害があるのも特徴とされています。
最後に
狐に憑かれやすい人(狐憑き)は、精神面のトラブルを抱えがちです。
日頃からストレスを溜めない工夫が必要です。
日本のことわざに「馬鹿は風邪を引かない」という例え話がありますが、それと一緒であまりにも物事を考えすぎるのは身体に良くないのかもしれません。
ときにはバカになって、辛い出来事などを忘れることも必要です。
真面目で冷静な人ほど、精神面のトラブルを抱えやすいからです。
気をつけましょう。
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