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矜持と矜恃がそれぞれ持つ意味について

      2016/10/09

 

矜持と矜恃は並べてしまうと混乱を招く言葉です。

読み方は「きょうじ」慣用読みで「きんじ」と読みます。

使用している感じが似通っている上に、読み方も同じと来れば、大人でも混同してしまうのは無理もありません。

しかし、両者は意味が異なるのです。

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矜持と矜恃の意味

 

矜恃

まず、矜恃とは一般的な意味で自尊心、つまりはプライドを表すものとされています。

小説などでたびたび用いられる表現に「矜恃を持つ」というのがあるので、普段使わなくても、前後の内容から何となく意味を察している人が多いのが現状です。

矜持

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では、矜持の方は使用する文字を一つ変えただけの同義語なのかと言えば、そうではありません。

こちらには自分を抑える、または自分を飾り、尊大に構えるとの意が込められています。

なぜ、似たようなものなのにこんな差が生じたのかと言えば、漢字の持つ意味が強く影響しているからです。

漢字の持つ意味

「矜」には自負し誇る、「恃」はたのむとも読み、力にして頼ることを表しています。

では、矜持の方はどうなのかと言えば、自尊心を持ちながらも自らを律するという意が込められているもの、と言えます。

これらを分かりやすく区別するとすれば、矜恃は自らの意識が外見上にも溢れていて堂々としている人を表し、矜持は外面からはそれを察することはできないが、内面は溢れんばかりの自尊心を抱えている人、となります。

いずれにしても、それを現すに相応しい実力がなければ、虚しいものだと言えます。

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矜持や矜恃は時代の流れで混同された言葉

 

どんな物事も永久不変ということはなく、言葉もまた時代の流れと共に廃れたり解釈が変更される傾向にあります。

これは「貴様」という言葉が戦前は、丁寧語に含まれていたことからも明らかです。

これは字面だけを見れば貴いに様がついているのですから、何となく察せられるのですが、現代におけるニュアンスは相手を罵倒するときに使う言葉というものです。

矜持や矜恃についてもこれが当てはまります。

混同された言葉

矜持や矜恃は、あまり使わなくなった言葉で、しかも読みが同じで使用する漢字まで似ているため、いつしか混同されるようになり、しかも意味が分からなくなったというのが実情です。

まだプライドや職人としての意地を表すものとして使用される後者の方が、一般的になじみがあるため、それを使用する局面では間違えないようにしましょう。

これは国語辞典をひもといても使用する漢字を変えただけだ、と説明されていることが多いため、仕方のない側面もあります(最近の国語辞典は常用漢字を優先させることが多いため、この手の話は、そんなに珍しいものではないのです)。

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