「友達なんていらない」と思ったことはないでしょうか。
常に友達と一緒に行動する方が落ち着くという人もいれば、孤独を好む人もいます。
ただ日本のような横並び社会では、友達が多くコミュニケーション能力が高い人が受け入れられる傾向が強いです。
なので友達がいない、あるいは少ない、いらないというのは、コミュニケーション能力が低いためと周囲からは見られることも多いですが、実際は違うということもあります。
では、友達がいらない人とはどのような特徴を兼ね備えているのでしょうか。
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目次です。
友達がいらない人の特徴
一般的な俗説
まず、友達がいらないという心理状態はどのようにして起こるのでしょうか。
それには、なぜ人は友達を作らないといけないのかということから解明しなければなりません。
友達を作らなければならない理由は、友達がいることが正しいという認識や集団から浮くことを極端に恐れる心理が関係しています。
また、友達がいないことで「周囲から嫌われているのでは」ということを思われるのが恥ずかしい、親和欲求を欲するために友達を求めるなどもあります。
つまり、友達とは不安を解消するものであり、友達を積極的に作る人は強い不安を抱えていると考えられ、友達が欲しいのは、そうした人達からの愛情で自分が安心したいという心理が隠れています。
従って、友達がいらない人というのは、そうした人達からの愛情を求めなくても、一人きりで安心できる力(孤独力)を持っており、自分の存在を愛していて自分に自信があるのが特徴です。
ただそのせいで、自己愛が強く他人に興味がないなどの特徴があります。
自己中心的な性格でもあり、周囲との協調性に欠け、空気が読めない発言をしてしまうことも多々あります。
彼らが大人になると、アスペルガー症候群などの自閉症スクラムを疑われることが多くなるのも特徴の一つです。
中には、人見知りや対人恐怖症、人といると疲れるといった場合もあります。
基本的には自分と対話することが多く、他者とのコミュニケーションをとることが苦手ですが、友達がいないことで周囲の影響を受けにくく、自分本来の生き方、信念を貫くことができます。
組織に属することなく、フリーランス、ノマド的な働き方をしたり、やりたい仕事がない場合には自分でつくるなど大人になってからも比較的自由な生き方をする人が多いです。
「寂しい」という感情の欠如
友達がいらない人は「寂しい」という感情が欠如している人です。
周りを見て羨ましいと思ったり、仲間でワイワイと騒いだりすることに楽しさを見出だせない人です。
特に感情が揺り動かされることはありませんので、敢えて自ら友達を作ろうと行動を起こすことはありません。
ですので、何かきっかけがあって話しかけられたとしても、それ以上自分のテリトリーに人を踏み込ませないようなオーラを発してしまうのです。
もちろん楽しく会話を続けようという気持ちもありません。
ただし、知り合いが皆無というわけではなく、心から信頼出来る人や頻繁に連絡をする人がいないというだけです。
さらに、仕事や勉強が出来ないという訳ではありませんので、見た目では分かりません。
ただし、交友関係が重要なカギになってくるような仕事は向いていません。
自分のためだけに頑張ることが出来る
次に、友達がいらない人の特徴として、自分のためだけに頑張ることが出来るという点が挙げられます。
愛する人や友達がいると普段以上に力が増すということがありますが、友達がいらない人は自分のためだけに最大限の力を出すことが可能なのです。
他人に興味がないので、自分がどう思うかだけを判断材料にして物事を進めることが出来ます。
合理的にプロジェクトを進めることが出来ますので、仕事上のパートナーとしては非常に良いと言えるかもしれません。
ただ、頼ることも頼られることも苦手なタイプが多いので、二人三脚を求められるような仕事になりますと、上手く意思の疎通が図れないという弊害もあります。
仕事を例にしましたが、学校でも同じです。
何かと仲間を作って行動することが多い学校生活では、コミュニケーションが下手な人として教師から心配されていたこともあるでしょう。
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自分一人で完結する趣味を好む
また、自分一人で完結する趣味を好む人も、友達がいらないと言えるでしょう。
誰かと協力したり対戦したりする必要がないので、自然と一人でいるのを好むようになるのです。
このような場合、相手の気持ち表情を読むことが出来ないことが多いので、上手く会話が出来ないがゆえに一人を好むといったこともあるかもしれません。
自分の気持ちしか考えられないのです。
ただ、一人で出来る趣味が必ずしもインドアとは限りません。
アウトドア派だけれど、一人で楽しむことが好きという人もいます。
アスペルガー症候群
友達がいらない人の特徴としては、アスペルガー症候群が挙げられます。
「アスペルガー症候群」とは、自閉症スクラムや広汎性発達障害とも呼ばれることもありますが、症状としては、主に社交的な問題であり集団に馴染めない、相手に合わせるのが苦手などでほとんど普通の人と変わりありません。
従って、アスペルガー症候群の人は成人するまでは、自分や周囲もそうした問題に気づかないことが多いです。
しかし、就職して組織に入ると問題行動が指摘されるようになります。
特に社会性の面に問題あり、と見られてしまうのです。
知能や言語的には問題なく、ただ相手の気持ちがわからないという「共感性」の欠如が見られると言います。
そのためアスペルガー症候群の人は、コミュニケーション能力が低いとされています。
つまり、アスペルガー症候群の人はコミュニケーションの問題を抱えることで、結果として友達を欲しなくなるのです。
彼らは、自分の興味ある話をするのは好きで、一方的になりがちですが、自分の興味のない話をふられると、反応が薄い、あるいは無反応などの言動をとってしまいます。
彼らは、基本的に聞き役になるのは苦手なのです。
狭い分野では成功しやすい
そんなアスペルガー症候群ですが、自分の性質を理解した上での仕事を見つければ社会的に成功する確率は高いとされています。
理由としては、自分の関心があるものに対しては強く執着する点が挙げられ、実際、医者や法律家、研究者などの専門技術を持つ人達には多いと言います。
また、普通の人とは発想も異なる点で、斬新なアイデアを生み出すことで経営者としての才能を発揮することもあります。
ストイックな人
友達がいらない人の特徴としては、ストイックな人です。
世の中には様々な考え方があり、友達がいては高みに登れないという考え方もあります。
協調や協力などの俗に言う馴れ合いは、彼らにとっては邪魔で必要ないものです。
そのために1人でいることを好み、あえて友達を作らない、いらない、という考えに至ったと考えられます。
自分の目的を見いだした人は、その目的を達成するために手段を選びません。
彼らは、ストイックであるがために様々なものを断念すると言います。
その姿は冷徹、あるいは無愛想で人情味に欠けるかもしれませんが、それは悟りの境地に達したのかもしれません。
彼らにはストイックでいなければならない理由があり、そのために友達を捨て、常に身軽でいることを選んだ人だと言えます。
最後に
以上、友達がいらない人の特徴について紹介してきましたが、どうでしたか。
友達がいらないというのは、一見すると寂しい人でかわいそうという風にも見えますが、逆に友達が多く誰からも好かれる人というのは、悪人からも好かれ、善人からも好かれます。
つまり、気をつけなければならないのは、友達を欲しない人ではなく常に友達を欲する人なのです。
また友達が多いことは一般的には良いイメージを持ちますが、一方でそれは自分とは考え方が合わない人とも共存させようとする一種のマインドコントロールのようなものです。
これにより、自分というものを見失い、集団に合わせることだけに特化した人間になってしまいます。
相手に頼ったり、群れることは、ほどほどにしなければ何に対しても自分で考えることができない、ダメ人間が出来上がってしまいます。
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