インターネットを使う上で「ggrks」という、ネットスラング(ネット上の遊び言葉:中傷や煽りが多い)を見たことはありませんか。
これは「ググれカス」という言葉の略語です。
またこの言葉は、ネットスラング用語の中でも人気があるようでこの言葉がプリントされた、Tシャツやマグカップも販売されています。
ここでは、ググれカスの意味や使い方、ggrks対策について紹介します。
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ググれカスの意味や使い方
「ググれカス」の、まず“クグれ”というのは“ググる”の命令形であり、これは、Googleなどのインターネット上にある検索エンジンを利用して、分からない言葉や知らないことなどについて調べるという意味です。
そして、これに“カス”という他者を貶す(けなす)際に用いられる言葉を合わせたものが「ググれカス」です。
つまり、インターネット上の掲示板やSNS、チャットなどにおいて、少し調べれば分かるようなことを安直に質問したユーザーに対して浴びせられたり、あおりとして使われるのがggrks=ググれカスなのです。
使い方
使い方としては「〇〇(有名外食チェーン店)の本店って何処だっけ」とインターネットで調べればすぐに分かるような言葉を発したユーザーに対して、「そのくらいggrks」などというような回答として使用されます。
これに対して「つhttp:~~」などとして、参照URLを提示するといった使い方も最近では多く見られるようになりました。
ちなみに、「つhttp:~~」の“つ”は差し出す手を意味しています。
これは、顔文字などでもよく用いられる表現なので覚えておくと色々と便利です。
「ググれカス」は権威者がよく使う言葉
また「ググれカス」は、ネットだけでなく現実世界でも使われることの多い言葉です。
現実世界では権威者、いわゆる上から目線の他人を見下す人達が、興奮したり、イライラしている時に使う言葉です。
この言葉は相手に威圧感を与えるだけでなく、相手に対して自分が支配権を持っていることを誇示する効果があります。
例えば、IT系の企業などでは部下が上司に対して、簡単なことを何度も質問したりすると怒って「何度も同じようなことを聞くな!ググれカス!!」と言われることがあります。
これはネットで使われる時とは違い、現実世界では相手を深く傷つけ、精神的なショックを与える、相手を侮辱する言葉になります。
現実世界に限らず、ネットでもこの言葉を使用することは控えた方がいいと思われます。
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「ググれカス」と言われなくするための対策について
このggrksは決して綺麗な言葉とは言えませんが、ネットスラングにはこのような言葉は多く存在します。
インターネット上でこれらの言葉を浴びせられないようにするためにも、意味や使い方を正しく理解し、極力これらの標的にならないように自己防衛するのもインターネットを上手に利用していく上でのコツです。
従って、掲示板やチャットなどの交流を通して自分が知らない言葉を目にした際は、すぐに質問することは避け、まずはGoogleなどで調べてみましょう。
今はわざわざパソコンを使わなくても、スマートフォンで簡単に検索出来るようになったので、すぐに調べられます。
そして、調べてみても分からなかったときは「ググッても分からなかったんだけど~」など、自分で出来る範囲では調べてみたけれど分からなかったという意味の言葉を予め置いてから質問をしましょう。
こうすることにより「ググれカス」などという言葉を浴びずに済みますし、親切なユーザーから的確なアドバイスや答えを教えてもらえる可能性が高くなります。
逆に「コイツ、もうちょっと調べてから質問しろよ」というユーザーをみかけた際はggrksと言いたくなりますが、出来るだけ優しく、適切なアドバイスや参照となるURLを提示することにより余計な軋轢(あきれつ:争い)を回避することが出来るでしょう。
最後に
以上、ググれカスの意味や使い方、対策について紹介してきましたが、やはりネットでこうした言葉ばかり使っていると日常生活にもそれがふと出てしまうものです。
職場などでそれが出れば、相手を傷つけてしまいます。
日頃から、冷静になって書いたものを見直すなど、ネットに文章を載せる時は気をつけることが大事です。
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