リスペクト(respect)とは、基本的には相手に対して「敬意を表したり」「尊敬する」などの意味があります。
辞典には、
尊敬。敬意。また、それを表すこと。
と記されています。
相手への憧れから自分もそのようになりたい、表現したい、という気持ちを表すための一言の日本語が思い浮かばない時に、カタカナ語の「リスペクト」という言葉で伝えます。
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リスペクトの意味と使い方
リスペクトの意味は、辞典にも記してあるように基本は「尊敬・敬意」となっています。
類義語には、敬愛、敬服、崇拝などが挙げられます。
「敬愛」や「敬服」は敬意や尊敬、賞賛を意味し、「崇拝」となると深い愛と尊敬の意味があり、愛が強いといった印象です。
このことからもわかるように、リスペクトにも少なからず「愛」という意味が込められています。
従って、愛するがゆえの尊敬、敬意なのです。
この言葉を使う人は、人に限らずその対象を「愛している」と考えていいでしょう。
日本サッカー協会
また、日本サッカー協会は、この言葉の重要性を認識し下記のように捉えています。
リスペクトの本質を、常に全力を尽くしてプレーすること、そしてそれはフェアプレーの原点であるととらえています。
仲間、対戦相手、審判、指導者、用具、施設、保護者、大会関係者、サポーター、競技規則、サッカーというゲームの精神、それらサッカーを取り巻くあらゆるいろいろな関係の中でとらえていきたいと考え、「大切に思うこと」としました。
出典:日本サッカー協会
なので、リスペクトは全力で頑張る人、フェア精神に溢れる人を意味する場合もあります。
実際、リスペクトされる人というのは、誰から見ても優れた人であることが一般的です。
ですが、リスペクトする側から見てその人が理想的であれば、その人が不道徳であろうともリスペクトの対象となります。
使い方
*○○○○○には、リスペクトが入ります。
使い方の例としては、
- 「これは彼がベートーヴェンを○○○○○した結果生まれた作品である」
- 「私は昔と違い、今は両親をとても○○○○○しています」
- 「この作品への○○○○○が足りない」
などがあります。
この言葉は、人に限らず作品などに敬意を示す際にもよく使われます。
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対義語
対義語には、ディスリスペクトがあり「否定する」といった意味があります。
否定の対義語は「肯定」ですので、一度リスペクトした相手には言いなりになる、あるいは彼らの意見に賛成することが多いと考えられます。
カタカナ語は、なかなか相手に伝わりにくい言葉でもある
ただ、この単語はなかなか相手に伝わりにくく、どういった気持ちを伝えたいのかがわからない場合があります。
「敬意を表す」「尊敬する」などの日本語で言うことの方が相手に伝わる、と一般的に思われているカタカナ語のひとつです。
敬意・尊敬という言葉は、人間関係を築いていく際にとても重要です。
カタカナ語、一言で簡潔に伝わっている、と伝える側が思っていても、伝えられる側が真の意味をとらえることが出来ていなければ、芽生えた重要な感情が意味をなさないことになってしまいます。
ちなみに英語で、この言葉を使う場合には意味が異なります。
英語では「単純に相手が優れている」と思った場合とか、「評価する」といった場合に使うことが多いです。
なのでカタカナ語の意味と同じように使うと、なかなか相手に伝わらない、といったことになります。
最後に
円滑な人間関係を築いていく上で、言葉の捉え方は大切になってきます。
英語が話せることがどんどん重要になっていく社会で、日本人に対しては勿論、英語で伝える機会に本当の胸の内を言葉にする為にも、カタカナ語そして英語の適切な使い方が重要になってきています。
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