子供の名付けは、両親の「みんなから愛されるように」とか「元気に育って欲しい」などの子供への思いを名前にすることが多いと思います。
他にも、誕生月や季節にちなんで名付けることも多いです。
例えば、秋に生まれた子供には紅葉(もみじ)など、秋に関する名前をつけますが、響きや漢字が合わないときには一文字の「楓」を用いることがあります。
ここでは、この楓という名前の意味と様々な読み方について説明します。
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目次です。
楓という名前の意味と様々な読み方
「楓」は人名でよく使用される漢字ですが、特に女性名で使用されることが少なくありません。
中でも1996年から1997年までは、女性名でランキングベスト10に入っていたほど、人気のある名前です。
読み方
一般的に読み方としては「かえで」そのままとして使用されていることが多く、稀に「ふう」と音読みで読ませて男性名としてつけられることもあります。
意味
具体的な意味としては、秋に色づく樹木を思い起こす人が多く、別名「紅葉」といわれているのは有名です。
別名でも紅葉(もみじ)、あるいは紅葉(くれは)という人名で使う場合もあります。
なお、大本の漢字は日本ではなく中国からやって来ました。
中国では「フウ」と呼ばれる樹木が、風で種子や葉を飛ばしている姿から漢字が誕生したといわれています。
「フウ」と呼ばれる樹木はかえでとは異なりますが、秋に葉が色づき、カエデの葉に似ている為、日本でカエデの当て字になりました。
カエデは秋になると色づいて人々を魅了し、長年愛されていることから、長年多くの人に愛されるようにと意味をこめて名づける人が多いといわれています。
また、楓は平安時代の武将の妻の名前としても用いられており、古くからある人名でもあります。
楓は女性に限らず男性の名前としても愛されている
人気としては90年代後半から2000年代前半までは、ランキング100位以内には入っていましたが、最近はランキングに入っていません。
ただし、2000年代前半には男性の名前でも42位にランキングされており、男女ともに愛される名前と言えます。
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男性の場合
ただ、男性の場合は直接「楓(かえで)」と訓読みでつけることなく、「ふう」という音読みでつけている人が少なくありません。
「楓太(ふうた)」や「楓翔(ふうと、はやと)」と名づける人が増えています。
男性でも人々を魅了し、多くの人を愛し愛されるようにと意味をこめて名づける人も少なくありません。
苗字とのバランスを考えてつける場合もある
画数や読み方によって名づけた時の総画が決まりますが、苗字と名前のバランスを考えてつけている人が多いといいます。
必ずしも読み方にこだわる必要がなく、読む時にはある程度の自由がきく事は確かです。
ただ、将来子供が悩んでしまうような読み方はさせてはいけないのが、昨今の風潮となっています。
そのため、夫婦で真剣に考えて名づけている人や、友人や知人、占い師や親兄弟に相談して名づけている人も少なくありません。
最近では巨大掲示板やSNSを使って、名づけを募集している人も見かけるようになりました。
ある程度読みやすく子供の将来のためを思った名づけになることも多く、候補を探す時には便利とされています。
最後に
「楓」という漢字は、響きもよく、一般的なイメージとしては秋を連想させますが、別なイメージとしては、女性なら「美しさ」や「華やかさ」を強くイメージさせる漢字です。
従って、この名前には「美しく華やかに育ってほしい」という願いも含まれていることが考えられます。
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