「あの人はIQが高そう」とか「あの人はIQが低そう」などとよく言いますが、IQが高い人とは、いったいどのような人なのでしょうか。
学校では集団の中での優位性を示すものに「偏差値」がありますが、これと似たようなものと考えればわかりやすいです。
IQとは、つまり頭のレベル、知能を測った値です。
社会で成功するには、頭が良いことは必須で、学校や社会ではIQが高い人ほど優秀な人材とされるのが一般的です。
ここでは、そんなIQが高い人の特徴について紹介します。
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目次です。
IQが高い人の特徴
一般的な俗説
まず、IQが高い人とは一般的に考えると高学歴で頭のいい人です。
頭のいい人は、必然的にIQも高くなることが考えられるからです。
IQとは、そもそも学習能力や情報処理能力を測定したものを数値化したもので、「知能指数」と呼ばれます。
100を基準とし、この数値が高ければ高いほど知能が良いと評価されます。
IQが150もあれば、超優秀な人材とされます。
では、IQ150とはどれくらいすごいのか、これは、10歳の子供が15歳の子供の問題にほぼ答えられる数値とされています。
ちなみに、アルベルト・アインシュタインのIQは160~190とされていますので、10歳で16歳~19歳(大学生)の問題に答えられるわけです。
一方で、この数値が100よりも低い人は、知能が低いと判断されます。
IQが50~75といった場合には、軽度の知的障害が見られると言います。
ただ勘違いしてはいけないのですが、IQはその人の潜在能力的なものを示すものではないということです。
IQは、計測器にも左右されますし、そうした訓練を受けているとか、自分のコンディションにも大きく左右されるものということです。
従って、IQが高い人は勉強好き、要するに勉強家なのです。
このタイプは、頭がいいのでいい大学に進み、それなりの企業に就職することができます。
なので、将来は出世するタイプとも言えます。
当然、社会的地位も高くなり、収入も多く貰えるようになるのが特徴です。
またこうしたタイプは、情報処理能力に優れているので、物事を瞬時に理解できる能力を備えていることが多いです。
コミュニケーション能力も備えたタイプになると、臨機応変に対応し、瞬時に理解し、わかりやすく相手が理解できるように話すことも可能です。
日課として、読書を好む人が多いのも特徴で、読み書きが上手で誤字脱字が少ないのも特徴です。
幼少の頃から英才教育を受けていたとか、普通の発達段階よりも進んだ知性であったことなども一つの要因です。
モテる
IQが高い人は、異性からモテます。
特に男性の場合には、大人になってから女性にモテるということを経験することが増えるとされています。
これは、優秀な遺伝子を残したいという人間の本能からくるもので、IQが高い男性は、特に女性からモテるということが多いのです。
とても頭が良い
IQが高い人は、とても頭が良いです。
IQが高い人は、頭が良いので社会に出ると仕事をうまくこなす事が出来るかというと、実はそうでもありません。
コミュニケーション能力がないタイプだと、仕事をうまくこなす事が出来ない上に、社内での人間関係に亀裂が入ってしまいます。
何故、亀裂が入るのかというと一生懸命取り組んでいる人に対して、「作業が遅い」とか「時間がかかりすぎ」などといった、言ってはいけない事を言ってしまうからです。
そのために、周囲から敬遠され浮いた存在になります。
周囲から敬遠されると、決して社会の適応能力が高いとは言えません。
つまり勉強は出来るけど仕事は出来ず、人間関係も亀裂が生じてうまくいかない、というのが高いIQを持つ人が悩んでいる大きな特徴です。
的確に情報を処理できる
また、的確に情報を処理してくれるのも彼らの特徴です。
仕事が出来ない、と言っても機械の操作や情報の処理が絡んでいると別です。
IQが高い人は情報を的確に処理していく能力は非常に高いので、事務系の仕事に就くと持っている能力を大いに発揮できるので、ビジネス上では尊敬されます。
文章を読むのも得意で、読解力も高い、計算や数学的な能力にも秀でていますので、細かで単調な作業は得意です。
それでいて仕事でのミスも少なく、問題処理能力も高いとされています。
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機械に強い
IQが高い人の特徴としては、機械に強いことが挙げられます。
ビジネスでは新種のパソコンなどが発売されると、今持っている物から買いかえてしまう傾向にあります。
ただ、新しく買いかえたとしても、ほとんどが機械音痴です。
しかし、頭が良い人は説明書に記載されている専門用語をしっかりと理解する事が出来るので、部品を正しく組み立てて使いこなす事が出来ます。
すなわち、次から次へと機械が新しくなる現代で、頭が良い人は重宝されます。
専門分野は自慢し、他人ができないと強い口調で説教する
機械や情報関係なら得意分野なので、すぐに人に自慢し、強い口調で説教するのも彼らの特徴です。
パソコンで例を挙げると機械にあまり詳しくない人が、かろうじて部品の組み立てが完成して使用できる状態になっても頭が良い人にとっては、基本中の基本であるブラインドタッチが出来ない他、マウスをうまく扱うことが出来ないと、「こんな事も出来ないのか」、「マウスの操作はもちろんの事ブラインドタッチが出来ないとは、今の情報社会についていくことはできないぞ」、「パソコンを持っている資格がない」などと言った説教をしてしまいます。
結果、頭が良いという人の特徴はコミュニケーション能力に欠け、人間関係がうまくいかずに機械自慢を鼻に掛けて「機械をうまく扱えない」と説教するという、一見すると近寄りがたくありますが、情報を処理する能力は誰よりも長けているので、機械の操作や情報の処理が絡む仕事になると非常に頼りがいのある人物になります。
人間の友達が少ない、あるいは一人もいない、という事も頭が良い人の特徴です。
プライドが高く挫折に弱い
IQが高い人の特徴としては、プライドが高く挫折に弱いことが挙げられます。
勤勉である彼らは、常に成績もトップクラス、そんな彼らには「失敗した」という経験、免疫がありません。
なので、受験など、あるいは何か些細なことであっても失敗すると「もうダメだ…」などというように酷く落ち込みます。
これは高すぎるプライドも原因ですが、良い意味で、挫折することに慣れていないのです。
今まで優等生だった彼らは、こうした失敗を受け入れることができないので、結果として、ぐれたり、引きこもる、などの行動をとってしまいます。
優等生だった子供が、非行に走るのはそのためです。
親のプレッシャーなどが強い場合には、生きる意味さえ見いだせない状況に追い込まれる場合もあると言います。
両親が頭が良い
IQが高い人の特徴としては、両親が頭が良いことが挙げられます。
よく「蛙の子は蛙」と言いますが、やはり親が知的であれば子も知的です。
実際、IQ(知能)は、遺伝する率が比較的高いとされています。
従って、IQが高い人かどうかを見分けるのには、親の職業、学歴などを聞くのが無難です。
知能に関する研究結果
ドイツの心理学者である、ラインエールが知能に関する研究結果を発表しています。
それによると、
- 両親が優秀である場合には、優秀になる子供は71.5%の割合
- 両親が普通である場合には、優秀になる子供は18.6%の割合
- 両親が優秀ではない場合には、優秀になる子供は5.4%の割合
とされています。
ですが、必ずしも優秀な両親から優秀な子供が生まれる、というわけではなく、両親が優秀な場合でも、3.0%の割合で優秀ではない子供、残り25.5%の割合で普通の子供が生まれることもあります。
最後に
以上、IQが高い人の特徴について紹介してきましたが、どうでしたか。
IQが高い人は、勉強好きで記憶力とか、計算、情報処理能力にとても優れているのが特徴です。
ですが、IQが高いから良いとか、低いから悪いとかではなく、IQは学習障害がある子どもなどを判別するような際にも用いられることから、早熟度を測る指数でもあるのです。
しかし、実際には、遅れて頭角を現すタイプ(晩成型)もいるわけで、IQが高くないからとそう落ち込む必要もないのです。
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