人生には不安がつきものです。
病気、事故はもちろんのこと、学生時代でさえ、希望の学校に行けるのか心配で、学習塾に何件も行ったり、徹夜で勉強にいそしんだ人も多いでしょう。
怖いと感じるものは人それぞれですが、そのなかでも共感を持てるのは転職にまつわる恐怖でしょう。
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転職が怖い理由
自分が今いる職場は、本当に自分に相応しいのかと疑問を感じたり、パワハラ上司に愛想が尽きて、もう退職したいと考えている人は珍しくありません。
しかし、実際に転職に踏み切れる人は限られています。
「職安に行ったところで希望の職種があるとは限らない」
「給料が今いる職場より下がるかも知れないから」
など、二の足を踏む理由は複数あります。
中には面接に行くこと自体が怖いと感じている人もいるようです。
自分のような人間はどこに行っても受け入れてもらえないのではないか、就職活動中に失業保険が切れて、貯金も底をつくのではないか、と絶望的な未来図を想像する人もおります。
仮に希望した職種に就けたとしても、人間関係をまたゼロから構築しなければならないのが不安だと言う人もいます(退職理由の少なからずが、横暴な上司のパワハラです)。
では、転職活動には怖いと感じることしかないのかと言えば、そうでもありません。
嫌気がさした人間関係をリセットする機会になりますし、給料に対する不満を改善するチャンスにもなります。
黙って耐えたところで状況が改善された事例は殆どありませんから、現状を変化させたいと考えている人からすれば、新たな職場でやり直すことは、すなわち希望になります。
事実、抱えていた不満を解消できたという人は多数おりますし(最近は有効求人倍率がかなり改善されつつあります)、それまでと全く違う業種に身を転じたことにより、新しい世界が開けたと実感する人もまた大勢います。
無料で登録可能な転職支援サイトは、最近は複数あります。
今すぐに現在の職場を飛び出したいと感じている人も、収入の途絶で路頭に迷うという非常事態に直面せぬよう、退職する前にそこをのぞいてみると良いでしょう。
まとめ
不安を完全に消す手段はありません。
しかしそれを和らげたり、他人に相談することにより解決策を見出す方法はあります。
怖いものを素直に認め、それと向き合うことは人間的な成長にも繋がります。
最後の一歩を踏み出す勇気を求められるのは結局のところ自分ですが、その前にいろいろなものに目を通し、これが最善ではなくてもベターだと思われる結論を導き出すとよいでしょう。
転職が怖いと思っている人へ、「それは恐怖ばかりではない」との言葉を持って締めとします。
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転職が怖い場合の対策3つ
前途しましたように、仕事を辞めて職を変えることが怖いと思う場合の対策としては、他人に相談することが考えられますが他の対策もありますので、ここではその他の対処法について紹介します。
自分に怖くないと言い聞かせる
心理学のジェームス・ランゲ説に、
「悲しくなるから涙がでるのではない。涙がでるから悲しくなるのだ」
というものがありますが、この説を「転職が怖い」と思う心理に当てはめてみますと転職を怖い、怖いと思うから怖いと言えます。
「転職なんて怖くない」
と自分に言い聞かせてみて下さい。
少しは仕事を変える際の不安や恐怖がなくなるのではないでしょうか。
動機づけをする
また、転職するのが怖い場合には、しっかりとした動機づけを行うことで、怖いと思う恐怖心を振り切る「きっかけ」や「はずみ」となります。
動機とは、やる気、野望、エネルギーのことでもあり、何かを成し遂げる為には必要不可欠なものでもあります。
そしてこの動機が弱ければ恐怖を感じやすく、逆に動機が強ければ、恐怖はそれほど大きくはならないのです。
故に、転職するのが怖いと悩む人は、まず、仕事を変えることでこの後どのように変化するのか、自分にとってどのようなメリットがあるのか、などを考えます。
そして、このメリットが大きいと感じることができるのであれば、転職を怖いと思うことはなくなるはずです。
在職中に転職対策をする
さらに、しっかりとした転職対策を行うことで、仕事を辞めて、職を変える際の恐怖心を和らげる事が出来ます。
まず、基本ですが転職活動は在職中に行います。
求人に関しては出来るだけ多く集め、その中から自分の適職となるものを選びます。(自分の適職が分からない場合は、診断テストなどを一度受けてみることをおすすめします。)
仕事を探す際は、転職サイトやエージェントサイトを上手く活用し、大企業、もしくはメーカー企業(子会社)などを職場に選ぶことで、収入も安定するので将来に対する不安も軽減します。
最後に
仕事を辞めて、職を変える際は誰もが怖いと思うものです。
しかし、怖い、怖いと思っていても何も前には進みません。
また、どうしても仕事を辞めて、職を変えたい、と望むのなら自分に自己暗示をかけてみるのも一つの手です。
例えば、「絶対にこの仕事を辞めて、職を変える」と強く念じて実際に少しずつでも行動に移すことが出来れば、やる気が出てやがて転職している、というものです。
精神は行動にも作用します。
故に、転職が怖いと思ったなら、一度自己暗示をかけてみるのもいいかもしれません。
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