学校を卒業し希望をもって社会に踏み出した時、理想と現実がこんなにも違うのかといった場面に出くわすことは多いと思います。
学生時代に働いたという経験はアルバイトなどしかなく、正社員の経験を持っている方々は少ないです。
それゆえに夢と現実のギャップに違和感を覚えてしまうこともあります。
しかしそれはそれで良い経験をしたと考え、次のステップに向かって前進するようにしましょう。
何が足りなかったのか、どのようにすれば改善できるのかをよく考え、将来の道を模索していくことが大切です。
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休職するか転職するかで迷ったら
若い時は経験がないのは当たり前ですので、いったん休職して専門の学校へ行き知識を深め会社に戻るのか、それとも気分を一新させ転職に踏み切るのかはそれぞれの考え方次第です。
休職するにしても、その会社の制度がありますので、会社によく相談してから決めましょう。
何度も休職することはできません。
たいせつなことは目標を明確に持っておくことです。
それがなければあとで後悔することになります。
転職や休職についての考えかた
転職についても、目標を明確にすることは同様です。
そして、就職する時の面接で必ず聞かれる項目があります。
それは、何故当社を志望したのですか、という志望動機や志望理由です。
面接の際には、ステップアップのため、今の経験を活かしつつ次の仕事をすることで、人間力を養い能力を高めることができること、また会社への貢献についても触れることがコツとなります。
ただ会社のために転職するのではなく、あくまでも自分自身のステップアップだということを十分に認識しておきましょう。
家庭がある場合
家族をもっている方にとっては、転職や休職をする前の段階で、よく話し合って理解を得ておくことは言うまでもありません。
家庭がもめてしまっては生活が成り立たなくなってしまいます。
家庭内にいざこざがあれば次の仕事にも注力できず、結果として十分な成果をあげられない場合があります。
自分自身のため、家族のために将来このようになりたい、という明確な目標を立てておくことはこれからの成功につながります。
まとめ
なりたい自分を頭のなかだけで考えるのも良いですが、実際に、紙に書き出してそれを常に目につく場所に掲示しておくこともひとつの方法です。
人間は忘れやすい動物です。
初期の目標を忘れてしまうと、その後のモチベーションが続かなくなり、何をすれば良いかがあやふやになってしまいます。
友人や先輩などに将来の目標や夢を語り、そのためには何をしていくか、ということを話しても良いでしょう。
他人に話すことで、より目標を具現化できますし、アドバイスをもらえるかもしれません。
常に目標を意識した行動が必要となってきます。
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うつ病から復職した私の休職中の転職への考え方
うつ病から復職【体験談】
私は公務員として数十年真面目に働いてきました。
結婚もしており、子供も産まれた矢先のことです。
職場にて人事異動があり、これからは知らない町で今まで携わったことのない仕事をしなければならないことになりました。
異動してからは分からないことだらけです。
周りはやさしく指導してくれるのですが、歳のせいもあり、後輩などから教えて貰うことがストレスとなっていました。
しだいに手のひらや手の甲にしびれを感じるようになり、病院での診断の結果、うつ病と診断されたのです。
異動してから間もないのですが、うつ病と診断されてからは数ヶ月間休職させてもらい、休職中は「もう仕事を辞めて農業でもしようか」と妻に話しておりました。
しかしながら、妻には当然のように反対され、「仕事を辞めるなら私も出ていく」とまで言われ余計に落ち込んでいました。
自分でも今から農業を始めるのは無謀なこととは思ってはいましたが、うつ病の症状からか仕事をしたくないと思うようになっていたのです。
休職中は、毎日食っちゃ寝の生活でしたが、病院で処方された薬を飲むようになり少しは元気が出てきたようで、休職期間の終わり頃からは「また仕事を頑張ってみるか」といった気持ちになっていました。
その後うつ病から復職した私は、うつ病を再発することなく無事に仕事を続けています。
最後に
うつ病から復職した私ですが、休職中には何度も何度も仕事を辞めて何か別な仕事をしたいと考えていました。
ただ私は復職を選びました。
休職中に転職活動をする方もいるようですが、それは人それぞれで、私は休職中で体調が悪いのであればまずは病気を治すことが第一であると思います。
それからでも、転職活動をするのは遅くありません。
休職中はこれからの事が不安になります。
そして、一般的にこういった場合には、親や家族、上司や同僚、友達や知人などの様々な人に相談することと思います。
相談することは悪いことではありません。
相談することで悩みが解決することもあるからです。
ただこの時に、相談相手からのアドバイスを受けてアクションを起こした時の責任は人任せにしてはいけません。
誰々がこういった、ああいったから失敗したと、まるでアドバイスをした人が悪いというような言い方で、責任逃れをしようとする人も少なからずいるからです。
どんな事情があるにせよ、人からのアドバイスは提案でしかないのです。
この先の人生を決めるのは、自分しかいません。
誰のせいにもしてはいけないのです。
そして、自分で選んだ結果の責任は自分で負う、と覚悟して物事に取り組めば転職するにしても、転職しないにしても後悔することはないはずです。
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