一刻も早く仕事を辞めたい、退職したいと思ったなら、自分なりに辞める理屈をロジカルに考え、見つけ出しておくことが大切です。
会社を辞めたい、と考えるきっかけには、大きく分けて外的要因と個人的な事情があります。
外的な要因としては、たとえば職場や仕事絡みでの人間関係の問題のほか、仕事の内容や待遇についての理想と現実の大きなギャップ、といったものが考えらえれます。
結婚や出産、親の介護が必要に、といった生活環境の変化や、健康状態の悪化といった自分側の事情も、退職の原因となりえます。
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早く退職したい
事情はどうであれ、辞めることを真剣に考えている人は「できるだけ」早く退職したい、と思っているハズです。
漠然と「辞めようかな」と想像している程度なら、あえて退職する必要はないのかもしれません。
一方で、早く退職したいという切迫感を持つ場合の多くは、かなり深く悩んでいると考えられます。
その悩みには、前向きと後ろ向き、ふたつの方向があります。
前向きな悩み
前向きに「早く退職したい」けど「決心できない」理由としては、思い込みが強い場合がほとんどでしょう。
「自分は会社に必要なのではないか」とか「もう少し頑張れば状況は好転するのではないか」といった思考は、確かに前向きです。
けれど果たして本当にそのとおりなのか、を見極めるほうがいいでしょう。
どうせ前向きに悩むくらいなら、まずは退職することで自分が成功するイメージを確立しておいたほうがいいでしょう。
退職によってすでに成功した友人・知人の体験談を聞いたり、人生の方向転換によって新しい未来を切り開いた著名人の自伝などを読んでみるのも、よい刺激になります。
同時に、よけいな未練を断つべきです。
仲の良い同僚や取引先などに、さりげなく社内外での自分の評価を聞きこんでみましょう。
「自分が本当に必要とされているのか」を、しっかりと見極めるためです。
重要なのは、その質問に対する反応が是であれ否であれ、退職という決定事項で迷わないことです。
ポジティブな反応が来れば「新しい職場でもきっとやれる」自信につながりますし、対応がネガティブな場合には、思い切って開き直ってしまってもよいのです。
後ろ向きな悩み
こうした前向き感とは対照的に、後ろ向きに退職しにくいと感じてしまう主な原因としては、収入が断たれることへの不安が挙げられます。
「次の働き場所が見つかるだろうか。それまで生活していけるのか」などと、不安を抱くことは当然です。
けれどそれは明らかに、自分側の準備不足につながっています。
退職にあたっては、よほど条件の良い寿退社でもない限り、しばらくは働かなくても食べていけるだけの生活資金のストックが重要です。
できることなら、間を空けることなく仕事に就けるように、前職をこなしながら転職の方向性を模索しておくべきです。
あいまいな感情論で迷うよりロジカルに突き詰めていくことが、結果的には時間的にも精神的にも、そして肉体的にもロスの少ない退職につながるのです。
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早く仕事辞めたい、明日にでも辞めたい場合
通常で有れば、早く仕事を辞めたいと思っても自分の仕事の都合や会社の都合により、どうしても数ヶ月は掛かってしまいます。
何故なら、会社ではあなたが上司に「辞めます」と辞意を伝えてからでなければ、あなたの代わりとなる人材を雇うことができないからです。
要はハローワークや転職サイトなどに求人募集ができないのです。
更に、求人募集をしたところで直ぐに人材の確保ができるとも限りません。
そうなると、誰か代わりの方にあなたの仕事を引き継いでもらわなければならず、引き継ぎが終わるまで会社を辞める事ができなくなります。
しかし、本人がどうしても明日にでも辞めたいと望むのなら、会社側にあなたを縛る権利はありません。
もし、強引にでも「働け!」
と暴力行為にでも出るようなら、もうその会社とは関わることはしない方がいいでしょう。
会社に行き、上司に辞めると伝え退職願を渡して下さい。
そうすれば、2週間後もしくは3週間後に辞める事が可能です。
その間は有給休暇などで消化されます。
ただ、長期間その会社にお世話になった場合は、礼儀として会社に迷惑がないように引き継ぎまではする、という方が多いようです。
退職前後
前途しましたように、やはり仕事を辞める際は次の仕事に対する不安要素は無くしておきたいです。
その為、働きながらの転職活動が必要になるのですが、転職をする前に一度、転職の為の診断テストなどを受けてみるのもいいのではないでしょうか。
今の仕事の悩み(人間関係・仕事内容)や、このまま本当に仕事を辞めて転職してもいいのか、などの診断を無料でしてくれます。
故にこういったサービスを利用してから、本格的な転職活動を行うのが自分の為でもあります。
また、自分の性格や強み、向いている仕事も分かった上での転職は、自分でも納得したものになる場合が多いからです。
そして、仕事でも適職に就くことができ、転職する際のリスクを軽減できます。
最後に
今の仕事に将来性が全くなく、あなたがもうこんな仕事なんて早く辞めて安定した仕事がしたい、と望むのならそれはよいことです。
将来に希望や夢という、未来を見据えているからです。
しかし、仕事自体に何かしらの問題(今の仕事が適職ではなかったなど)があったり、体調面のことで問題がある場合は、しっかりとした対策をした上で転職をする事が大事です。
そして、これから先は「今までしてきたのはこんな仕事だから」と自分の仕事に閉じこもるのではなく、視野を広げて、角度を変えながら職を探すことが最終的には自分の得になります。
故に、幅広く視野を広げればキット自分の適職(天職)が見つかるはずです。
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