戸建住宅のインターホンの取り付けを行いましたので、そのやり方を紹介します。
元々は、松下電工のサインペット/ピンポンが付いていましたので、正確にはインターホンの交換になります。
ちなみに、私は電気工事士の資格を保有していますので、工事を行う事ができ、素人ではありません。
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インターホンの取り付け【交換】
今回取り付けるのは、パナソニックのお知らせチャイム、メロディサイン(EC5117WKP)です。
注意点としては、AC100Vの電源では使えませんし、トランス電源でも使えません。
要は、乾電池専用のインターホンになります。
価格も手頃で、テレビドアホンを取り付けるよりも節約できます。
昔のインターホンが故障した場合や、見栄えを気にする不動産賃貸業を営んでいる人にはおすすめです。(安くて見栄えが良いので)
では交換作業に入ります。
交換作業に必要な道具
まず必要な道具は、
- ドライバー(プラス・マイナス)
- ペンチ
- ニッパー
- カッターナイフ(電工ナイフ)
- 絶縁テープ
- テスター
- 脚立
- ライト(頭につけるタイプ)
- インターホン(パナソニック、EC5117WKP)
- 単3形乾電池(マンガン1本)
- チャイム用小型押釦(EG121)
になります。
交換作業
インターホンの交換作業をする場合は、元々付いているインターホンが乾電池タイプであれば、ブレーカーを切る必要はありません。
乾電池を取れば、電流は流れないからです。
このタイプは見た目から、乾電池タイプと判断できます。
しかし、カバーを取ると、中にはトランスが入っている事が確認でき、見にくいですが①と②がトランスのようです。
もし仮に①と②に電線が来ていた場合は、AC100Vが来ていることになります。
その場合は、しっかりとブレーカーを落として、交換作業を行って下さい。
そして、この場合、AC100Vを撤去するか、そのままAC100Vの電源で使えるタイプの、インターホンを購入する必要があります。
今回は、①と③に電線が来ているのでその心配はありません。
もし心配でしたら、電池を取ってテスターを①と③に当てて、電気が来ていないことを確認してみて下さい。
交換の際は、①と③が押しボタン(チャイム)になっていますので、このままインターホンを取り替えます。
黒は1に、白は2に繋げば問題ありません。(しっかりとネジを締める)
そして、最後に電池を入れます。
後は、チャイムを押してテストして下さい。
ここで音が鳴らなければ、どこかしらに問題があります。
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テスト
では早速、押してみます。
「あら・・・鳴らない」
「そうか、電池を入れ間違えたのかも」と、もう一度電池を確認して入れます。
「あれ・・・鳴らない」こうなったら、最後の手段として、テスターを使ってチャイムの側から電線の導通を計ります。
すると、どこからか聞きなれない音が流れてきます。
そう、インターホンの音です。
私は、電線の導通を見ようとして、スイッチを押した状態にしてしまったのです。
つい、いつもの癖で電源がない状態を想定して、導通を見てしまったのです。
電線の導通を見る場合には、必ず、電気が来ていない状態で確認して下さい。
そして、電線の導通が見たい場合には、インターホン側の電線を機器からはなし、黒と白をくっつけてチャイム側で導通を確認します。
電線がどこかで断線していた場合は、テスターが反応しませんので電線の断線が確認できます。
前途しましたように、私がした方法は、間違った使用方法ですが、インターホンの音が鳴ったことで原因は判明しました。
そう、押釦(チャイム)が原因です。
詳しく言うと、チャイムの指で押す部分が壊れていたのです。
押釦(チャイム)の交換
では、押釦(チャイム)の交換をしたいと思います。
まず、この画像、これはカバーを開けて押釦(チャイム)を取り替えた画像になります。
交換の際は、電線を外し、本体に付いているネジ2本を外し、新品の押釦(チャイム)を同じように取り付けて下さい。
上の画像をよく見ると、電線の被覆に少し傷がついています。
このような場合、本当は電線を引っ張り出して、新しくしたいのですが、電線に余裕がなく、そこまで出来ません。
ですので、被覆に少し傷がある場合には、絶縁テープを張っておきます。
そして、ネジを締める際に、電線にペンチで、曲げ加工を施すのですが、この画像では向きが両方とも逆になっています。
本来は、右ネジの法則に従って向きを合わせます。
今回は、屋外で電圧や電流も低く、電線にも余裕がないのでこのまま使いますが、電圧や電流が高い場所や屋内では、しっかりと右ネジの法則で曲げ加工を施して下さい。
振動でネジが緩むとショートする場合があります。
しっかりとネジを締めたら、後はカバーをして完成です。
最後に
インターホンを交換する場合は、一式、取り替えることをおすすめします。
後になって、原因を探すのは本当に疲れるからです。
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