私たちの生活の中において、冷蔵庫やテレビ、スマホやパソコンなどの電化製品は必要不可欠な物となっています。
また電気を使わない日はなく、これまで以上にコンセントに差し込む機器は増えています。
差し込み場所となるコンセントの数は増やさず、機器だけが増えることにより、多くの家庭では1つの箇所にコンセントが足りない状態に陥っているケースが増えています。
その結果、コンセントに分岐タップをつけて配線を増やすというたこ足配線へ繋がってしまいます。
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たこ足配線が危険な理由
たこ足配線は危険であるために行うことはタブーとされていますが、危険な理由は何処にあるのか、問題となるのは繋いだ機器の数ではないことが挙げられています。
1つのコンセントあるいはテーブルタップにおいて、同時に使用できる電流の容量は予め決まっており、通常1つのコンセントの容量は15アンペアです。
そこに、たこ足配線で多くの電化製品を繋いでしまうと定格容量は超えてしまい、発熱して発火する危険性が非常に高くなってしまいます。
危険な理由はここにあり、コンセントの容量を超えた使用が危険であり、たこ足自体が問題とはされていないのが実情です。
たこ足配線とその対策
差込口の数以内でのみ使っていても容量を超える場合もあります。
対策としては、使用する機器の電流値をチェックして容量を超すことのない使い方が大切です。
電源分岐タップ
また良く利用されているのが横長となる電源分岐タップですが、何箇所も差込口が設けられているにも関わらず、沢山繋いでもたこ足に相当しないのか疑問視されています。
この場合も問題は繋いだ機器の数ではなく、電気機器1つ1つの定格容量がワット数で表示されているため、ワット数を計算することが大切です。
対策としては、電源を分岐タップから取らず専用にコンセントを備えるということを挙げることができますし、延長コードを利用するなどの対策が最適です。
三又や分岐タップ
三又や分岐タップを増やして使うたこ足では、容量を守ることで熱による発火は防ぐことができますが、危険な理由は他にも挙げることができ、それがホコリです。
床やデスクの下、あるいは奥に配置している場合、どうしてもホコリが蓄積されてしまい、そのホコリがある時トラッキング現象を誘発してしまう場合があります。
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たこ足配線によるトラッキング現象は危険
トラッキング現象は、湿気を含んだホコリによって差し込みが甘い電源プラグがショートしてしまい、発火などの危険な現象を誘発してしまう状態を指しています。
トラッキング現象は非常に危険で、実際にこの現象による火災も多く、自宅に居ない時に起こることも多いのが特徴です。
原因としては、コンセントの差しっ放しによる発火が多く、稀に猫などのペットの尿による発火もあります。
対策としては
- 自宅に居ない時はコンセントを抜く
- こまめに掃除を行うこと(一年中稼働している家電なども)
- フロアコンセントなどの機能性の高いコンセントの設置
などで危険を回避することが可能です。
たこ足配線以外のその他の発火現象について
発火現象はたこ足配線以外にドラム式のコード類でも起こります。
ドラム式の延長コードの場合、延長コードを巻いた状態で使用しているとコードから突然煙が出てきて一気に出火します。
対策としては、
- 注意事項をよく見てから使用する。
- ドラム式を使用する際はめんどくさいかもしれませんが全てコードを出してから使用する。
- ドラム式は使用せず、延長コードのみを使用する。
などが挙げられます。
実際ドラム式のコードを使用する際は会社や仕事などの現場での使用が主で、先輩や上司などから教えて貰えると思われます。
最後に
電気は目には見えませんし使い方を間違うと危険なものです。
しかし、正しい知識を身に付けて使用すれば電気以上に便利なものはありません。
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