私は就職して13年になります。
大学新卒で就職して、課長である上司と二人の部署に就きました。
当時は、とても閉鎖的な部署で、組織として縦割りなのはもちろん、他の部署とのコミュニケーションも十分ではありませんでした。
そのため部署内で関係を築けるか、どうかが、職場においては何より重要であり、私の仕事を左右しました。
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目次です。
好き嫌いが激しい人【上司】が嫌い
課長は、私の就職当時は、40代前半で働き盛りの時期でした。
とても人の好き嫌いが激しく、人を見て仕事を請け負うかどうかを決めることもありました。
また、嫌いな人の話は聞かない、その人に話を通さない、陰口を叩く、ということも日常茶飯事で、部下として仕事がやりづらかったことを記憶しています。
私自身、課長のことがとても嫌いでした。
話すだけで嫌でしたし、顔を見るだけでも嫌悪感を強く感じていました。
私の職場は、部長職が3年毎で交替します。
そして、100人近い部署の部長であり、部屋の階が違うため、私達の仕事の内容も把握されてない状況でした。
そのため、部長に仕事の不満や改善点を相談しても、三年経つと初めからやりなおし、ということが繰り返されました。
大きな部署の部長で、目が行き届かない状況でした。
それが7~8年続き、途方に暮れていました。
悩んだ結果、私は自分自身が変わらなければならないと、思い至りました。
好き嫌いが激しい人【上司】の対処法
具体的には、部長に頼るのでなく、「課長と向き合おう。自分の対応を変えることで、課長の負担を軽減すれば、何かが変わるかもしれない」と考えをシフトしました。
そこから、部署の課題を挙げました。
大きな課題として挙げたのは、1つは課長の仕事の負担が大きいことです。
これは時間がかかりましたが、私自身が成長することで、課長の負担を軽減できるよう努めました。
これまで、他者に一方的に怒って命令していた上司が、私にも少しずつ相談してくれるようになったのは、この頃からです。
2つ目に、課長自身のコミュニケーションに問題があると考えました。
先に挙げたような、課長の態度を改める必要がありますが、直接指摘するわけにはいかないので、職場で開催しているコーチングのレッスンに誘いました。
もちろん、私から誘えませんので、こればかりは部長にお願いして命令してもらいました。
そうして受けたコーチング効果は絶大で、1年で大きな成果が得られました。
課長は誰に対しても怒らず、話もしっかり聞くようになり、人の陰口も言わなくなりました。
私の話にも耳を傾けてくれるようになりました。
私は十数年かけて、上司との関係を、良くすることに成功しています。
それは、上司が変わるだけでなく、自分自身も変わらなければならない、ということに気付いたことが一番のポイントだったと思います。
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好き嫌いが激しい人【上司】の対処のコツ
一般的に社会に出ると、どこかしらの組織に入って働く方が多いと思います。
組織とは、共に働く人々であり、統一された人々で構成されていなければならない、とされています。
しかしながら、組織には、前途しましたような性格の人も中にはいます。
仕事上のミスは嫌いな人に押し付け、陰では悪口を言い、嫌いな部下が辞めるまでとことん追い詰めます。
それには訳があり、一つはその部下を自分のライバルと認識している場合と、もう一つは好き嫌いな性格が原因となっている場合です。
ライバルと認識された場合
上司があなたをライバルと認識している場合の対策ですが、これは前途しましたように、あなた自身が変わることで対処できます。
その方法は、人に嫌がらせをする人の気持ちを考えれば分かりやすいです。
こう言うと、人に嫌がらせをする人の気持ちなんて知りたくもない、と言われそうですが、実際これがコツとなります。
例えば、その上司は職場で孤立していませんか。
人に嫌がらせをする人は、ほとんどの場合、周囲の人達から相手にされず、その憤怒を内にためこんでいます。
それを、あなたや周囲の人達に発散しているのです。
故に、あなたはその上司に近づく必要があります。
具体的には、相手に興味を持つ、相手の立ち位置(立場)を理解する、そして、日常の業務から人間関係が上手くいくようにと、努力することです。
これだけで大部違うので一度試してみてください。
好き嫌いが激しい性格が原因の場合
ほとんどの場合は、相手に近づくことで解決することが多いのですが、中にはこの方法が通用しない相手も存在します。
その際は、こちらが下手に出ると逆に付け上がり、無視をしてくる子供みたいな大人もいます。
要はパワーハラスメントなのですが、このような上司がいる場合、会社が何とかしてくれる、と思いたいですがそれは無理な話かもしれません。
例えば、その上司が会社で重要なポジションに就いていた場合、会社の人事も手が出せません。
その上司は、頭は悪くなく、しっかりとしたポジションがあるからこそ、こう言った態度が取れるのです。
こうした場合、あなたは早急に、この会社を離れることを考えなければならないのです。
見切りをつけるなら、なるべく早い方がいいでしょうし、自分の人生設計も立てやすくなります。
こうして辞めるのが悔しいのなら、その上司に自分の考えを述べた上で判断して下さい。
もしかしたら、改善されることもあるかもしれません。
最後に
組織において円滑に仕事を進める為には、上司とのコミュニケーションがよくなければなりません。
組織は人間関係であり、自分の要求を通したいのなら、まずは自分を変える努力が必要で、相手を変えようと努力するよりも断然楽です。
そして、上手く人間関係を築ければ、周りはあなたをサポートしてくれる人達になっているはずです。
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