どこの会社にも、さぼり癖のある社員は存在します。
誰でも朝から晩まで休む事なく業務をやり続ける事は不可能で、適度な息抜きを入れておく事はリフレッシュにもなり、業務においても効果的です。
さぼり癖がある人の特徴としまして、まず全てにおいて集中力がない人が多くみられます。
決まった事、ルールや納期を守れない人も多いです。
要は業務というよりも、一般的なルールや規律を守るという基本的な生活ができないという事です。
これらは、幼少時代からの生活や親のしつけに起因している場合がほとんどで、大人になってからの改善は困難な場合が多いです。
ここでは、さぼり癖のある人の特徴と対処方法について紹介します。
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目次です。
さぼり癖のある人の特徴と対処方法
意思が弱い
さぼり癖がある人は、意思が弱く自分を律することができません。
コツコツと努力できず、物事を最後まで続けることができず、すぐに飽きてしまい楽な方へ流れてしまいます。
その結果、大事なことも後回しにしてしまうことが多く、ギリギリになって慌ててしまうことが多々あります。
かまってちゃん
さぼり癖がある人の特徴としては、かまってちゃんが挙げられます。
かまってちゃんとは、みんなに振り向いてほしい、かまってほしい、という欲求が強い人達のことです。
性格は自己中心的であり、自分が最優先です。
その為、自分勝手な行動が目立ちます。
例えば、「電車に乗っていたら気分が悪くなったのでこのまま帰宅します」などの欠勤の電話も多く、無断欠勤、音信不通など周囲に心配をさせることも多々あります。
また、かまってちゃんは、仕事で失敗しても自分の非を認めず、「上司の説明不足のせいだ!」などと他人のせいにします。
仕事の話を聞いていないことも多く、ミスが目立ち周囲に迷惑をかけますが、本人は「知らなかった、そんな話は聞いていない!」などと逃げます。
かまってちゃんは、自分の話は聞いてもらいたいのですが、相手の話は聞かないのです。
病気を原因にする
さぼり癖がある人の特徴としては、良く使ういい訳として、病気を原因にするケースは非常に多いです。
例えば、昼寝しているのを見つかった際や、朝の遅刻時等です。
気分が悪いや頭が痛いなどと理由を述べます。
会社としても、病気と言われれば何も言えなくなる事は理解しているはずです。
管理者の対処方法
その様な場合の管理者の方の対処方法としましては、必ず本人を病院にいかせ診療させるようにします。
過去、頻繁に気分が悪くなっていた社員に対し、病院で精密検査を受ける旨の指示を出したところ、その後一切病気をしなくなったケースがあります。
管理者としては、部下が頻繁に体調を悪くしているのを知っていながら、病院へも行っていない事を周知していれば管理者としての管理責任を問われる事になります。
さぼり癖がある人が内勤であれば、こまめに管理する事は可能ですが、外勤になればこまめな管理は難しくなります。
外に出たらどこで何をしているかわからない、時間を調整する、等をされれば会社としても効率の良い業務は遂行できません。
その様な人材を監督管理する場合、朝必ず一日のスケジュールを確認しておき、こまめに電話で状況確認する事が重要です。
電話
さぼり癖がある人は、電話にすぐでない事が多いのも特徴と言えます。
電話なら周囲の音等で、居場所なども比較的相手にわかりやすくなります。
メール
メールではどうしてもタイムラグが起る為に、正確な管理には向きません。
本人にこまめに管理されていると意識させながら、業務に取り組ませる事が重要です。
業務の流れの把握
管理者は本人の1日の時間、業務の流れをこまめに把握してください。
月に1度ではなく、毎日管理する事が効果的です。
不自然な時間があれば怒るのではなく、普通の口調で理由を納得できるまで徹底的に聞きます。
さぼり癖が慢性化している人は、まず基礎的な日常生活からしっかり管理、指導していく必要があります。
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なまけもの
さぼり癖がある人の特徴としては、なまけものの可能性が挙げられます。
さぼり癖とは、基本的に物事から逃げるそして仕事を停滞させます。
一方でなまけものとは、物事を始めることができない、物事を進行できないと言われています。
さぼり癖と似てはいますが、若干意味が違うようなのです。
なまけものは2タイプ
また、なまけものには、有能なタイプと無能なタイプに分けられます。
有能なタイプ
有能なタイプは組織の指揮官(リーダー)に多く、彼らは、自分が怠けたい為に部下の力を活用し、いかに効率良く業務を進めるかを考え工夫するとされています。
無能なタイプ
無能なタイプは将校(係長クラス)に多く、このタイプは自分自身でしっかりと考えることをせず上の命令をそのまま聞きます。
無能なタイプは兵士(従業員)に多く、このタイプは考えることをせず命令通りに動きます。
ちなみにドイツ陸軍の参謀総長(ハンス・フォン・ゼークト)はこう述べています。
将校には四つのタイプがある。
利口、愚鈍、勤勉、怠慢である。多くの将校はそのうち二つを併せ持つ。
一つは利口で勤勉なタイプで、これは参謀将校にするべきだ。
次は愚鈍で怠慢なタイプで、これは軍人の9割にあてはまり、ルーチンワークに向いている。
利口で怠慢なタイプは高級指揮官に向いている。
なぜなら確信と決断の際の図太さを持ち合わせているからだ。
もっとも避けるべきは愚かで勤勉なタイプで、このような者にはいかなる責任ある立場も与えてはならない。
なまけものは優秀な人材
このように有能なタイプのなまけものは、自分がダラダラしたいために、工夫して成長していくことができる力を持っているようです。
もし自分がなまけものであると思うのなら、有能タイプのなまけものを目指す方が良いでしょう。
有能なタイプのなまけものは、工夫ができると言われています。
物事を始めることができない、物事を進行できないのもこの工夫で何とかなります。
例えば、意味づけがそうです。
意味づけとは、物事を始める時にその行動に対する意味を見つけることです。
これにより、動機ができ、やる気もアップし長く続けることができるようになるのです。
なまけものの人は、意味づけから始めて見ましょう。
出社拒否症
さぼり癖がある人の特徴としては、出社拒否症が挙げられます。
会社に行くのが辛く、足取りも重い、遅刻も増え無断欠勤する日も多いといった場合には、出社拒否症が疑われます。
これは、抑うつ(よくうつ)という状態で、憂うつ感や無力感に襲われたり、何事にも関心が持てなくなり暗い気分になります。
つまり、今まで朝起きるのが辛かったり、会社に行きたくないと思っていたのは、さぼり癖が原因ではなく抑うつ状態が原因だったのです。
抑うつ状態が進行すると、出勤しようとする度に吐きたい気分になったり、心臓がバクバクするといった症状が出てきます。
頭痛や呼吸が困難になる、あるいは通勤途中に下痢になったりするために通勤電車に乗れないなどの症状があります。
うつ病
また、抑うつ状態が長く続き、重症化すると「うつ病」となります。
うつ病の原因は様々ですが、人間関係からくるストレスが大きな原因であると言われています。
うつ病、出社拒否症もそうですが、やはりこうした状態になってしまう人は、いい加減なことができない性格の人(真面目な人)であり、真面目であるが故に「ズル休みは出来ない」と思い、頑張って仕事に行ってしまいます。
そのせいでよけいに、症状が酷くなるケースもあります。
周りの人や自分がもしこういった状態になっている場合には、心療内科を進めたり自分で受診するのが良いでしょう。
うつ病は、適切な治療を行えば完治する病気です。
最後に
さぼり癖がある人といっても前途しましたように様々で、それが本当の病気である場合には、サボっていると思っても怒鳴ってはいけませんし、焦らせるのも逆効果です。
逆に病気ではないのなら、しっかりとした指導を行うことが必要で、自分自身で自覚している場合には改善する努力をすることが必要です。
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