世の中には働きたいのに働けない人がたくさんいます。
ケガや病気(鬱病などの精神的なものもそこに含まれます)はいつ何時降りかかってくるか判りません。
長期離脱を余儀なくされた人は、本人は望んでいないのに社会復帰が困難になります。
ハローワークに通って仕事に就こうとしても、数年間のブランクがあるとそれも難しく、気がつけばニートになっていたという人も昨今では珍しくありません。
では、ニートから脱出するすべはないのかと言えば、そうでもありません。
今回は現状(働きたいのに働けないというもどかしい日々)を打破できた人たちの実例を紹介します。
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働きたいのに働けない人達のニートからの脱出方法【体験談】
愛の力で社会復帰
田中さん(仮名)はあるとき好きな人ができました。
しかしデートをするにしても、プレゼントを贈るにしてもお金がかかります。
まさかデート代を親御さんに工面してもらう訳にもいきませんから、彼は一念発起して就職(親類知人の紹介という形となりましたが)して社会復帰できました。
「愛の力は偉大」だという話です。
知識をお金に換える
中村さん(仮名)は暇をもてあましている中で、何かを学びたいという欲求が日増しに募っていきました。
彼は人と顔を合わせるのは苦手でしたが、勉強そのものは嫌いではありませんでした。
そこで彼は得た知識を収入に変える手段はないかと考え、ブログやサイト運営を始めました。
近年はネット環境の整備により、インターネットを通じて収入を得る人は増えています。
中村さんもその波に乗り、在宅ワーカーとして現在も働いています。
専門知識を突き詰めていく
鈴木さん(仮名)も中村さんと似たような境遇にありました。
彼も有り余る時間を有効に活用する手段はないかと考え、纏め系サイトの運営や動画サイトへの投稿を始めました。
彼は独学でしたがパソコン関係の知識は豊富に持っていたため、たちまちそこから月に数十万円の収入が得られるようになりました。
才能を開花させる
佐藤さん(仮名)は昔から精神的な病と戦っていました。
周りから見れば普通の人、しかし、本人は精神的なストレスからかまともな仕事にも就けずにいました。
そんな状況ですから、彼は常日頃から自分に合う仕事はないかと考えていたそうです。
ある時たまたま見た雑誌に、ライターの仕事を募集しているのを見つけ、試しに自分で書いた記事を応募して見ました。
するとこれが評価され、数年後には、
「作家になってみないか」
と編集者からオファーを貰うまでに、自分の物書きとしての才能を開花させたそうです。
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追い詰められて天職と出会う
坂本さん(仮名)は正社員として20年以上これまでしっかりと働いてきました。
しかし、自分の愚かさからか、多額のローンを抱えてしまい、そのことが引き金となり病気を患い、働きたくても働けない状況となってしまいました。
そして、仕事の方も辞めざるを得ない状況になったそうです。
ただ残されたローンは、債務者が病気になろうと、失業していようと関係なく返済を迫ってきます。
坂本さんは、日に日にやつれていきました。
そんな時たまたま、せどりというものを知りローンの返済の為に始めたそうです。
元々本が好きだった坂本さんは「ブックOFF」で安い本を何十冊と仕入れ「Amazon」で売る事をしました。
坂本さんは本が好きなのでこの作業が苦にならず、永遠とこの作業を繰り返し行えたそうです。
そのかいもあり、今では借金もなく、大好きな本と関わるせどりで生活しています。
人と関わらない仕事を突き詰めた結果
高橋さん(仮名)は、工場の従業員として数年前まで働いていました。
高橋さんは昔から1人でする仕事はないか、と必死で探していたそうです。
学生時代に経験したアルバイトなどから「自分は社会不適合者なのではないのか」と思うようになり、なるべく人と関わらない仕事に就きたいと思っていたからです。
高校を卒業後は、周りの目もあるので一応は就職しておこうと、地元の工場への就職を決めたそうですが、やはり思った通り、仕事は上手くいかず毎日辛い日々を送っていたそうです。
そしてある時、高橋さんにこれから先の人生を変えることになる転機が訪れます。
それは、ふと入った本屋で出会った一冊の不動産投資の本でした。
高橋さんはこの本を一目見て、今の状況から抜け出せる可能性を感じたそうで、それからは不動産に関する仕事がしたいと必死で勉強し、少ない資金からでも始められる戸建の不動産賃貸を始めました。
初めの収入は少ないものでしたが、物件が増えるにつれ、どんどんと収入も増えていき今では不動産賃貸業を営むことで生計を立てています。
最後に
「一つの会社に継続して勤務しなければ収入が安定しない」というイメージを持つ方は日本には多いのですが、最近はこのように自分が得意とする分野を生かし、個人事業主として活動する人は増えています。
昔ながらの働き方のみを念頭に置くと、いつまでも「働きたいのに働けない」という悪循環から脱出できなくなる恐れがあります。
社会や経済体制の変化に合わせて、「これだけは他人に負けられない、決して譲ることができない」と思えるものを個人的に売り込んでいく(一歩踏み出すための弾みとする)ことこそが、ニートから脱出するために最も必要な心得だと言えましょう。
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