今の時代におきましては、「転職」というものは、決して珍しいものではありません。
一昔前までは、年功序列というものが常識であり、「転職」という事態は、そうそうにあるものではありませんでした。
しかし今の不況の時代では、先行き不安な会社からの退職勧告やリストラ、果ては会社そのものの倒産という事態もあって、職を変えざるを得ない人が多くなって来たのです。
実際、今の時代は「転職」情報というものにあふれていますし、中途採用と言う現象も、決して珍しいものではないのです。
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38歳は転職の最終基点
一時期、活性化していたそんな中途採用情報も、最近ではやや下火の傾向にあり、いかに今の時代におきまして、その収益を伸ばす事が困難であるのかを物語っていると言えるでしょう。
しかしそんな状態でも、実際に何らかの理由で職を失った人は、とにかく就職しなければならないという状態ですから、それは仕方ないとは言ってられません。
ただそのような状況におきまして、どうしても高いハードルになってしまうものが、「年齢」というものでしょう。
実に「転職」におきましては、「38歳」という年齢が、最終基点とされています。
これは新卒採用が基本の社会におきましては、雇用に関しましては少しでも若い人間から採用したいというのが当然ですから、ある程度年齢がいってしまいますと、それだけで不採用の要件になってしまうという事です。
企業の採用事情
実際、中途採用の話では、「38歳」くらいが目安となっているようで、現実の中途採用の事情を聞いてみますと、それを超えてからの採用と言うものは、よほどの事情でもない限り、あり得ないようです。
もちろんこれは「38歳」を超えた人間は、絶対に雇ってはならないというマニュアルがあるという意味ではありません。
しかし大体、このくらいの年齢が、通常の会社の雇用限度年齢という目安としましては、適当な数字とも言えるのです。
そういう意味で、この年齢を超えてしまいますと、通常の会社で採用してもらうのは、ほとんど不可能でしょう。
前の職で、よほどの成績を収めているとか、専門技術や資格を持っているとか、そういった事情でもない限り、中途採用を期待するのは、無謀と言えます。
むしろそのくらいの年齢になりましたら、自分が本当にやりたい事を見つけて、自分で起業してしまう方が、いいという場合は多いのです。
起業と言いますと、かなり難しいと考える人もいるみたいですが、今の時代はほとんど元手をかけずに起業する事も可能ですし、そうした道を目指すのは、決して無謀ではないのです。
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38歳は転職して人生を変えられる最後のチャンス
前途しましたように、38歳と言う年齢は転職における最終基点であり、この年齢を過ぎると転職に不利と言われています。
周りからは「絶対に転職は出来ないから諦めろ」などと言われた方も多いのではないでしょうか。
しかし、逆に考えると、この38歳と言う年齢が、これからの人生を変える最後のチャンスに思えてなりません。
若いうちの転職の目的は、なんとなくや、給料がいいから、と言った事が挙げられますが、38歳と言う年齢で転職したいと思うのは、自分の中で、これから進みたい場所がハッキリとしたからなのではないでしょうか。
常識は疑うもの
常識では、通常の会社への転職は無謀ですが、何もしていないのに諦めては勿体無いです。
常識とは、時と場所によっては無視してもいいのです。
むしろ、そう言った、判断や決断が出来る人材を企業は求めているのです。
ビジネスでは、常識が通用しないことはいくらでもあります。
常識にとらわれ、時代の流れについていけず、非常識になれないが故に経営危機に陥っている企業は多く、反対に創造性がある企業は強く、不況にもびくともしません。
要は、知識や常識だけを詰め込んだだけでは駄目なのです。
知識や常識があるのは当たり前で、いざ実践になり、本当に必要とされるのはそれをベースにした判断力や決断力になるからです。
最後に
故に、周りから「38歳で転職なんて無理だよ、無謀だよ」と批判されようと、それはただの常識や知識であり、実際に自らの経験から言っている本当の言葉ではありません。
これからの人生を後悔しない為にも、転職という大事なことは自分で判断し、決断する事が大切なのです。
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