生きていれば誰しも、「この人とは分かりあえない」という人が、一人、二人はいるものです。
中には、あなたのことがとにかく気に食わないという人もいて、そうした相手を変えるのは難しいので、自分が変わるか、縁を切るかという選択を迫られる場合があります。
ここでは、そうした際に縁を切る(縁切り)方法を紹介します。
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目次です。
縁を切る(縁切り)方法
一般的な俗説
縁を切る(縁切り)方法として、一般的に知られているのは神頼みです。
有名なのが、京都の安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)です。
書籍などでも「縁切り神社」として、紹介されています。
ホームページでは、「悪縁を切り、良縁を結ぶ」と紹介されています。
神様にお願いごとをする際には、形代(身代わりのおふだ)に「誰々さんと縁を切りたい」などとダイレクトに書く方もいるようです。
安井金比羅宮では、決まった御祈願の作法がありますので実際に足を運ぶという場合には、ホームページでその作法を確認しておくのが無難です。
しかしながら、神に頼っても本当に縁を切りたい相手との縁が切れるかどうかは、わかりません。
相手のことを自分が「嫌な奴だ」と思っているだけであって、本当は「良縁」だった、ということもあるようなのです。
なので、自分はその縁を切りたいと思っていても、縁が切れない場合もあるようなのです。
ただ、神頼みの縁切り方法だと一度切ってしまうと元通りに戻すことは難しいので
「どうやっても、こいつとの縁が切れない」「どうしてもこいつとの縁は切っておきたい」
といった場合にのみ「縁切り神社」を利用するのが良いようです。
縁を切る(縁切り)方法としては、神社に行く以外にも自分でできることも多くあります。
まず基本的なことですが、相手と距離を置くことです。
そうすれば、徐々にですが相手との縁が切れていきます。
また縁切りしたい相手のことは考えない、会わない、話さない、相手のことは忘れる、というのも大事なことです。
縁を切ると決めたからには、本気の覚悟を持つことも重要とされています。
それと縁切りしたにも関わらず、もしもまだ相手への恨みがあるのなら、まだ完全に縁切りができていない証拠ですので注意してください。
注意点として、地域のつながり、社会的なつながり、との縁切りは慎重に行うべきです。
ママ友やご近所さんとの付き合いもあります。
これらはなかなか縁を切りたいと思っていても、家族がいれば自分一人の問題ではないので難しい問題なのです。
縁を切る際のポイント
- 相手側が一方的に悪く、自分に非はないと言える
- これからの生活において支障がない相手
- 相手が自分にとってストレスの根源となっている
といった場合には、縁を切ってしまうのが良いでしょう。
また、自分が一方的にキレて相手に別れを告げるなどはあまり良い方法とは言えません。
例:「この野郎、お前とはもうお終いだぁーー」
などです。
冷静になって手紙で伝えるなり、相手に対して自分と縁を切る利点を伝えるなど、相手を傷つけずに縁を切るのが無難です。
別に縁を切るんだから、相手から嫌われても良いと思う方もいると思いますが、周囲から見ればあなたが悪者扱いされてしまうこともありますので縁を切る際には、慎重に行うのが望ましいのです。
恋愛(片思い)・夫婦(不倫)
恋愛などの片思いに縁を切りたい、という場合も多いと言います。
そうした際の縁を切る(縁切り)方法としては、何かに打ち込む。
女性なら失恋後に、髪をバッサリと切るなどの方法もあるようです。
学生なら、スポーツや勉強、趣味でも良いので何かしら興味のあるものに打ち込んでみましょう。
それでも、ダメな場合には誰かに悩みを打ち明けたり、新しい恋愛をするなどして忘れるしかありません。
ちなみに、大人の不倫の場合ですと相手側に「私はあなたが嫌いになった」ということを徐々に行動などで示していき、徐々に会う回数を減らしていき、縁を切る方法などがあります。
これで自然と縁が切れていきます。
もし一方的に別れたくて、話し合いもせずに相手のことを無視(電話に出ないなど)している場合には、相手側が「どうしてなんだ」という気持ちになってしまい、相手側が冷静ではいられなくなる場合があり大変危険です。
家族・兄弟・親戚
家族・兄弟・親戚との縁を切る(縁切り)方法としては、とても難しいです。
それは血縁で家族・兄弟・親戚は結ばれてしまっているからです(夫婦は別です)。
それでも、縁を切りたいと思うことはありますのでその際には、とにかく距離を置きましょう。
一つ屋根の下で暮らしているのなら、親から独立するのが不可欠です。
身内に犯罪行為をして捕まってしまった人がいて、もうあの人とは関わりたくないと思っている場合にも相手と距離を置き、「あの人とは縁を切ったんだ」と思い、忘れることが大事です。
職場
職場の縁は、社会人において非常に大事なものです。
SNS等で知り合ったネットの友人ならば、ブロックしたりしておけば問題ないかもしれませんが、職場等ではそうもいきません。
しかし、職場の縁は切ろうと思えば切れる縁でもあるのです。
部下、上司、同僚、社外でよく合う人など、人によって様々かと思いますが、職場という環境を変えれば良いだけです。
つまり、辞職してまた新しい職場へと環境を変えれば良いのですが、しかしながら多くの方が、それができないから困っているかと思います。
職場だと、毎日顔を合わせることになりますし、一緒に仕事に取り組むことも多いと思いますので、「会社を辞める」という決心がつかないうちは、なるべくそうした相手とは関わらないでおくことが大事です。
すれ違ったら挨拶をする程度という、関係に留めておきましょう。
そうすれば徐々に距離を置くことができます。
ちなみに、周囲から「協調性がない奴だ」と思われないように距離を置くことが必要です。
でなければ、職場での自分の評価の低下を招く恐れがあります。
友達(友人)・知人
友達(友人)・知人と縁を切る(縁切り)のは、もっとも簡単です。
何故なら、大人になってしまえば、友達とは極論を言ってしまえば一人もいなくても良いからです。
友達とは、そもそも学生から大人になるにつれて、自然と減っていくものでもあります。
学生時代の人間関係はとても大事なもので、この時期に友達が誰もいないと致命的ですが、社会に出てしまえばほとんどの友人との関わりがなくなってしまいます。
「こいつとは幼稚園の頃から大学まで一緒で、腐れ縁だから」
というような友達でも自分に害のある存在であるならば、縁を切っても良いのです。
例えば、友人に毎月のようにお金をせびられている、友人のせいで面倒事に巻き込まれストレスが溜まって仕方がない、などです。
こうした場合、縁を切るのが無難です。
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価値観
縁を切る(縁切り)方法としては、価値観が挙げられます。
社会人は忙しい方が多いので、学生から社会人となると普通は徐々に縁が切れていくものです。
学生ならある程度の時間があるので、卒業するまでそうした関係は続きますが、就職して社会人になれば自分のことに必死になりますし、重要な人達も変わってきます。
環境が変われば、相手との価値観も当然変わってきます。
なので、話も合わなくなってくるのです。
「こいつとは学生の頃から毎週会っていたけど、去年は年に数回程度で、今年は一度も会っていない」というように相手との価値観が変わってくれば自然と縁は切れていきます。
特に相手側が結婚したりすると独身時代のように頻繁に会えないですし、子供を持つと余計に価値観が変わっていきます。
実際、家族が出来れば家族が一番大事になるからです。
友達よりも家族が大事なのは言うまでもないのです。
友達は、会社の人や家族よりも優先順位としては、かなり低めに設定されてしまいます。
ただし、友達思いの方なら、友達が一番という人もいるかもしれませんが。
紙の力を利用する
縁を切る(縁切り)方法としては、紙の力を利用する方法が挙げられます。
よく紙に目標を書き出して壁などに貼っておくと、目標を達成できるというものがあります。
なので、縁を切りたい相手の名前を紙に書き記して、壁に貼る。
あるいは、紙に相手の名前を書いて「こいつとは縁を切る」という風にその紙をビリビリに破り捨てる。
すると、物を捨てるのと同じような感覚で頭の中を整理することができる、とされているために縁切りに一定の効果があると思われます。
人間のクズだと思わせる
縁を切る(縁切り)方法としては、人間のクズだと思わせる方法が挙げられます。
これは、どうしても縁が切れないときの手段ですし、周囲からも距離を置かれることが想像できますので注意してください。
まず相手側にあなたは、人間のクズだと思わせます。
相手を無視しますし、自己中心的な態度をとりますし、暴力的な言動、キレやすい奴だと思わせることもあります。
相手に借金の話もします。
「借金があるんだオレ、だからさぁ頼むよ~、お金貸してくれよ」といった感じです。
こうすると相手から敬遠され、一定の距離を置かれることは間違いなしです。
最後に
縁を切る以前の問題として、怪しそうな人達と親しい間柄にならないのが基本的にはおすすめです。
悪縁に取りつかれると浮気や暴力行為など、相手側に振り回されてストレスが溜まるばかりです。
だからこそ、自分と合わない人とは縁を切ってしまっても良いのです。
できるならその方とも、死ぬまで仲良くしていたい、添い遂げたい、という気持ちもあると思いますが、自分が辛いなら無理はしない方が良いのです。
人にはそれぞれの立場があり、それを守ろうと必死です。
自分の立場が脅かされそうになると、その相手との関係は悪くなるのは当然なので、そうした方との接点は出来る限り作らないようにするのが得策でもあります。
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