日本語って難しいです。
いざ、違いを聞かれると、的確に答えられないことが多々あります。
その中で、「いいです」「いいよ」の意味と使い方について、考えてみましょう。
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目次です。
「いいです」「いいよ」の意味と使い方
いいです
「いいです」は、対話の中で相手が自分より目上、または同等の存在に対して使います。
何かお願いされて、「了解致しました」という意味で使うことができます。
間違いないです
また、確認作業のなかで、「間違いないです」という内容でも使うことができます。
いらないです
あと、意思が伝わりにくい使い方ですが「いらないです」「不要です」ということを伝えたい時にも使います。
ただ、何か契約を持ちかけられて「いいです」と答えると「了解しました」と受け取られることもあり、トラブルに巻き込まれる可能性があるので、不要なときは「要りません」とはっきり伝えることにしましょう。
良いものです
別の意味としては「良いものです」という使い方。
その通り、「GOOD」です、という意味ですね。
答えに対するみんなの返事
ほかに、小学生の教室では指された子が答えを提示し、それにたいしてほかのみんなで返事をする光景。
今も昔も同じです。
いいよ
では、「いいよ」とはどのような時に使うのでしょうか。
こちらは対話の相手が目上ではなく、同等か目下の立場の人に使います。
目下の人に使っても、全くイヤな感じがしないですね。
なんだかリーダーシップを感じますし、「いいよ!」というように、最後にびっくりマークがつくと、とても良い印象です。
どういう時に使うのか考えてみましょう。
了承の返事
何か頼まれて、了承(OK)の返事をするとき。
褒める時
相手に対して、何か褒めるとき。
断りたい時
そして面白いことに、何かをやんわりと断りたい時にも使います。
「え~いいよ~」という話し方です。
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注意点
「いいです」と「いいよ」は会話に対する返答で用いることが多いですが、前後の会話を聞いても、どっちの意味で言っているのかわからないという場合もあります。
そうした状況では、やはりトラブルの原因になると考えられます。
失礼になるかもしれませんが、その際には再確認することが大事です。
後になってから「どっちだろう」と悩むのは疲れるだけだからです。
ちなみに、いいよ(OK)の場合には、語尾が上がり、いいよ(NO)の場合には、語尾が下がる傾向があります。
返答
また、返答する立場になった際には、会話の前後につけるフレーズにも注意します。
例えば、了承(OK)する場合に「これでいいよ」とか「それでいいです」とすると、何だかいやいや決めたみたいでなげやりです。
相手に与える印象は悪くなります。
なので、「これがいいよ」とか「それがいいです」とした方が、相手に与える印象は断然良いです。
日本語は難しい
最後に日本語は難しいです、文字にすると同じですが、音にした時の抑揚、雰囲気、発音によって、伝えたいことが真逆の内容になります。
断りたいときは、やはりはっきり断りの意思を伝えたほうがいいですね。
お金が絡む時はなおさらです。
曖昧な伝え方を逆手にとる、悪い輩もたくさんいますから。
日本語は曖昧な使い方、相手に意思をくみ取ってもらうことが期待されている面が多々あります。
和に重きを置く文化ゆえかも知れませんが、和を悪用されないようにズバッと言いたいことは、はっきり言うことに慣れていく必要性も感じます。
日本人は相手を考えすぎる点がありますが、自分が何を考えているのか相手にきちんと伝える技術も必要で、そういうことに慣れる環境もこれからは必要かもしれません。
時代はどんどん変わっていきます。
そういう面からもグローバルに対応していく、というこのなのでしょうか。
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