最近なにかと聞く言葉の中に、「メガネ男子」というものがあります。
これは文字通り、「メガネをかけた男子」を意味するものですが、しかしその一方で、男子でメガネをかけていれば、誰でもそうだというわけでもないようなのです。
それは確かに、形式的にはあてはまっているのですが、いわゆる世間で言われているものとは、どうも違うようです。
つまり世間的に言われているものには、ある種の特徴というものがあるようなのです。
例えば全身日焼けした、スポーツ万能キャラという感じの男子が、メガネをかけている場合、それは確かに「メガネ男子」ではあるのですが、それはどうも、一般的に言われているものではありません。
一般的に言われているものは、どちらかと言えばそういった健康的で活発なイメージというよりは、もっと色白で、どちらかと言えば知性的な印象のものを指しているみたいなのです。
ですから性格も、社交的というよりは内向的で、活発な熱血漢と言うよりも、クールで内向的という特徴が感じられるようです。
ここではメガネ男子の特徴について紹介します。
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メガネ男子という表現の特徴
まずメガネ男子は、現実の世界でも言われていますが、どちらかと言えばアニメの世界のキャラクターの方が、メインで使われている表現法と見られています。
確かにこうしたキャラクターのイメージというものは、現実世界ではそれに当てはまる人間というものは、そう多くはいないでしょうが、アニメの世界でしたら、そうしたイメージに合うキャラクターは、いくらでもいるからでしょう。
そういった点におきましても、こうした「メガネ男子」という感じで表現される者というのは、少々マニアックな方面の意味合いを含んでいる印象があるようです。
そう考えてみれば確かに、こういった表現というものは、世間で聞かれるとは言っても、そこまでメジャーな表現として定着しているわけではありません。
どちらかと言えばやはり、アニメのキャラクターに対して使われるイメージが強いと思われます。
ですからこうした言葉を使う人というものは、ある意味で限られた範囲内に集中しているようです。
それもこうした表現が、本当の意味でメジャーなものとして定着していない理由なのでしょう。
しかしこの名称は、そうしたアニメの世界観に、特に興味のない人でも、聞いたらその意味を理解するのは、比較的たやすいとも言えますので、そこまでアレルギーを感じさせる事もなく、定着しているようです。
メガネ男子の特徴
カタカナ語が多い
メガネ男子の特徴としては、カタカナ語が多いと言われています。
コミット、アジェンダ、レジュメなどの言葉です。
ウザい、と思うくらいに連呼することもあります。
こうしたカタカナ語は、知らない人が聞いたら全く意味がわかりません。
この言葉を使い、いくら良いことを話しても一般の人にその内容が伝わることはありません。
カタカナ語を多く使う人の狙いとは、いったい何なのでしょうか。
心理学的において、このことは「知性化」という心理の現れとされています。
知性化とは、自分を知性的に見せたいといった意味もありますが、人間の防御機制の一種でもあります。
知的な言葉を用いることで、感情をコントロールしているようなのです。
あるいは、バカにされたくない、といった自分の弱さを隠すものでもあるようです。
カタカナ語や専門用語を用いて話す行為は、癖になりやすいと言われています。
つまり、カタカナ語(難解な言葉)を用いるのは、彼らのトレードマークなのです。
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相手の記憶に残りたい心理がある
メガネ男子の特徴としては、眼鏡をかけることで相手の記憶に残りたい、といった心理があるともいえます。
特に印象的な眼鏡をかけている人は、その傾向が強いといえます。
そもそも相手の記憶に残る顔とは、どういった顔なのでしょうか。
ドイツの心理学者(ホルガー・ヴィーゼ)が行った実験で明らかになったことがあります。
それは、特徴ある顔の方が印象には残りやすいというものです。
一般的に考えると、人は美しいものが好きであると言われていますので、印象に残る顔は後者になると思われがちですが、実際は魅力的ではない特徴がある顔の方をより正しく認知する、という実験結果が出ています。
つまり、美人やイケメンよりも、顔のどこかしらに特徴がある人の方が記憶には残るようです。
従って、印象的な眼鏡をする人はこの眼鏡をかけることで、自分を特徴ある顔にしているともいえます。
これは相手の記憶に残りたい、影が薄いと思われたくない、という心理の現れです。
ちなみに別の実験では、頬骨の高さと眉の形が影響するとも言われています。
伊達眼鏡をかける人は自分の顔に自信がない
メガネ男子には、伊達眼鏡をかける人も含まれます。
なぜ多くの人は、伊達眼鏡をかけるのでしょうか。
理由としては、目を守るため、光の反射を避けるため、様々な理由があるでしょうが、一般的に言われているのは自分の顔に自信がないということです。
眼鏡は元々、かけることで「男をさんぶ上げる」と言われており、ファッションアイテムのひとつとして身につけている人もいますが、実際は自分のコンプレックスを隠す為である場合が多いです。
また伊達眼鏡をかけることは、コンプレックスを隠し、かっこ良い自分を見せたい、別人に変身したい、という願望の現れでもあるようです。
伊達眼鏡
ラウンドタイプ:穏やかな印象を与える。
スクエアタイプ:知識豊富な印象を与える。
丸い形の緩い逆三角形、ボストンタイプ:冷静な印象を与える。
上部に太めのフレーム、ブロータイプ:輪郭がはっきりする効果がある。
頻繁に眼鏡のデザインを変える人は印象を変えたい心理がある
頻繁に眼鏡のデザインを変える人は、その眼鏡をかけることで印象を変えたいと思っている場合があります。
実際、眼鏡を変えることは初対面の人に対しては、かなり効果が期待できます。
数多くの眼鏡を保有するメガネ男子は、相手に良い印象を与えたい、相手の自分に対する印象を思うがままに操作したい、という意図が見られます。
例えば、フレームなしなら知性的、個性的な印象を醸し出します。
彼らは眼鏡を使い分けることで、相手に対して簡単に良いイメージや悪いイメージを与えることができる、印象操作のプロと言えるでしょう。
眼鏡
黒緑眼鏡:目を印象づけたい。
丸い眼鏡:身近に感じてもらいたい。
四角い眼鏡:信用させたい。
フレームの細い眼鏡:物腰が柔らかそうな印象、安心感を与えたい。
最後に
メガネ男子は一般的には、クールで内向的な特徴が挙げられ、眼鏡をかける心理も様々ですが、彼らはアニメ好きの女性達からしたら萌えであり、理想の相手として挙げられることも多い存在です。
従って、これからはもっとこの言葉が一般的に使われるようになる可能性が、十分に考えられます。
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