標語の作り方

安全標語の作り方の一例

投稿日:2015年9月3日 更新日:

 

工場や工事現場などでは事故を未然に防ぐことを目的として、安全標語が掲げられています。

私たちは普段、安全標語を見てもそれほど意識していませんが、安全標語は安全管理を行う上でとても効果的であることが様々な研究から分かっています。

作業現場では長時間、繰り返し同じ動作を行うことが多くなります。

その様な状況ではどうしても意識が散漫になりやすいのが人間です。

意識が散漫になると安全管理や意識などが希薄になりやすく、事故を起こす危険性が高くなります。

そのような時に、注意を促してくれるのが安全標語です。

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安全標語とは

 

私は、よく職場に張り出された安全標語を目にします。

標語に限らず、これはスローガンにも言えることなのですが、社訓は決めたからいい、掲示したからもう終わり、なのではありません。

ここからが本当のスタートなのです。

安全標語

安全標語とは、実用的な側面をもち、安全の考えが仕事場の皆さんに理解でき、また、強く意識できるものでなければなりません。

また、この標語が作業員のガイドラインにならなければならないのです。

安全は誰のものでもなく、自分の命を守るためのものです。

故に、安全管理の根本にあるのは「人間」ということを理解しましょう。

そして、職場にて働く従業員の皆さん「個人」ということです。

真の安全

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現場作業には危険がつきものですが、「真の安全」というものを自分自身がしっかりと理解していれば、事故は防止出来ます。

では、真の安全というものはいったい何なのでしょうか。

それは、自分の家族を考えれば自ずとわかるものです。

特に、自分に子供がいる場合や自分の両親のことを考えるとわかりやすいです。

例えば、親は誰でも自分の子供が怪我や事故に遭わないか心配したり、またそうならないように警戒するものです。

そして、少しでも子供が危険な目に逢わないように対策を講じるものです。

ですので、職場でも同様に同僚や後輩、先輩にこういった気持ちを持てるような人間関係が大切であり、お互いに注意したり、時にはアドバイスしたりなどのコミュニケーションを取れる環境が必要になります。

故に、安全は考え方をまず先に改善するべきなのです。

その結果、事故を未然に防ぐことになるからです。

最後に、安全標語ではこういった事を考えられるような内容にすることも、作る上での一つのコツになります。

 

安全標語の作り方の一例

 

安全標語の内容は職場により様々ですが、その職場にふさわしい標語が掲げられています。

標語は一般公募や社内コンクールの中からふさわしいものが選ばれることが多くなっています。

 

安全標語

よく見かける標語の例として、

標語例:「注意一秒、ケガ一生」などがあります。

これらは、キーワードの組み換えで作ることができます。

キーワードの例:「注意、一秒、ケガ、一生」などです。

 

●社内で標語のコンクールが開かれる際には自分で標語を考え、期限までに提出する必要があります。

しかし標語がなかなか思い浮かばない場合もあります。

その様な場合は以下の標語の作成方法を参考にして、標語の作成を行ってください。

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安全標語を作る際のコツ(職場)

標語の多くは五・七・五の俳句の形式を意識すると作成しやすくなります。

五・七・五のリズムは口ずさみやすく韻も踏みやすいのでとても覚えやすく、親しみもわきます。

また職場の環境を意識した標語を作成することも大切です。

職場を題材に標語を作る際のコツ

工事現場であれば安全を意識したものを標語の中に盛り込みます。

食品関係の工場などでは衛生管理を意識したものとする、といった具合です。

職場で既に使用されている安全管理のキーワードを使用するのも良いでしょう。

会社では安全確認を行う際によく使われている言葉があります。

その様な言葉を、標語の中に取り入れてみましょう。

安全標語は動詞のキーワードを組み替えて作ると作業員に伝わりやすい

安全標語のキーワードの例としては

  • 「指さし呼称」
  • 「安全第一」
  • 「注意確認」

などがあります。このようなキーワードを標語に取り入れて作成すれば、標語の作成が楽になります。

標語の作成を行う時は動詞をうまく組み合わせることも効果的です。

例えば

  • 「目で確認」
  • 「積み重ね」
  • 「立ち止まれ」

などです。このような安全確認に大切な動詞を標語に組み合わせると、見る人に伝わりやすい標語となります。

さらに事故の原因となる要因を盛り込んで見ても良いでしょう。

  • 「油断」や「ぼんやり」

など事故の原因となりやすい言葉を選ぶと、作業現場などで作業を行う人に伝わりやすくなります。

 

安全標語のキーワードの一例

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ここでは、ア行~ナ行のキーワードの一例を紹介します。

安全標語は、動詞をうまく組み合わせることで現場の作業員に伝わりやすい標語が出来上がります。

ア行

「ある職場、あの日の恐怖、安全に、安全職場、安全靴、あの恐怖、焦らず慌てず、足元確認、命とり、命綱、命懸け、一時停止、腕には自信、笑顔の帰宅、横着作業に、落とすなよ、大げさに、大雑把、惜しむな確認、大きな失敗」

カ行

「感電は、かさねる確認、会社でとりくむ、確認忘れず、危険箇所、機械故障、気を配れ、聞くくせを、危険予知して、車事故、悔いを残すな、軽視せず、現場では、原因は、現場で考え、高所作業、故障の兆し、コミュニケーション」

サ行

「作業中、触って確認、作業員、作業の周りに、作業手順、事故になる、自分では、自信から、自己流は、慎重に、事故は一瞬、知らなかったじゃ、知ってるつもり、捨てよう過信、設備、工具を、その瞬間、その時は」

タ行

「大惨事、互いに声掛け、たまにはいいか、正しい服装、頼るな経験、注意する、注意事項、小さな予兆、伝えよう、伝わらず、常に初心で、つまずいて、転倒へ、停電作業、点検は、手元が狂う、止まる勇気が、研ぎ澄ませ」

ナ行

「慣れていた、慣れた仕事で、何ごとだ、何度でも、仲間を守り、仲間でも、日常の、日常点検、二度手間で、二回目も、二階から、熱湯で、濡れていて、抜かりなし、ネジの緩み、ネジが切れ、ネジの確認、ノウハウに」

 

最後に

 

標語の作成を行う時は、上記で説明した点を意識しながら作成を行ってみてください。

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