子育て

ゲーム依存症の特徴5つ

投稿日:2016年10月15日 更新日:

 

現代において欠かすことのできないものに、インターネットがあります。

ネットの普及は、スマホ、ケータイ、パソコンなどで便利な機能を使える反面、SNSやメールにハマるといった「コミュニケーション依存症」インターネットにハマる「インターネット依存症」などの様々な弊害をもたらしています。

こうした依存症、現代の情報化社会において、特に若い世代は注意が必要とされています。

ここでは、ゲーム依存症の特徴について紹介します。

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ゲーム依存症の特徴

 

一般的な俗説

まず、ゲーム依存症とは、ゲームをする時間が長時間にわたり、また意図してやめようとしなければ延々とゲームをしてしまうような症状をさします。

次第に「ゲームがしたい」という感情を抑えきれなくなり、仕事や日常生活に支障が出てくるようならゲーム依存症の可能性があります。

彼らは、食事や睡眠を疎かにしがちです。

その為、常に睡眠不足で栄養不足なのが特徴として挙げられます。

睡眠時間は4時間、5時間が当たり前、徹夜でプレイする日もあると言います。

なので、睡眠不足がたたり動くと疲れるなどの特徴もあります。

プレイ中は、猫背になりやすく胃腸にも負担がかかり健康面でも心配事がたえません。

そんな、彼らの特徴としては、太っている又は痩せている、髪を切っていない、不衛生、栄養不足、キレやすい、ゲームをしていないとイライラしてくるのが特徴です。

オンラインゲーム依存症

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ゲームと一口にいっても、様々なものがありますが、近年増加しているのがオンラインゲームによるものです。

オンラインゲームとは、ネットでほかのユーザーとつながっているゲームのことです。

ほかのユーザーと協力したり、チャットをしたりしながら進めることができるのが特徴です。

自分だけの世界ではなく、他者と関わりながらストーリーを進めることにより、より依存症になる人が増えてきたといわれています。

他者と関わりながらとはいっても、不都合なことがあればすぐ関係を切ることができる便利な存在です。

チャットは文字しか見えないので、普段の自分と違う自分を演じることもでき、ほかのユーザーとの関わりをメインに参加する人もいるほどです。

オンラインゲームは、ストーリーをクリアすることで得られる快楽の他に、仲間との友情なども生まれます。

また、長期間仲間とプレイすることで、強い繋がりが生まれ「自分はこのチームに属している」などの帰属意識がより強くなり、ネットの仮想世界に自分の居場所を見つけてしまうことでより依存してしまいます。

こうしたオンラインゲーム依存症の人は若い世代に多く、自分の部屋に自分専用のパソコンがあることなども原因として挙げられています。

症状が進行すると、寝不足による集中力の低下で成績が落ちる、昼夜逆転生活により午前中は調子が悪く学校に通えないなど様々な弊害をもたらします。

最終段階として、ゲーム内でのアイテムを購入する為に借金をする、あるいはお金を盗むようになったら危険で、彼らは、もうすでに依存症であると言えます。

その他にも、依存症の人にはいくつかの特徴があります。

ゲームをする時間が長い

一つ目がゲームをする時間が長いという点です。

休日などは、一日中ゲームにつないでいることも少なくありません。

また、平日でも深夜までゲームをしてしまう人もいます。

止めなければと思っていても、なかなか自分では止められないのも症状の一つです。

ゲームのことを考えていることが多い

二つ目がゲームをしていないときでも、ゲームのことを考えているということです。

ストーリーの続きや、協力しているユーザーの様子が気になってしまい仕事に身が入らなくなる、という人も少なくありません。

スマートフォンなどでプレイしている場合には、休み時間になると必ずログインしてしまう、という人も多いです。

ゲームメインで予定を組む人もいます。

生活の中心がゲームになってしまうのです。

家族をないがしろにしてしまうことも多く、家庭内不和の原因にもなります。

子供と遊ぶのもなおざりになってしまうことが多いです。

お金を費やしてしまう

三つ目がゲームにお金を費やしてしまうということです。

先程も紹介していますが、オンラインゲームには課金といって、お金を払うことでストーリーを有利に進められるようなシステムがあります。

最初は無課金で進めていても、ゲームへの依存度が高くなるとどんどん課金額が増えていきがちです。

これも家庭内不和や離婚の原因になりかねないので危険です。

ゲーム依存症の対策

ゲーム依存症の対策としては、まずは専門機関を受診することが挙げられます。

肉体、脳、心、人間関係というように回復させて行くのが良いとされています。

ただ、できるなら依存の状態である内から手を打つことが大事なことです。

  • オンラインゲームができないような環境を作る
  • プレイ時間は一日一時間などのルールを決める

などが効果的です。

ゲーム依存症になると「ネットの仮想空間が全てで他はどうでもいい」といった精神状態に陥ります。

引きこもってしまい、職を失い無職になるなど、日常生活への影響も出てきます。

常にネット代、アイテム代だけがかかるといった悪循環が、家庭崩壊を招く原因となります。

自分の力ではどうにもならないと自覚した場合には、他人に助けを求めるなど力を借りることが大事です。

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ネトゲ廃人

ゲーム依存症の特徴としては、ネトゲ廃人が挙げられます。

仕事をせずにネットゲームに明け暮れる人達は「ネトゲ廃人」などとも呼ばれています。

ニートや引きこもりが、特になりやすいとされています。

彼らは、仲間意識が強く、ボスキャラなどを倒しに行く際には、ゲームの中断すら許しません。

その為、ネトゲ廃人と呼ばれる人の中にはトイレすらも行かず、その場で用を足す、ボトラー(ペットボトル)、オムツァ―(オムツ)、ポリラー(ポリバケツ)などが存在します。

最も酷いタイプとしては、「垂れラー」が存在します。

垂れラーになると、排泄物を部屋中に垂れ流すと言われています。

彼らは、ここまで費やしてきた時間や労力、仲間との連帯感からその場で用を足すようです。

こうしたネトゲ廃人は、世界各地に存在します。

韓国では、ネットカフェでネットゲームにハマり、不眠不休の末、ぶっ通しで50時間以上プレイした人が、座り続けて死亡(エコノミークラス症候群)するなどの事件も起きています。

日本でも、ネットゲームの主人公を真似て、自殺するなどの事件も多いと言います。

遺書には、「転生する・・・」「世界が壊れてしまった・・・」などと書き記してあったと言います。

ネトゲ廃人になると、オンラインゲームの世界でしか生きていけない存在になってしまいます。

ネトゲ廃人は、仮想空間が壊れると共に自殺したり、同じ姿勢を長時間取り続けることで、エコノミークラス症候群などを引き起こすなど大変危険な状態にあると言えます。

クローズ人間

ゲーム依存症の特徴としては、クローズ人間が挙げられます。

クローズ人間とは、無表情で、他人とは目を合わさない、人間関係を避ける、という特徴を持つ人達です。

デジタル機器に依存し、職場などでも必要なコミュニケーションしか取らず、同僚や上司との会話すらメールで済ませると言います。

隣に居る上司は、こうした態度に気分を害することも多いようです。

こうした特性を持つクローズ人間は、ネットでの繋がりに魅力を感じているので、ゲーム依存症である場合も多いと考えられます。

過剰負荷環境

クローズ人間が生まれる背景には、過剰負荷環境が影響しています。

過剰負荷環境とは、スタンレー・ミルグラム(心理学者)が提唱したもので、人間は過剰負荷環境下では、大量の情報から自分の必要な情報のみを取り込み、その他については無いものとして扱う、というものです。

つまり、クローズ人間は多すぎる情報から自分を守る手段として、このような行動をとっていると思われます。

ちなみに、都会の人が冷たいと言われる理由もこの過剰負荷環境が原因とされています。

誰かと繋がっていたい

ゲーム依存症になる人の特徴としては、常に誰かと繋がっていたいという心理があることが挙げられます。

彼女や彼氏がおらず、趣味もなく何もすることがない状態である場合には、寂しさを感じて仮想世界に繋がりを求めてしまいます。

一人暮らしの方にも多いそうです。

人間不信や病気、自由がきかない体である場合もそうです。

一旦プレイし始めると、寝食すらも忘れ没頭します。

一種のコミュニケーション依存とも言えます。

スカイプを使い、会話も可能、現実の友達と一緒にプレイも可能、といったことから依存してしまうのです。

欲求不満

また、仮想世界でのランキングの存在により、現実世界での満たされない気持ちのはけ口(ストレス発散)になっていることも多いと言います。

ランキング上位になることで感じる、達成感や他人から尊敬される、自尊欲求。

仮想世界で仲間と共に過ごすことで得られる、親和欲求。

どれも現実では味わえないものです。

バーチャル世界では、こうした感情や感覚を満たすことができます。

つまり、ゲーム依存症の人達の多くは現実での欲求不満から、仮想世界へ現実逃避している人と言えます。

買い物依存症やコレクター

ゲーム依存症の特徴としては、買い物依存症やコレクターが挙げられます。

一般的にゲーム依存症の人は、買い物依存症やコレクターになっている場合が多いです。

その他にも、ギャンブル依存症や人間関係への依存(共依存)なども発症している場合があります。

買い物依存症とは、買い物がやめられない人のことを指します。

彼らは、欲しいと思わないものでも購入してしまうなど、何でもかんでも購入してしまうのが特徴です。

お金がないときは、借金までして買い物をすることがあるので、生活が破綻するケースも珍しくありません。

買い物依存症は、基本的には金銭感覚の欠如、物欲や所有欲が強いために起こるものと考えられがちですが、実際は劣等感(*)が強いことも影響していると言います。

そのせいで、自分をブランド物で飾りたくなる心理に駆られるようです。

 

*劣等感とは、誰かに認められたい欲のことであり、コンプレックスを指すことも多いです。

コレクター

また、男性に多いと言われるのが、ゲーム内のアイテムを集めたがる「コレクター」です。

レアなものを収集することで得られる、優越感や達成感からやめられなくなる、と言います。

コレクターは、買い物依存症とは少し原因が異なりますが、買い物依存症と同様に買い物がやめられないのが特徴です。

 

最後に

 

こうした症状をなんとかするには、本人の強い意志や環境の改善が必要です。

家族との話し合いや取り決め、約束も重要でしょう。

深刻な場合は、精神科や心療内科の受診も考慮に入れた方がよいかもしれません。

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