いつも寝ている間に見ている夢にも、実は心理状態が原因となりメッセージや意味を持っている場合があります。
楽しい夢を見た時は目覚めも良いですが、悪い夢を見ると朝からその内容を引きずってしまい、後味の悪い気分になってしまいますよね。
喧嘩をする夢をよく見るという場合も、起きた時に嫌なものを見たと不安を感じる人も多いと思います。
普段から仕事などでストレスを溜め込んでおり、常にイライラしている事が多いと発散されずに頭の中に残ってしまい、喧嘩をする夢を見てしまいます。
また喧嘩の内容によっても、全てストレスなどが原因ではない場合もあります。
ここでは、喧嘩をする夢を見た時の意味について紹介します。
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目次です。
喧嘩をする夢の意味
まず、喧嘩をする夢は心の葛藤を意味します。
心の中で二者択一を迫られ、どちらが良いのか迷っているとも言えます。
夢の中では、誰と誰がケンカしているのでしょうか。
またケンカの後(言い負かしたり言い負かされたり)、どちらが勝利したかによっても意味が違ってきます。
夢の中で多くの人達が喧嘩し、争い、多くの犠牲者が出た場合には、現実世界での大きな痛手を意味します。
その他にも様々な意味があります。
自分が相手に勝った
喧嘩をする夢で自分が相手に勝った時は、吉夢となり現状が好転するなど良い意味を持っています。
ケンカに勝つ自分の姿を見る事で抱えていたストレスが解消され、心理状態も良い方向へと変わっている事が多いです。
相手が友達や家族だった
夢に出てくる相手が友達や家族だった場合は、相手に対して普段からはっきりと言えない不満を持っている場合があります。
普段から相手を理解する事や、話合いをして不満を解決するのも大事です。
相手の不満を責めるのではなく、自分からも相手に歩みより変わろうとする事も必要です。
自分が相手に負けた時
喧嘩をする夢で、自分が相手に負けた姿を見た時は、体力や健康面に問題がある場合があります。
体の調子が悪かったり病気などの不安から夢となって現れてしまうので、休息する時間を見つけてゆっくりと体を休ませるようにしましょう。
リラックスする事も大事なので、コーヒーや紅茶を飲んで一息ついて、お風呂で体を温めてゆったりとした時間を過ごすのも良いです。
知らない人がケンカしているのを見ている時
喧嘩をする夢で知らない人がケンカしているのを見ている場合は、実際に抱えている問題から目を背けていたり、逃げたいという気持ちを持っている場合があります。
辛い状況でも逃げていては問題は解決しないので、相談出来る相手を見つけて出来る事から少しずつ立ち向かう努力も必要です。
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喧嘩した後に自分が謝っている
喧嘩した後に自分が謝っている姿を見た時は、自分に対して弱気になるなど自信をなくしていることを意味します。
普段から自分の思っている事を発言出来ず、気持ちが抑圧されてしまうと夢となって現れてしまうのです。
不満や言いたい事がある時は、自分ひとりでそのまま抱え込まずに相手に伝える事も大事です。
考えている事や思っている事を伝えるだけでも、気持ちは軽くなり悩みも解消されていきます。
一方的に怒っている
喧嘩をするというよりは、相手を一方的に怒っている自分の姿を見たのならその夢は怒りとなり、あなた自身の力不足、環境への不安や不満を暗示します。
あなたの自己中心的な性格をあらわしていることもあります。
声を荒らげ怒鳴っているのは、成熟さが欠如している証拠、自分に対するジレンマを抱えていると言えます。
ちなみに、決まった人に怒りをぶつけるのは、両者の関係が悪化していることを意味しています。
喧嘩をする夢は現実の喧嘩が夢に反映された可能性もあります
嫌いな相手とは、言い合いになり喧嘩をすることが現実世界ではありますが、喧嘩をする夢を見る場合にはこのことが夢に反映されたと考えることもできます。
もともと人間は、嫌いな人とは意見が食い違うことが多いと言われています。
人は、情報伝達の手段として会話をしますが、そこでは「何故相手がそういった事を言ったのか」と多くの人が言葉の背景を探るそうです。
これを心理学では、マインド・リーディングといいます。
特にこの現象が起きやすいのは、嫌いな相手と会話しているときだそうです。
しかもその時に抱く感情としては、悪いことが多いようです。
この症状が長く続けば、両者は対立し、対策を講じなければクロス・コンプレイングに進み、従順な関係とはいかなくなります。
(クロス・コンプレイング:両者が一方的にバッシングし合う状態)
この次の段階として、持続的な対立関係となり、勝敗が決するまで両者が歩み寄ることはなくなります。
このことは、ネガティブ・コミュニケーションと呼ばれます。
(ネガティブ・コミュニケーション:お互いが対立しバッシングし合う非協力的なやり取りのこと)
対策
現実世界でこのような喧嘩状態に陥っているのなら、まずはこの状態を改善させることが大事です。
一般的に、このような場合には相手に対して歩み寄りを見せることが必要です。
「相手は自分に対して悪意を持ってはいない」とまずは信じてみてください。
相手を尊重し、敬う心を持ち、良いところがあれば素直に言葉に出してほめることも必要です。
そうすれば徐々に、相手も自分に対して好意的に接するようになり、お互いの主張を認め合うことができるようになります。
話し合いで、お互いに落としどころを見つけられるようになるのもこの頃です。
心理学ではこのことを、ポジティブ・コミュニケーションといいます。
喧嘩の夢を見る人は、一度この方法で嫌いな相手との関係を修復してみるのが良いでしょう。
最後に
このように喧嘩する夢でも、見る内容によって自分の心理状態が大きく影響しているのです。
嫌な夢を見たと思うだけでなく、夢の内容によって自分の心理状態を知る事も必要です。
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