ハローワークは、以前は「公共職業安定所」と呼ばれていた、国民に安定した雇用機会を確保させることを目的とした施設のことです。
故に、仕事を探している人がまず立ち寄る場所であり、また求人企業がその情報を提出する場所にもなっています。
ちなみに、求人の多さだけであれば、ハローワークが圧倒的に有利です。
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目次です。
初めてのハローワーク
初めてハローワークで職を探す場合、アプローチとしては、申込書を提出することで利用のための登録をすることと、就職に関する相談をするという二種類が考えられます。
前者の場合、総合受付に申し出ると、求人申込書を渡されるので、そこに必要事項を記入して提出すれば、各種サービスを利用することができるようになります。
そのさい、ハローワークカードと呼ばれるものを受け取ることになりますが、基本的に求人探しなどで利用するさいには、このカードの提示が必要となってくるので、失くさずに持参するようにしなければなりません。
ちなみにこのカードの有効期間は3ヶ月ですが、失業して失業給付金を受給している人であれば、支給終了まで有効です。
就職に関する相談
就職に関する相談を受ける場合も、初めての場合は総合窓口でその旨を申し出ると、銀行受付のような整理番号が渡されるので、その札を受け取って、番号が呼ばれたら該当のカウンターの担当者と相談することになります。
たとえば転職したいがどうすればいいのかや、どうやって仕事を探すべきなのかといった、初めてのことばかりでわからないことを聞いたり、求人票の見方や履歴書の書き方等のアドバイスを受けたりするのに、相談窓口は役に立ちます。
職を探す
職を探す場合、昔は紙による求人票が主な手段でしたが、今はそうした求人情報は電子データ化されており、パソコン端末で簡単に検索することができるようになっています。
このデータベースは、じつはインターネット経由で自宅のパソコンからでも検索ができますが、注意しなければならないのは、一部パート募集などの情報はハローワークの端末機からでないと検索できないということです。
総合受付で前述のカードを提出すると、端末の設置してある席の番号札を渡されますので、該当の席の端末で検索します。
場所や職種など、さまざまな条件で探すことができるので、気になる求人があればプリントアウトし、窓口に持参すると、応募可能かどうかを確認後、紹介状を渡してくれるので、後は会社と面接の日程を決めるといった交渉を自分で進めていくことになります。
ハローワークの持ち物や服装について
持ち物
ハローワークに初めて通う際は、必要な持ち物があるのかどうか心配になりますが、実際は全く必要ありません。
雇用保険を受給される場合は別ですが、職探しが目的の場合や就職に関する相談の場合は、何も持っていかなくても良いのです。(お金も入りません。)
ちなみに、ハローワークに初めて通う方の場合は、前途しましたように、求職申込書という書類を作成しなければならないので、その際に履歴書などが有れば大変便利です。
書類を作成する際には、鉛筆などの筆記用具が必要ですが、鉛筆、消しゴムなども準備されているので心配する必要はありません。
ただ、ハローワークに通い始めるようになれば、ハローワークカードを持参する事が必要になります。
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服装
服装については、スーツか私服かで迷いますが、スーツを着てバッチリ決めて行く必要はありません。
何故なら、その日に自分が受けたい企業が見つかり、紹介状をもらうことになったとしても、その日に「面接」という事はあまりないからです。
また、
「どうしても今日面談させてくれ、今日しかできない」と語る企業はお断りしてしまった方がいいでしょう。
「今日は面接に来れない」と話したくらいで、逆切れする企業ではこの先の未来も想像できないからです。
服装はハローワークの職員の方の目線で考える
初対面で有れば、多くの人は内面ではなく外見から入るもので、これは人間ですので仕方のないことでもあります。
こう考えるとハローワークで言えば、企業への応募可能かどうかの判断をするのは、今日初めて逢ったハローワークの職員の方であり、初対面の人です。
そうした中で、例えば、いい加減な服装、だらしない服装をしていたらどうでしょうか。
こう言った場合、履歴書上は優秀な人材でもハローワークの職員の方からしたら、
「本当なのか?嘘なんじゃないか?」
と疑問視され、本当は自分の実力で狙える企業への応募も、様々な理由をつけられ、応募すらして貰えないことにもなりかねないのです。
本当は中身のある優秀な人でさえも、初対面では外見上で判断されてしまいます。
また、外見に判断されず、本来の姿を見抜く優秀な人は、当然役員クラスであったり、社長などの経験豊かな人達なのです。
故に、服装はハローワークに務める職員の人達に、いい加減な人、だらしない人、と思われるような格好さえしなければ良いのです。
そうすれば、条件が少し厳しい企業にも、頑張って何とか書類だけでも、と言った職員の粘り強い対応にも繋がります。
そして、こう言った点から総合的に考えると、やはりスーツが一番いいのかもしれません。(ただ周りがラフな格好の人達の場合、結構恥ずかしいです。)
ハローワークはブラックなの?
初めてハローワークを利用する方の中には、
「ハロワってブラックなの?」
と疑念を思っている方がいますが、そんなことはありません。
ただ、余程の事がない限り、ブラック企業であろうがなかろうが求人募集ができる、と言うところがあるのも事実です。
参考:「就職・転職なんて簡単、ハローワークですればいいし」、こう思ったあなたは要注意!
そして、こちらの記事でも紹介しているのですが、やはり優良企業の求人は、多くの人達が目にしますので早い者勝ちになりやすいです。
故に、ご利用の際は十分に注意して下さい。
最後に
現代は情報化社会であり、如何にしてその情報を集めるかが将来成功できるかの分かれ道にもなっています。
また、情報が多く有れば、それだけ就職・転職活動を有利に進めることにも繋がります。
そして、情報なら何でもいいのではなく、必要なものを必要な時に仕入れられる、このようなことが出来ないといけません。
このことはこれから先、企業で働くことになる、多くの方にとって必要とされる能力です。
故に、就職・転職活動中は、情報収集のアンテナを常に張り巡らせておくことが、現代の情報化社会を生き抜くためには必要なことなのです。
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