世の中には会うだけで不愉快な思いをする人や、「この人は苦手だなぁー」と思う人など、様々なタイプの人がいます。
一方で、一緒にいると楽しいとか、気を遣わないでいい、この人と組むと上手く行く、といった人達がいます。
これを一般的には、波長が合う人、あるいは相性がいいとか、相性が合う、ウマが合う、と言います。
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目次です。
波長が合う人とは、どんな人のことなのでしょうか
「波長が合う人」という言葉の意味するところは、意思の疎通がうまくいって、お互いに理解しあえる、共感する部分が多い人ということです。
「波長が合う」という言葉は、相性が合う、ウマが合う、という言葉に置き換えることもできます。
波長が合う人とは、一緒にいて居心地がよく、自分がより自然体でいられ、やる気が出たり、刺激を受けたりできる人のことです。
会っているだけでよい感情が湧いてくる人のそばに、できるだけいるようにしましょう。
波長が合わない人
波長が合うの反対語は、波長が合わないです。
波長が合わない人と一緒にいると、居心地が悪くストレスを感じるようになります。
心理学の中に「シンクロニシティ」という言葉が存在しています。
シンクロニシティとは、偶然の一致と訳される現象のことであり、波長が合う人同士ではシンクロニシティが起きやすいという特徴があります。
例えば、自分が考えていたことと同じことを相手から言われたり、考えていた人と外出先でバッタリ会ったり、電話がかかってきたなどということです。
人間は誰しも苦手な人はいます。
人間的には良い人であっても、なんとなく苦手に感じる人が誰にでもいるものである、ということを認識しましょう。
特に理由もないのに「なんだか合わない」と感じる人は、波長が合わない人なのです。
波長の合わない人と一緒にいるとストレスを感じる
前述しましたように、波長の合わない人と一緒にいるとストレスを感じます。
ゆえに、苦手な人には必要以上にかかわらないことが大事です。
無理してかかわらずに、素直に距離を置くようにしましょう。
できるだけ波長が合う人たちと一緒にいることが、楽しく充実した人生を過ごせるコツのひとつです。
職場や学校
自分が選んで距離を置ける場合は良いのですが、職場や学校など同じ環境下で苦手な人と付き合っていかなければならない場合もあります。
その場合の対処法については、心の中で距離をおき、いちいち相手の言動に過剰反応しないようにする、という方法が対処方法となります。
相手の言動に左右されない、深入りしないようにすることです。
職場などで毎日顔を合わせなければいけない場合には、その人の悪い面を見ないようにしましょう。
本来、誰にでもいいところがあるものなので、その人の良い面とだけ付き合うようにしましょう。
波長が合う人とはいえ、自分と100パーセント合う人などまず存在しません。
嫌な気分になる人とは距離を置くことがベストなのですが、それができない場合には、心の中で距離を置き、その人の良い面だけを見るようにしましょう。
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波長が合う人に感じる共通点
友人知人に限らず、恋人に関しても波長が合う人同士は、どのようなことがあっても絶対に壊れない強い関係性を築くことができます。
そのような事実は人間関係をより良いものにするための基本であり、深く考える方はあまりいないほど当たり前の事実なのですが、無意識的に感じているからこそなぜ一緒に居て心地良いのか、という理由を具体的に説明できない方が多々居ます。
しかし、よく考えてみると自分にとって波長が合う人たちのことについて思いを巡らせてみた場合、誰もが共通しているポイントに気づくことができますし、決して複雑性や難しさを感じることはありません。
そのため、いつも同じ時間を過ごしていても全く気疲れしない面々のことを思い出してみた場合、「趣味が同じだ」というシンプルな共通点に気付いた時には拍子抜けすることも多いです。
趣味が同じ
学生時代は時間に余裕があるので趣味が同じでも個々によって熱中度が異なり、深い関係性になれることはあまり多くありません。
一方、大人になれば仕事や私生活に追われるようになってしまい、なかなか自由に時間を使うことができなくなってしまうのです。
そうした状況下においても何とかやりくりして時間を確保し、楽しむ趣味というのは、学生時代とは熱中度が全く異なります。
つまり、他の方々も同じ状況下で様々な教室やコミュニティーに参加しているので、一気に距離が縮まるというわけです。
ただし、全ての事柄について当てはまるのではなく、スノーボードやテニス、スキーやゴルフ、といった比較的一般的なものは深い関係になれない可能性が高いです。
メジャーな物事よりも好みが明瞭に分かれてしまう「漫画やアニメ」、「音楽やネットゲーム」といった事例の方が、波長が合う人に出会いやすいです。
好みが同一の者同士がカップルになった際、気持ちが安らぐことに限らず話も弾むので、デートに出かける時にもどちらかが妥協しなくてはならないことが無くなります。
経験や境遇、育った環境が似ている
もちろん、成人を過ぎてから興味関心が出てきたことが同じであるケースの他に、幼い頃や思春期のタイミングで受けた経験や境遇が似ていると、波長が合う人として認識されます。
日本には古くから「類は友を呼ぶ」というフレーズがありますが、同じ環境で育った方は仲間意識を持ちやすいという特性があるのです。
特に家庭環境はシリアスな様子になりやすいからこそ、そっくりなシチュエーションに身を置いていた人を目にすると他人事のようには感じられなくなります。
波長が合う人を見つけるコツ
波長が合う人を見つけるコツとしては、自分の本質(気質)をまずは知ることです。
例えば、日常生活ではどんな時に幸せを感じ、どんなことが嫌なのか、ということです。
波長や相性が合うのなら、こうしたポイントも同じ場合が多いのです。
なので自分でこうしたことがわからないのに、波長が合う人を見つけようとすると、後で「この人とは相性が悪い、波長が合わない」と、後悔することが多いのです。
自分の本質(気質)とは、変えようがないからです。
本質(気質)
本質(気質)とは、親から受け継いだDNAのことで、これは持って生まれたその人の特徴、つまりは個性なので、性格などとは違い変わりにくいものなのです。
人のタイプ
人のタイプ(本質)というのは生まれつき決まっている、とも言われています。
実際、エニアグラム(性格論)では9種類のタイプが存在するとされていますので、自分がどんなタイプなのか把握しておくことで、波長が合いそうな人を見つけた時に、この人は本当に自分と波長が合うのだろうか、と見極めることが可能なので参考にしてみてください。
●エニアグラム性格論(性格の主な九分類法)
◆タイプ1 改革する人。(良識的で理想主義のタイプ。高潔。きっぱりした。自己抑制的で、完全主義者。)
◆タイプ2 助ける人。(思いやりがあり、人間関係を重視するタイプ。寛容。気持ちを表現する。八方美人。所有欲が強い。)
◆タイプ3 達成する人。(成功志向で実際的なタイプ。適応力がある。卓越している。強迫観念に駆られた。外面を気にする。)
◆タイプ4 個性的な人。(繊細で引っ込みがちなタイプ。表現力がある。ドラマティック。自己陶酔的。気まぐれ。)
◆タイプ5 調べる人。(真剣で知的なタイプ。洞察が鋭い。革新的。秘密主義的で、孤立する。)
◆タイプ6 忠実な人。(真剣に関わる、安全志向なタイプ。愛嬌のある。責任感が強い。心配性で、疑り深い。)
◆タイプ7 熱中する人。(活動的で、面白いこと好きなタイプ。自発的。多芸多才。欲張りで、注意散漫。)
◆タイプ8 挑戦する人。(パワフルで、仕切るタイプ。自信に満ち、判断力に富む。強情で、対決的。)
◆タイプ9 平和をもたらす人。(のんびりしていて、控えめなタイプ。受容的。安心させる。周りに合わせる。自己満足的。)
出典:Wikipedia
最後に
「波長が合う人」「相性が合う人」「ウマが合う人」というのは、つまりは自分と何かしら似ている点がある人のことを指します。
自分を飾らず、無理せずにいられる、そうした波長が合う人を見つけられるといいですね。
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