健康標語は、健康づくり標語とも言われ、自治体や学校、職場などにおいて募集されます。
趣旨としては、健康の保持増進を図るのが狙いです。
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目次です。
健康標語とは
健康標語は、毎年9月の「健康増進普及月間」に合わせて募集されます。
健康増進普及月間とは、9月1日~9月30日までを指します。
厚生労働省はその趣旨として、現代人に多い生活習慣病(高血圧・糖尿病・がんなど)の予防を掲げています。
同時に、厚生労働省は、生活習慣病を予防することで、国民の健康寿命をも伸ばしたいという考えもあるようです。
生活習慣病は、食生活、運動、喫煙、飲酒などの悪い習慣が身についていることで起こる病気と言われることから、政府としてはこの悪い習慣を改善し健康の保持増進を図りたいのです。
そこで、この運動を普及させるための一環として健康標語が募集されます。
テーマ
また、健康標語といってもそのテーマは幅広く、年ごとに変わることもあるので注意が必要です。
主なテーマとしては、
- 生活習慣病
- 食生活
- 運動
- 健康増進
- 飲酒
- 喫煙
- 口と歯の健康
- 女性の健康づくり(子宮がん、乳がん)
などが挙げられます。
いずれにしましても、健康標語は生活習慣を見直すように働きかけ、改善を促すことができるような標語を作ることが大事です。
食生活が荒れている人や、運動を全くしないという人達にも、改めて健康管理の大切さを再認識できるような作品を作成することが求められています。
健康標語の一例と作り方
では、ここでは実際に標語を作ってみます。
標語の作成が苦手な方でも、簡単に作れる作り方を紹介します。
作り方
まずは、標語の元となるキーワードを集めます。
次は、そのキーワードを「上の句・中の句・下の句」に当てはめていく作業です(標語というのは、基本的に「上の句・中の句・下の句」で構成されているため)。
2016年度
- まい日の ごはんとうんどう みらいのちょ金
- 健診で 生き生き元気 我が夫婦
- 今元気 早期治療の おかげさま
出典:鹿児島県
2011年度
- 検診で 得られる安心 早期治療
- 笑いはね 心のコリとる マッサージ
- 続けよう 早寝早起き 朝ご飯
出典:埼玉県市町村職員共済組合
過去の作品を参考にすると分かりやすいです。
- ワードの例(上の句):まい日の、健康で、今元気、検診で、笑いはね、続けよう
- ワードの例(中の句):ごはんとうんどう、生き生き元気、早期治療の、得られる安心、心のコリとる、早寝早起き
- ワードの例(下の句):みらいのちょ金、我が夫婦、おかげさま、早期治療、マッサージ、朝ご飯
どの作品もそうですが、標語はこのようにしてテーマ(健康)に沿った複数のキーワードを組み合わせて作って行きます。
テーマに沿って自分で考えたり、過去の作品を参考にキーワードを考えてみるのも良い方法です。
このサイトでも、キーワードの一例を紹介していますので参考にしてみてください。
ポイントとコツ
命令口調にしないのもコツ
過去の作品をみてみると
- 続けよう 早寝早起き 朝ご飯
のように、読み手に呼びかける表現を用いている標語もあります。
例えば、この「続けよう」を命令口調で「続けろ」とか「~すべし」としたらどうでしょうか。
読み手にはきっとインパクトを与えることができるでしょう。
しかし、それと同時にきっと読み手の気分を害することにもなりかねません。
なのでこの場合には、「~しよう」と呼びかけた方が受け入れてもらいやすいのです。
ただし、命に直結するような場合には、命令口調を用いた方が良い場合もあるのでそうした場合には、上手く使い分けることが大事です。
句の長さ
また、作成過程においては句の長さを気にすると思います。
ですが、標語やスローガンには「この文字数で」というようなルールはありません。
俳句だと「5・7・5形式で季語を入れましょう」となっていますが、標語やスローガンはある程度は自由に作ってもよい、というようになっています。
一般的には、標語(スローガン)も俳句のように5・7・5形式で作る方が多いです。
理由としては、読み手に与える影響を考慮しているからです(リズム・発音など)。
テーマ
健康標語を作る際のポイントとしては、テーマが挙げられます。
健康標語は「健康」という大きなテーマが掲げられていますが、中には「医療と健康」をテーマにしている場合もありますし、
- 健康づくりに関すること
- 歯の健康に関すること
- 栄養・食生活に関すること
などその年ごとによって、健康標語のテーマは変わることが多いです。
なので、主催者側が何をテーマにしているのか、「趣旨は何なのか」をしっかりと把握しておく必要があります。
ちなみに「健康増進普及月間」とだけしか定めておらず、詳しい趣旨についての説明がなされていないという場合には、その応募先の過去の健康標語を参考に作成すると評価されやすくなります。
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健康標語のキーワードの一例
ここでは、ア行~ワ行のキーワードの一例を紹介します。
ア行
アルコール、歩こうよ、あなたも、朝ごはん、青い野菜、赤い野菜、明日を変える、ありがとう
生き生き、痛みを、意識、いつものように、いただきます
運動、ウォーキング、失う、受けましょう、ウィルス対策
笑顔溢れる、エネルギー、塩分
おかげさま
カ行
過剰摂取、過大評価、課題、家族のため、体を守る、体のチェック、考えよう
絆、記念日、禁煙、気持ち、給食、気分爽快、綺麗になった
健康づくり、健康診断、元気、元気でる、元気モリモリ、検診
ごはん、効果、心がけ、心、心と体、心壊す
サ行
細胞
習慣を、寿命、食事、自分のため、丈夫な歯、食の安全、食のバランス、自分も周りも、幸せ者、白い歯で
ストレッチ、好き嫌い、スッキリ、吸わない、吸わないつながり
生活改善、生活スタイル、生活習慣病、節度、摂取量
早期発見、早期治療、卒煙
タ行
食べること、第一歩、宝物、体力テスト、体力づくり、体力ない、大丈夫、食べ残し、高める、楽しく生活、体重が
貯金、朝食、昼食、長寿、力湧く、父元気
続けよう、続けることが
手洗いうがい
糖分、取り過ぎ、糖尿病
ナ行
なくそうよ、何気ない一言
延ばす、のりきろう
ハ行
走ると、バランス、歯磨き、晩ご飯、破壊する、早寝早起き、パワー、腹八分目、母元気
広げるため、広がる輪、ビタミン、病気
夫婦、不眠症、ふがいない、不足して、防ごう病気
減らすため
保険
マ行
毎日、毎日食べる、守ろうよ、マッサージ
未来、見直す、緑の野菜、みんながしてる
無敵の、むしばきん
もう嘘はつかない
ヤ行
野菜、夜食、やっつけよう、やってきた、やめる
夕食、ゆるがない、勇気
良い気分、夜ふかし、欲望が
ラ行
ランニング
リフレッシュ、リズム、立派な
ワ行
わすれずに、わたし、わがままな、笑えない、笑えるね
最後に
以上、健康標語の作り方の一例、キーワードの一例を紹介してきました。
健康標語作成の際には、参考にしてみてください。
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