自治体や学校側から、あいさつ標語の提出を促されることがあると思います。
趣旨としては、挨拶をすることによって誰もが親しみを持ち、その地域や学校という集団に馴染みやすくなること、
挨拶は人間関係の構築には、欠かせない大切なものであるといった思想を広げたい、あるいは、自治体によっては、声かけによる防犯対策、美化活動にもなると考えています。
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あいさつ標語とは
あいさつ標語とは、挨拶が恥ずかしい、したくない、挨拶する意味がわからない、という人達にたった17文字(5・7・5の場合)の短い言葉で、挨拶の素晴らしさを伝えることができます。
挨拶しても、無視して挨拶を返してくれない人もいる世の中です。
そうした世の中をあいさつ標語で、少しでも変えようという取り組みなのです。
- おはようございます
- こんにちは
- さようなら
- こんばんは
- お疲れ様です
が言えない人、挨拶ができない人は、たとえ勉強ができても集団の中では、人間関係につまづいてしまうことも多いです。
新しい街に引っ越してきて、引っ越し先で引っ越しの挨拶をしないだけでご近所からは、まるで腫れ物に触るような扱いを受けることもあります。
引っ越しの挨拶をするだけでも、ご近所の人間関係が良好になります。
挨拶は、人と人とが仲良くなるための第一歩なのです。
あいさつ標語の一例と作り方
では、ここでは実際に標語を作ってみます。
標語を作るのが苦手な方でも簡単に作れる作り方を紹介します。
作り方
まずは、標語のキーワードを準備します。
そこから、5・7・5などの形式で組み合わせていきますが、必ずしも5・7・5形式で作らなければいけないということではありません。
字余り(5・9・7)になっても構いません。
ただ、バランスが悪くなったり、声に出してみて響きがよくない場合には直しましょう。
大人の部
- 挨拶(あいさつ)が 人と人との 和をつなぐ
- 挨拶(あいさつ)で ほほえむ笑顔(えがお) 深(ふか)める絆(きずな)
- あいさつで ふれあうよろこび 笑顔(えがお)の輪(わ)
子どもの部
- あいさつは がんばる日本(にほん)のエネルギー
- あいさつは せかいにとどく おくりもの
- おかあさん あいさつするかお すてきだね
こちらは、名古屋市の過去のあいさつ標語ですが、この標語を分解してみると
- ワードの例(上の句):挨拶が、挨拶で、あいさつで、あいさつは、あいさつは、おかあさん
- ワードの例(中の句):人と人との、ほほえむ笑顔、ふれあうよろこび、がんばる日本の、せかいにとどく、あいさつするかお
- ワードの例(下の句):和をつなぐ、深める絆、笑顔の輪、エネルギー、おくりもの、すてきだね
に分けることができます。
あいさつ標語に限らず、標語を作る際には、こうしたキーワード(上の句・中の句・下の句)を組み合わせて作って行きます。
自分であいさつ標語を作る際には、自分でキーワードを考えたり、過去の作品を参考に作ります。
ポイントやコツ
標語なので、主催者側の趣旨さえ外さなければ、今年あったことや今年の流行語などから趣旨に合ったものを選んでみても面白いです。
例えば、「あいさつは せかいにとどく おくりもの」などのようにもっとグローバルに考えてもいいですし、逆に「おかあさん あいさつするかお すてきだね」のように身近な人物を対象としてみると、簡単にあいさつ標語が作れることもあります。
誰に向けて書くの
標語は、誰に向けて書くのかも重要です。
例えば、小学校で挨拶標語を作る場合には、学校内のスローガン的な役割を担うはずです。
そうした場合には、小学生がみても分かるように標語を作成しなければなりません。
しかしそこで、難しい言葉や漢字を用いて低学年の子供達に理解されないのは意味がありません、
実際、名古屋市の過去の挨拶標語をみても分かると思いますが、子供の部ではそのほとんどは漢字を用いていません。
大人の部でも、漢字にわざわざ丸括弧()をつけて一つ一つの句にひらがなをふっています。
そのことからもわかりますが、標語は誰に向けて書くのかということは、とても重要なことなのです。
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あいさつ標語のキーワードの一例
ここでは、ア行~ワ行のキーワードの一例を紹介します。
ア行
挨拶、挨拶で、朝の道、朝から、合える、あたたかさ、明るく、明るい社会、明るい子、ありがとう
いい気分、良い心、いつでも、、いつまでも
笑顔、笑顔が広がる、笑顔溢れる、うれしいね
おはよう、おかえり、大人、思いやり、面白く、お疲れ様です
カ行
家族の輪、かけ声、頑張るぞ、変わる、変われば、活力、鍵、家庭から、感じてください、こんばんは、顔と顔、かよう心
今日も一日、聞く、今日の、気をつけて、君、気分爽快、絆
元気、健康が
心の扉、心を開く、子供、言葉に、こんにちは、ごめんなさい、子供っぽい
サ行
さわやか、支え合い、さりげない、さようなら
知らぬ顔、知らない人、幸せ、したくない、少年、時代、自分から、自然と
すがすがしい、すてきだね
青少年、世界
育てよう
タ行
たくさん、正しい
地区民、注意する
つなぐ橋
できることから
どこでも、閉ざされた
ナ行
にこにこと、ニコニコ、ニッコリ、虹の橋、日本
ハ行
弾む、母の愛、恥ずかしい
響き、人と人との、一言で、広げよう、広がる和
不思議、ふれあいを、ふれあいは、振り向く
マ行
街、○○中、○○小、まちづくり
みんなの、みんなで、未来
迎えよう
メッセージ
ヤ行
やめようよ、やってみる、やってみよう
豊かな
ワ行
私、忘れまい、忘れないで、笑う目
最後に
リズムのいい新鮮で、親しみやすいそれでいて覚えやすい、あいさつ標語を学校に提出できるようキーワードを参考に考えてみてください。
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