現在ではブラック企業などの言葉が広く認知されるほどに、環境や待遇の悪い企業で働いている方が大勢いらっしゃいます。
その様なところで働く事は、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかりますので、病気になってしまう方も珍しくはありません。
ですので、自分の職場で働く事に辛さを感じるのであれば、病気になる前に退職する事が重要になります。
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病気になるくらいなら退職も
ただ近年でも退職に躊躇いを感じる方がいらっしゃいますし、再就職なども簡単ではない場合があります。
しかし劣悪な環境で仕事を続けていると、場合によっては鬱病を発症してしまう事があります。
そうなってしまうと再就職にも時間がかかりますし、精神的にも肉体的にも大きな負担が自分のみならず家族などにものしかかってしまいます。
したがって自分が劣悪な環境で働いていると感じられた場合には、一刻も早く退職する事が求められます。
責任感が強く真面目な人は会社を辞められない場合もある
責任感の強い方や真面目な方などは、一度入った会社を簡単に辞められない傾向が見られます。
そして、その様な方はサービス残業や自分の能力を遥かに超えた業務内容などでも頑張って対応しようとしてしまいます。
そうなってしまうと次第に追い詰められてしまい、最悪の結果を迎える事もあります。
仕事を一生懸命頑張ることは一般的に美徳とされていますが、それは通常の環境や待遇と言う前提条件があります。
ですので、この前提条件を満たしていない企業で働き続ける事は美徳とは呼べないと言えます。
出社拒否による退職について
またこのような企業では、仕事内容に見合った賃金が払われない、法律で定められているはずの休暇が取れないなど様々な問題があるとされています。
これらの問題は立派な退職理由になりますので、労働者の権利として主張する事は悪い事ではないと言えます。
しかし、企業の中にはそれらを認めないところもあります。
その様な企業に対しての最終手段が「出社拒否」になります。
出社拒否は一般的には褒められた行為ではありませんが、自分を犠牲にしてまで仕事を続ける理由はありません。
ですので、「この会社ではこれ以上働きたくない」と判断した時に、企業側が退職を認めない場合には非常に有効な手段となります。
出社拒否をした直後は会社から電話などの連絡がきますし、場合によっては直接の訪問などもあります。
しかし、いずれの場合も強制力はありませんので無視しても問題はないと言えます。
また離職票などの再就職に必要な書類も貰えますので、出社拒否は会社を辞める最終手段になると言えます。
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退職後
仮に出社拒否をして退職したとしても、これを人生の転機と捉えることでこれから先の人生は好転するはずです。
通常「退職」などは、人生の中でもそう何度も経験するものではありません。
その人生に一度や二度経験するかしないかの退職を、出社拒否という形で経験してしまった人は、
「その後の人生においても物事が上手くいかないような気がする」
「自分は甘えているのかもしれない」
などと、ネガティブな思考に陥りやすいです。
確かに、定時で帰りたい、もっと休みが欲しい、などとよく甘えたことを発言する人もいますが、前途しましたように、その状況次第によってはこれは甘えでもなんでもないのです。
逆に出社拒否をして退職したと言う方は、是非これを前向きに捉える努力をしていくことが大事なのではないでしょうか。
退職後に上手くいくコツ
退職後の転職や、その後の人生においても上手くいく人、と言うのは、決して人の悪口を言いませんし、会社を辞めたからといってネガティブにもなりません。
- 退職は次のステージに進むために必要なことであり、自分がレベルアップするためには必要不可欠なこと。
- 転職して自分の夢を叶えるためにする。
- 自分の仕事における将来のビジョンがこの会社では描けないので退職する。
など、しっかりとした目的があり、この考えにブレがなく自分の中に軸を持っている人が多いのが特徴です。
要は、みんな自分らしく生きているのです。
出社拒否をして退職を考えている、もしくは退職した、と言う方は、これから先は自分らしく生きてみてはいかがでしょうか。
出社拒否をして退職することは、その状況次第では決して悪いことではありません。
ただ、この会社のどこに問題があるのか、退職後はどうするかなどを考えておく方が、その後の人生を考えたときあまり心配する事がないようにも思います。
例えば、これから先の自分の生き方はこうしたい、と言った強い軸が有れば、転職先でも上手く行きます。
最後に
仕事というのは本来、辛いと感じるものではありません。
そこには、人並みの生活を送りたい、と言う人間の欲が関係していて、自ら辛いと感じる仕事を選んでいる場合もあります。
これから先は、自分で楽しい、これがしたかった、自分に合っている、好きだ、と感じる仕事を選ぶことが大事なのではないでしょうか。
こうした生き方は、自分らしく生きていくことにも繋がっています。
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