一般的にプライドは良いものでもあり悪いものでもあるとされています。
プライドを持っていない方は情けない感じがしますが、高すぎると人づきあいが上手くいかない場合が多くなります。
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目次です。
プライドを捨てることで得られるもの
基本的には持っていた方が良い場合が多いのですが場面によっては捨てる必要がありますし、高すぎるプライドは往々にして邪魔になるとされています。
また、自分の成長の妨げになる場合もあります。
周りの意見を聞き入れない傾向が強くなりますので、社会人であれば仕事のやり方、学生であれば勉強方法など改善の機会が失われてしまう可能性があります。
プライドを捨てるメリット
なお、高すぎるプライドを捨てる事には様々なメリットがあります。
まずは余計な自意識を捨てることでストレスを感じにくくなります。
基本的にこのような方は素直に謝れない事が多く、何かミスをした時に後々大きなトラブルに発展する可能性が高くなります。
しかし素直に謝ることでトラブルを回避できますし、人間関係も円滑になります。
チャンスを掴むことができる
また、上記のように自分の成長に繋がるチャンスを掴むことができます。
他人のからのアドバイスを素直に受け入れる事ができるようになれば、仕事のやり方や勉強方法を改善することができますし自分の弱さを認めることも一つの成長と言えます。
プライドを捨てる方法について
では実際にどうすれば捨てる事ができるのかと言うと、それにはいくつかの方法が挙げられます。
自分の悪い点を認める
まずは自分の悪い点を認めることになります。
自分の過去を思い起こし反省することが重要になります。
当時は自分の非を認めることができなかったとしても、「今は反省している」と言うケースは多々あります。
なのでその非を認めることで少しづつ変化していくことが可能になります。
自分の言動に注意したり、自分が意地を張りやすいパターンなどを見つけることでより円滑な人間関係を築くことができるようになります。
相手に自分の弱さを見せる
次に、自分の失敗を会話のネタにすることもポイントになります。
プライドが高い方は、自分の失敗を話題にすることを屈辱に感じます。
なのでその自意識を捨てる方法として、自分の失敗を自分から話題にする事は非常に有効な手段になります。
また、そうすることで自分の弱さを前面に押し出す事ができます。
一般的に人間は弱さを感じさせる人には親近感を持ちやすくなりますし、何かと協力したくなります。
したがってミスはしない方が良いのですが、失敗した事を笑い話などとしていくつか用意しておくと会話の潤滑剤として役に立つ事が多くなります。
挨拶をしよう
初対面の人にも自分から積極的に挨拶をしてみましょう。
挨拶とは、相手からされるのを待つものではないのです。
そして、挨拶に先輩、後輩は関係ないことを理解してください。
一般的にプライドが高い人に見られる特徴としては、会社内の同じ部署以外の目下の人や立場が低い人には全く挨拶しない、なんて人も多いです。
あの人は立場が低い、目下なのだから「相手から挨拶してくるのが当たり前だろう」と考えているのであれば、高貴な器の小さい人になってしまいますよ。
また、こういった考えは顔に現れやすく、すぐに相手にばれてしまいます。
さらに、そういった場合には、プライドが高い人特有のオーラが出ているものです。
挨拶というのは基本、笑顔でこちらからの姿勢が大事です。
そして、こういった気持ちを持ち続けることが出来ればプライドも低くなります。
誰に対しても分け隔てなく接する努力を、挨拶から始めて見ましょう。
謙虚になる
職場にて「いまどきの若いものは…」と言っている人は確実にプライドが高い人でしょう。
若者を批判することだけに必死になって、揚げ足を取ることばかりを考えていては、お高くとまった心の狭い人間になってしまいます。
逆に心が広い人は、きっとこの若者から何かを学ぼうとしたり、悪いところがあれば、直接本人にアドバイスや助言をするのではないでしょうか。
また、本来ならばそういう立場でなければならないはずです。
故に、職場にて「いまどきの若いものは…」と言っている人は、この言葉を使わないようにすることが大切です。
そうすることで、今までとは違った人間関係が期待でき、それがプライドを捨てるきっかけにもなるからです。
宮澤賢治の詞を読む
プライドが高い皆さんは、「雨にも負けず、風にも負けず」から始まる宮澤賢治の詞をご存知でしょうか。
この詞は、人と人とが関わり合いを持つ際のおもてなしの原点のようなものです。
この詞の意味についてですが、まず始めの冒頭にて、丈夫な体で、欲得(打算的)ではいけないと述べています。
次に、怒らず、どんな時も静かに笑っていなさい。
食べ物は食べ過ぎず、野菜も食べなさい。
全てのことを見聞きし、理解して忘れずに覚えておきなさい。
体裁は気にせず、(小さな家、古い家でも良いじゃないか)そして、困っている人がいるのなら助けてあげなさいと述べています。
実際に、宮澤賢治さんは「でくの坊」と悪口を言われながらも、農家の人達の為にと土地を見て回ったとされています。(大学の頃に地質学を専攻された経験から、農家の人達の為にとアドバイスをしていたのです。)
私達人間は、やたらと人と比べたがり、周りからの評価が全てだ、と思いがちですが、宮澤賢治さんのような生き方をプライドが高い人は見習う必要があるのです。
「人にやさしくしても意味がない」と思わずに、宮澤賢治さんのように「見返りも求めず、ただ人の役に立ちたい」と言う気持ちを持つことが大事なのではないでしょうか。
故に、宮澤賢治さんの生き方を参考にして、これから先の人生を生きさえすれば自ずと高いプライドも無くなっているはずです。
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