高学歴だからといって必ずしも良い職業につき、良い暮らしをしているとは限りません。
学歴が高いこと、有名大学出身であることが評価されるのは大学卒業時の就職活動から、せいぜい20代までです。
そればかりか、大学に入ることを目的としてしまった学生で、在学中に将来の夢や希望を見い出せず、結局、就活にも熱が入らず気がついたら高学歴ニートになってしまった、そういう例も目にします。
30代になっても正社員での勤務経験がない、アルバイトも殆ど経験がなく、自宅に引きこもってしまったが、養ってくれる両親も年を取り始め将来のために今の自分を何とかしたい、そういう方もいらっしゃると思います。
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目次です。
高学歴ニートの就活のポイント
まず大切なのは、仕事を探してみようと動き始めることです。
ネットでもハローワークでも構いません。
足を運ぶこと、登録することから始めてください。
就職の為のエントリー
次に、ダメだということを覚悟した上で、まずは「ここに決まったら嬉しいな」と思える職にエントリーしてみることです。
高学歴ニートの就活を阻むものは変なプライドです。
一度就職し、3年間とにかく頑張って続ければ、次の職探しは格段に楽になります。
次に、場合によってはこの会社でもいいかなくらいに思える会社を複数エントリーします。
そして、書類選考の結果を待ちましょう。
まずは、自分の書面上での市場価値を知ることが大切です。
残念ながら書類選考を通らない会社もあるかと思いますが、10社20社とエントリーしておけば一次面接までは通る会社もあります。
高学歴ニートにおすすめの業界
高学歴ニートの方にぜひお奨めしたいのは教育業界です。
基本的に、普段接する相手は高校生以下の子どもですし、中小規模ならばたいていが人手不足の状態ですので、やる気が感じられれば採用の可能性が高いです。
ノルマのきつい営業職はお奨めしません。
給与が高い分、高い営業スキル、コミュニケーション能力を要求されます。
ハローワークで障碍者枠を探す方法もある
ニート生活になったきっかけが、精神的な疾患であれば障碍者枠を探すのも手です。
大企業は50人に1人など、障碍者の採用が義務付けられています。
給与は高くはありませんが、保障や手当ても確りしています。
ただ、この職のほとんどはハローワーク経由となります。
専門的なスキルを身に付けるのも良い
30代の高学歴ニートともなると、職場の上司はあなたよりも、年齢、学歴も低いことが多くなります。
「プライドが邪魔をして、上司(低学歴)から教えを乞うことが嫌だ!」というような人も多いと思います。
そういった人は、何か専門的なスキルを身に付けてそれを仕事にするという方法もあります。
まずは、就職支援に申し込んで、パソコンなどのスキルを身につけることから始めるのも良いかと思います。
もっと専門的なスキルを身に付けたいのであれば、職業訓練校に通うなどして、ある程度経験を積んでから社会人として働くという手もあります。
専門的なスキルを身に付けていれば、この仕事が主ですので、周りからやかましく言われることがありません。
これなら、年下の上司(低学歴)にペコペコと頭を下げる必要もないのです。
高学歴ニートが就活で上手くいかない原因
高学歴ニートの就活が上手くいかない一番の原因は、やはりプライドです。
就活を成功させて、ニートから脱出するには、このプライドを捨てることが重要です。
高学歴ニートの就活でのプライド
高学歴ニートの方は、そのプライドからいい条件の会社を狙うことが多いです。
それによって就活がうまくいかず、ニート歴が長期に及ぶことがあります。
就活で上手くいかなかったのは、些細なことが原因だったかもしれません。
しかしながら、高学歴ニートという現状は何も変わらないのです。
自分は、これから社会人として働いて行くことができるのか、本当にこの仕事でいいのかわからない、といったこともあるかもしれません。
確かに、始めて就職する心境とはこういった感じです。
しかし、心配する必要はありません。
少数かもしれませんが、あなたの良いところを見てくれる人は必ずいますし、プライベートでも必ずいます。
それはプライベートに限って言えば、あなたの家族や恋人です。
少数かもしれませんが、あなたを応援してくれる人がいることを忘れてはならないのです。
今現在、就活で上手くいっていない高学歴ニートの方は、是非考え方を変えることをしてください。
就活のプライドを捨てる方法
就活で上手く行くコツは、プライドを捨てることになりますが、ではいったいどのようにすればいいのでしょうか。
前途しましたように、プライドを捨てるには考え方を変えて家族や、結婚していない人は恋人の為に仕事を探すことです。
こう考えると何が何でも、仕事をしなければならないと思い、会社の条件を下げることが出来、すぐに仕事が見つかります。
あなたの家族や恋人は、きっとあなたの良いところをわかっているから、結婚してくれたり、ニートのあなたと付き合ってくれているはずです。
もうこれだけで十分ではないでしょうか。
あなたの良さをわかっている人の為に、これからは頑張ってみましょう。
最後に
就活を始めよう、と思ったこと自体が大きな前進です。
せっかくその一歩を踏み出したのですから、立ち止まらずに辛抱強く歩き続ければ、きっと自分を必要としている職場に出会える、と信じることも大切です。
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