勉強をするのは学生時代まで、とたかをくくって社会人一年目を迎える人は非常に多くおられますが、いざ会社勤めをしてみると、仕事と並行して試験勉強をしなければならないことが何度もあることに気がついたことでしょう。
社内てあれば昇格の為の試験があるでしょうし、会社の命令で簿記検定やTOEICなどの各種検定試験を受験させられることもあります。
また、転職や独立を考えている方は、仕事と並行して税理士や社労士といった士業の資格試験の勉強をすることもあるでしょう。
その為、効率のいい勉強方法をマスターしなければならないのです。
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社会人の効率のいい勉強方法
大抵の方は社会に出る前に大学受験などを経験してきたので、「社会人になってからの勉強なんて楽チンだ」と簡単に考えてしまうので、いざ勉強を初めてみるとあまりの大変さにびっくりすることでしょう。
なぜなら、遅くまで仕事をして帰るため、勉強に割ける時間は非常に限られてしまいますし、それに疲れて帰ってきてからではなかなか勉強する気も起きません。
そのうえ、学生時代と比べて記憶力が格段に落ちているため、なかなか記憶に定着しません。
社会人が働きながら試験勉強するためには、社会人に合った効率のいい勉強方法をしなければならないのです。
生活習慣を見直す
社会人にとっての効率のいい勉強方法を考える上でまず大切なのが、生活を夜型から朝型にチェンジするということです。
仕事が終わり、夕食を食べ終わった後の疲れた脳は勉強には向いていません。
一晩ぐっすり寝てリフレッシュすれば短い時間でも効率は格段に高まります。
スキマ時間
次に心得ておきたいこととしては、一日のうちのスキマ時間を勉強に活用するということです。
働きながらではまとまった勉強時間がとれないのは当然のことなので、毎日の通勤時間や手待ち時間など、ちょっとした時間も勉強にあてることによって、累積でかなりの勉強時間を確保することができるのです。
スキマ時間の勉強で注意したいのは、スキマ時間にやる内容を前もって決めておくということと、スキマ時間に適した教材を毎日携帯しておくということです。
スキマ時間は一から参考書を読むよりも暗記物であったり一問一答式の問題練習が適してします。
反復を心掛ける
さらに心得ておきたいこととしては、一回で覚えるのではなく、反復を心がけるということです。
前述の通り、社会人ともなれば学生時代より記憶力が衰えているので、とにかく何回も繰り返しテキストや問題集をやって徐々に定着させていくのです。
そのためには勉強で使うテキスト、問題集は極力絞り込む必要があります。
この際、資格取得が目的の試験であれば、徹底して過去問(10年)を繰り返し、解いていく方法が効率のいい勉強方法です。
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社会人の効率のいい勉強方法【資格取得】
ビジネスマンであれば、資格はなるべく多く持っていたいものです。
何故なら、それだけ努力をしている証でもあり、自分にとっての強みでもあるからです。
資格取得に向けて
資格取得の為の試験勉強は、モチベーションの維持が難しく途中で挫折してしまったという人も多いでしょう。
例えば、設備管理の仕事であれば、電験3種から始まり電験1種まで資格があります。
電験3種は比較的通りやすいとされますが、電験1種ともなると幅広い分野の知識が必要となり合格率も低めの難関試験になります。
こういった資格は会社側からしたら何としても取ってもらいたい資格です。
会社では、資格取得に向けてサポートしてくれる場合もあり、会社内でも多くの人達が試験を受けることになります。
資格取得の体験談
ここでは、私の知り合いの話をさせていただきます。
ある設備管理会社に務めるAさんの話です。
Aさんは当時これらの資格を有してはいませんでした。
資格保持者は、昇任、昇格、昇級のメリットを受けられるようになることを知っていたAさんは、会社のサポートを受けてこの難関の試験を受けることにしました。
Aさんは1人では不安だったので、同僚のBさんを誘い一緒に受けることにしました。
Aさん、Bさん共に「どうせ受けるなら一発合格を目指そう!」と目標を立てその際、勉強も一緒に頑張ろうと約束しました。
当然日中は業務に追われ、時間は無く二人は帰宅後にメールのやりとりをすることにしました。
問題を質問したり、答えたり、一緒に答えを考えたり、このようなメール事態のやり取りは、面倒に思うかもしれません。
しかし、このメールのやり取りは、同じ資格取得という目標を掲げる者同士のモチベーションを保つためには必要だそうです。
2人とも資格を取得するまでには、2~3年かかりましたが、無事に合格しました。
故に資格取得における効率のいい勉強方法とは、同じ目標を持つ同志を見つけ、モチベーションを保つことなのです。
最後に
社会人にとって効率のいい勉強方法は人それぞれかもしれませんが、朝型生活、スキマ時間活用、反復重視はどの社会人にとっても勉強する上で必ず心がけなければならないことであると言えます。
資格取得の際は前途しましたように、同じ目標を持つ同志を見つけることが必要になります。
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