子供の絵は子供の心理状態を表すものです。
何気なく書く絵には子供からのメッセージがそこの込められていると考えることができるのです。
例えば、小学生低学年に母親の絵を描かせてみて、その母親が赤い色で書かれていて、口を開けて歯が見えているような様子で書かれている場合には、子供としては母に関心があるのだけれども、ヒステリックな母親におびえているという風に解釈ができるのです。
顔だけではなく、併せて書かれているものにもそれぞれ意味があります。
例えば一緒にチューリップが書かれているとそれは母親を表していたりするのです。
鉢植えのチューリップだと外出がちな母親ということを意味していたりするのです。
このように子供の絵はそこに書かれているものに心理状態が現れるものであり、顔一つにしても様々な意味を読み取ることができるのです。
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子供の本当の気持ちは絵を見ればわかる
子供の様子を本人に聞いても、なかなか本当のことを言わない場合もあります。
そうした場合には子供に絵を描かせてみて、子供の絵の味方を心理学の本などで少し調べてみると様々な発見があります。
また、インターネットにも子供の絵の分析をして事例解説をしているホームページがいくつもあります。
全てがその通りでないにしても、子供の絵の意味するところは、そうしたものと照らし合わせることで感じはつかむことができるのです。
子供とのコミュニケーションに絵を活用
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親と子のコミュニケーションというのはなかなか難しいものです。
会話をすればいいというものでもなく、まだ子供なので語彙も少なく、また、親と子の関係から思ったことを口にできないということも沢山あるのです。
そうした場合は自分の顔の絵を子供に書かせてみるというのは、ある種のコミュニケーションにもなるのです。
子供からすれば、親の顔の絵を描いてごらんと言われるほうが、どうしてどうしてと言葉で問い詰められるよりもずっと楽かもしれません。
少なくとも自分が書いた絵がいろんなメッセージとして親に伝わるということは、小学生ぐらいであれば気が付かないので、描く絵には子供の心理状態がストレートに反映されやすいのです。
親子の間でいろいろと問題が生じたときには、大人通しのように膝づめで話をするというようなことよりは、ちょっと絵でも描いてみてというほうが、よほどやりやすいのです。
最後に
子供の心理が分からないという風に悩むときには、特に子供が小さいときには絵を描かせてみるというのが一つの有効な方法ですので、一度試してみることをおすすめします。
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