人をやたら褒める人とは、どういう人なのでしょうか。
そもそも褒めるという行為は、人をうれしくさせ、やる気もださせ、それにより成果も上がるなど様々なメリットがあるのです。
しかしながら中には、そうしたことになれていないばかりにやたらと褒めてしまう人もいるのです。
ここでは、そうした、人をやたら褒める人の特徴について紹介します。
スポンサーリンク
人をやたら褒める人の特徴
一般的な俗説
人をやたら褒める人の特徴を考えてみます。
褒めるという行為は、誰でも嬉しいものです。
ただ、中には、嫌味で言っている場合もありますので注意が必要です。
人をやたら褒める人の場合には、一般的には褒め上手とされることが多いです。
褒め上手は、相手をよく観察していてそれでいてさりげない。
褒める場面でもさりげないので、モテます。
一方で、ただ褒めるのが下手なだけという人もいます。
こうした方の場合には、会話がぎこちないので、すぐにわかるのが特徴です。
また、人をやたら褒める人の中には、リアクションが単に大げさなだけの人もいて、そうした人は社交的で人が大好きなので相手を喜ばせたい、という一心で「すごーい!」などと言ってしまうのです。
褒めることは、基本的には相手に好印象を与えることができますので、相手と仲良くなりたい(心を開いてもらいたい)という、好意そのものなのです。
当たり前のことに感謝できる人
人をやたら褒める人とは、当たり前のことに感謝できる人だと考えます。
例えば健康に関して言えば、体調不良になった時に、改めて日々の健康に感謝するという経験があると思います。
熱が出たり、体がしんどくなったりすると、症状が出たことに対して精一杯となりがちです。
もちろん薬を処方してもらったり、誰かにお見舞いに来てもらったり、元気を分けてもらうこともあるでしょう。
物や人に感謝する気持ちを、常に持ち続けていることが、人をやたら褒める人の強みだと思います。
親が子どもに「生まれてきてくれてありがとう。」と思い、「今日も生きていてくれていることに感謝している。」という感謝の気持ちが、究極の褒め言葉につながることがあります。
プラス思考の人
人をやたら褒める人とは、プラス思考の人だと考えます。
短所をうまく長所に置き換えられるメリットがあります。
集中力が長く続かないというデメリットを、興味深いことが多いために目の前の事案を短時間でこなすと置き換えられます。
飽きっぽいだとか、中途半端だというイメージで終わらせない強みが特徴です。
自分がされて嫌なことはきっとしないであろう人
人をやたら褒める人とは、自分がされて嫌なことはきっとしないであろう人だと考えられます。
彼らは、自分が何かで褒められた時の、嬉しい気持ちを知っているのです。
褒められたら、また喜ばれることをして差し上げたり、善の循環が生まれたりします。
お手伝いをしてくれた子供に対して、「お手伝いをしてくれたから、ママはすごく嬉しいです。」と伝えることがあります。
双方がハッピーになれる瞬間が、褒める行動に伴います。
それが、褒めてくれてありがとうという気持ちと、良かったら次もお手伝いしてほしいな、と双方に伝わるように思います。
人をやたら褒める人は、周囲をよく見て感じています。
当たり前のような事柄にも、感謝の気持ちを持っていることが多いでしょう。
その他
その他にも、人をやたら褒める人というのは様々な特徴があります。
●異性に対してやたら褒める人は、下心がある場合もあります。
●職場では社交辞令
●初対面だと褒め上げ商法だった、ということもあります。
これらには、注意しましょう。
スポンサーリンク
社交辞令(お世辞・ゴマすり)
人をやたら褒める人の特徴としては、上司に好かれたいという思惑があります。
仕事を差し障りなく進めるためには、上司に好かれることが必要なので、周囲から「お世辞、ゴマすり」などと思われてもお構いなしです。
彼らは、上司に取り入ろうと必死なのでやたらと上司を褒めます。
普通なら、ためらわれる場面でも、
「その○○お似合いですね~」「さすが部長!!」などと言ってのけてしまいます。
また彼らは、上司が不快にならないようにと笑顔も忘れません。
故に彼らは、上司にかわいがられ、評価も上がり出世しやすい人でもあります。
勘違いさせている
人をやたら褒める人の特徴としては、相手を勘違いさせていることが多いです。
女性が職場などで社交辞令で「すごい!」「素敵です」などと言ったとしても、男性からすると嬉しくて「もしかしたら・・・」と勘違いすることがあります。
男性なら、「若く見えますね」「綺麗ですね」「働きものだね」「いつもありがとう」などです。
特にこうした社交辞令で勘違いしてしまうのは、男性側です。
女性にとっては、何気ない日常会話だとしても、女性から親しげに接せられることで「自分に気がある」と勘違いしてしまうのです。
先輩だから「友好的にしておこう」といった考えで、人をやたら褒めるのはやめた方が無難です。
相手を自分の思い通りに動かしたい
人をやたら褒める人の特徴としては、相手を自分の思い通りに動かしたいのです。
相手に対して自分の思うように動いて欲しい、と思っている場合、褒めるのは効果的です。
例えば、いつも怒ってばかりいる上司と、いつもやさしくて部下の頑張りを褒めてくれる上司、あなたならどちらの言うことを聞くでしょうか。
たとえその褒め方が下手だったとしても、いつも怒っている上司よりも後者の言うことを聞く方が多いのではないでしょうか。
人間は、基本的には嫌いな人の言うことは聞かない生き物なので、初対面にあって人をやたら褒めるというような人は、相手を自分の思い通りに動かしたいと思っているに違いないのです。
褒めてもらいたい
人をやたら褒める人の特徴としては、自分を褒めてもらいたい人なのです。
例えば、あなたが誰からか褒めてもらいたい時には、どうするかということを考えればわかりやすいです。
たぶんそうした場合、相手をとことん褒めるのではないでしょうか。
自分から褒めることで、「好意の返報性」を期待しているのでしょう。
彼らは、相手をやたら褒めることで、褒め言葉の催促をしているのです。
ただそれを口で言ってしまうと、有難味に欠けます。
なので、自発的に褒めてもらうために、彼らはやたらと人を褒めるのです。
自然な流れで、「いえいえ、あなたこそ」とか「○○さんの方が頑張ってるよ!」「かわいいのはお前だ!」「お前の方がかわいいよ!」と言われたいのです。
最後に
「人を褒める」これは、鍛錬で習得できる特徴とも言えそうです。
まず、小さなことから感謝を言葉にして、口に出してみることが有効です。
身近な人に対して、「ありがとう」の言葉をシャワーのように浴びせてみましょう。
プライドが邪魔をすることも考えられますし、「どうして自分が人を褒めることをしなくてはいけないのだ!」と自問することもあるかもしれません。
それでも、人を褒めるというスキルは、一朝一夕には習得できない高度なスキルです。
対人関係において、自身を守ったり助けたりしてくれます。
人をやたら褒める人の特徴を思慮し、それを自身のスキルに変換することがとても有効だと考えます。
関連記事
・アメとムチ(飴と鞭)より、褒めて伸ばす方が良い場合もあるようです
スポンサーリンク