今まで生きてきてこれから先「自分が何をしたいのかわからない」といった状況に出くわすことがあります。
この症状は、特に社会に出て真面目に働いてきた人に多いです。
社会人として、安定的な生活を送ることが可能になった時にマンネリ化を感じ、過去を振り返り虚しくなるのです。
要は、今までは安定した生活を送ることだけを目的にしてきたために、自分を見失ってしまい「今まで私は何をしていたのか」と考えるようになってしまうのです。
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目次です。
自分が何をしたいのかわからないと考えることができる人は幸せ者
しかし、「自分が何をしたいのかわからない」と言った考えに至る人は幸せ者です。
それだけ今ゆっくりと考える時間があるからです。
世の中の多くの人は、自分が何をしたいのかわからないと悩むことはありません。
それはただ単に考えていない人、考える余裕がない人に分けられるのですが、
考えていない人
ただ単に考えていない人は、目先のことにしか頭が回らず今が楽しければいい、と考える人達です。
この人達は、考えることができるのに、これを放棄し、あえて怠けているようにも見えます。
考える余裕がない人
一方で考える余裕がない人は、極論ですが国が貧しく、明日の食料にさえ困っている人達です。
生活が困窮していることで、考えたくても考えることが物理的に無理なのです。
では考える人とはどのような人なのでしょうか。
考える人
それは思索(しさく)ができる人です。
思索とは考えを巡らせることです。
思索ができる人は、特定のテーマについて自分なりに深く考えて、脳に刺激を与え活性化させることも出来ます。
『人間は考える葦である』とパスカルが言うように、人間は考えて生きることが必要であり、考えることで美徳を持った立派な人にもなれるのです。
自分が何をしたいのかわからない人はまず自分を知ること
また、「自分が何をしたいのかわからない」と思う人は、自分に自信がなく、今の状況を飲み込めていない場合もあります。
一般に自分に自信が持てない人は、己を嫌います。
そのせいで相手からも嫌われ、誰からも愛されず余計に、私には価値がないと思いがちです。
この状況を打破するためには、まず私には価値がないと思わないことです(価値がないと思うことは、あまり良いことではありません)。
ではどうするのかというとそれは、自分自身を知ることです。
自分自身を知る方法
ソクラテスの言葉に『汝自身を知れ』というものがあります。
私なりにこれを解釈しますと、
「自分が無知であると理解することで、物事を正しく見極めることができるようになり、正しく行動できる」と述べていると思っています。
ですので、ソクラテスが言うようにまずは自分自身を知ることが必要です。
自身を知るには、本人の長所、短所、性格、スキル、を思いつく限り紙に書き出します。
そうすることで、私にはこんなにも良いところがあると、自信を持つことも出来ます。
周りに「私はこれから何をしたらいいのか」と言ったことを尋ねてみることも良いことです。
自分では思いもしなかったような能力が見つかり、それが仕事に結びつくこともあるからです。
そして、今度はこれらのことを踏まえて、次はどの能力を伸ばせば自分の価値が高くなるのかを考えて、行動を起こします。
するとおのずと目的や目標もでき、それを少しずつ達成していくことで自分に自信を持てるようにもなり、自分に価値がないと思うことはなくなるのです。
自分が何をしたいのかわからない人へ
「自分が何をしたいのかわからない」と言う人は総じて自分に満足していません。
自分ではしっかりと仕事を選んでいたはずなのに、何も満足できず、生きている意味すら失いそうになります。
「何のための仕事なのか」とわからなくなるのです。
これを生きるため、平穏に暮らすため、人並みに暮らすため、と思えるのであればその人は楽でしょう。
しかし、これはいわゆるマンネリ化です。
マンネリ化
若い時には誰もが夢や希望を持つものです。
会社のトップになりたい、就職したらOOがやりたい、と言って入社する人もいます。
しかし、数年後には会社の価値観に押さえつけられ、平穏を求めてしまい、結果、夢や希望を失い、マンネリ化を受け入れてしまうのです。
また、家庭を持つことは信用されるので出世に影響する、と言う話がありますが、これは「家庭を持ったから、もう無茶なことはできないだろう」と言った会社側の思惑が関係しています。
一方で、中にはこれができない人がいます。
いわゆる考える人です。
考える人は、はっきりとした夢や希望はないのですが、考えるので悩み苦しんだ結果「自分が何をしたいのかわからない」と思うのです。
従って「自分が何をしたいのかわからない」と考えることは考える人の証でもあるのです。
マンネリ化対策
では考える人はどうやってこのマンネリ化を抜け出せばいいのか、それは夢や希望を持ち続けることです。
夢さえ捨てなければ、やがて自分にとっての生きがいが見つかります。
要は信念を持つことが大事なのです。
また、問題と対峙した際は逃げずに解決策を模索することが必要です。
人間は何かしらの問題に直面すると、必ず逃げたくなりますが、そこは踏ん張って解決策を見つけて下さい。
最後に
自分が何をしたいのかわからないと悩む人は、考える人であるがゆえにマンネリ化を受け入れられないのです。
考える人は会社組織に入る前には、こういったことも視野に入れておく必要があります。
そうすることで、自分に合った内容の仕事に就くことも可能だからです。
また、仕事をしていて、自分が何をしたいのかわからずに虚しさを感じる人は、
「明日から仕事をしなくてもいいようになったら何をしたいか」と考えるようにしましょう。
すると、不思議と本当にしたかったことが簡単に見つかります。
人は夢を持つことを後悔しますが、持たなかったことも後悔します。
自分の選択に後悔しない、なんてことはないのです。
故に、夢は持つべきものと考えるべきです。
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