無い内定はNNTと呼ばれ、内定が無い状態で就活をする学生、就活を終えた学生を指します。
もちろん、学生時代に就職先が決まらずにNNTのまま卒業する場合もあります。
卒業後はフリーで活躍する人、就職浪人する人と様々ですが、中には新卒で就職したいが為に留年までする人もいます。
それだけ就活する学生にとって、内定が無い事は深刻な事態なのです。
ここでは、実際に無い内定で卒業する方の体験談などを紹介します。
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目次です。
無い内定で卒業する私。【体験談】
私は、2年制の専門学校を卒業しますが3月の今、内定を頂いていない状況です。
会社も今は受けていないので内定をもらうことはありません。
私の進みたい業界は少し特殊で、フリーで活躍する方が多い現場です。
専門学校を卒業した人は、そのほとんどが学校に来ている求人で就活を終わらせることが多いです。
私も最初はそれで決められると思っていました。
考えが変わったのは、2年の夏に行ったインターンシップです。
インターンシップ
映像業界に入りたく映像作品の現場に3ヶ月間携わりました。
一番下っ端で小さな雑用から始めました。
肉体労働のような環境で、色々と考えさせられる部分が多かったのも事実です。
私に仕事を教えてくださった直属の先輩方は、全員フリーで仕事をしている方でした。
というのも、その部署で会社に入っている人はほとんどいないからです。
そもそも、その部署を取り扱う会社は少なく、規模も小さいため入ろうとする人が少ないんだそうです。
それからは、無い内定でもアルバイトからでも、その部署に入りたいと思うようになりました。
無い内定で卒業する恐怖
無い内定で卒業するのはとても怖いです。
体調を崩したら終わりです。
そもそも仕事を回してもらえなくなったら終わりの世界です。
そんな世界で自分がやっていけるのか、今でも不安はあります。
でもやりたい職種なら、本当にやりたいなら、どんな形でも関わって行った方が道があると思いました。
今でも無い内定です。
仕事は5月からなので4月から仕事を始める同年代がいると思うと、心がズキズキする部分もあります。
映像業界は人脈
私はインターンでこの業界の人脈というものがいかに大切か、思い知らされることになりました。
挨拶や明るさ元気というものを持っていることが、どんなにプラスになることかと驚くことも多かったのです。
この業界は常に人手不足の状態です。
新しい人材を待ちわびている部分があります。
そのため仕事が尽きることはほぼ無いです。
しかし、あまりにも失態続きであれば、次の現場で呼んでもらえないということにもなります。
どれも自分の気持ち次第。
弱い心で、この業界で生き残ろうというのは限界があります。
強い意志を持って現場に臨むこと、それは学生のインターンで骨にしみるほど実感しました。
また、上下社会の厳しい業界で女男は殆ど関係ありません。
むしろ女性の方が強いです。
言葉遣いが男勝りでショートカットの、どきつい声を張り上げる大先輩方を見ていると「いつか私もあのようになりたい」という思いが強くなっていきました。
私は今年で卒業します。
無い内定です。
それでもやりたいことが目の前にあって、これからの人生を見据えているのならそれでもいいのではないかと思います。
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無い内定で卒業するのは避けたい人
このように、無い内定で卒業することを望む方も多くいます。
しかし、一般的には、無い内定で卒業するのは避けたい、という思いから、自分の望む企業への就職を諦め他の業界の仕事を探し就職する学生も多くいます。
一方で就職したい気持ちはある、ただ自分にこの仕事ができる、という自信がなく就職を躊躇する学生もいます。
確かに、自分の得意とする仕事に就いた方が、後々の事を考えるといいのかもしれません。
ただし、自信とはものごとの積み重ねからしか得る事はできないのです。
新人の内は「こんな仕事できるようになるのかな、できないかもしれない」と思うのが普通であり、逆に「不安が全くない」と語る学生の方が、企業からしてみれば心配してしまいます。
何故なら、本当は実力がないのに自分を過大評価している場合があるからです。
ですので、どんな職種に就こうとも一度務めてしまえば何とかなるもので、そこまで自分を過小評価する必要はありません。
【緊急】無い内定で卒業しそうです、留年と就職浪人どっちがいいですか。
無い内定で卒業すると、やはり周囲が心配します。
有名大学を出ていれば尚更で、学校を卒業してしまえば最後、新卒という肩書きがなくなってしまいます。
就職する意志のある方は、留年か就職浪人を選択するのですが、どちらにもそれぞれにデメリット、メリットがあり、どちらがいいとは、はっきりと答えることはできません。
ただ、留年するにしても就職浪人するにしても、自暴自棄になり、自分探しの旅に出かけるのはあまりおすすめしません。
何故なら、周りから見たら、ただの遊んでいる人にしかみられないからです。
短期の旅行くらいならいいのですが、半年や何カ月も自分探しの旅に出ていました。
となると企業としては、「就職活動はせずに遊んでいたの?」といったふうにとってしまうからです。
故に、就職浪人をするのであれば、ハローワークに通うなり、空いた時間を活かしてアルバイトをするなり、何かしらの行動を起こさなければ社会は認めてくれません。
就職浪人は、学校を卒業した時点からもう一度就職活動をするのですから、当然新卒よりも採用されることが難しくなります。
この点で言えば、留年した人の方が就職浪人した人よりも有利です。
しかし、就職浪人も悪いことばかりではありません。
一度自分の人生について、じっくりと考える時間にもなりますし、専門学校や大学を卒業した時に、少ししくじるくらいの方が将来成功するかもしれないからです。
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