納得して働くためには、給料のことも大切です。
職場選びのポイントは、目先の利益に釣られることなく、その企業を長い目で見ることです。
故に、公立と私立の幼稚園教諭の給料(年収)について、まずはしっかりとしたチェックをしておく事をおすすめします。
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目次です。
幼稚園教諭の給料(年収)
幼稚園教諭の給料(年収)は、職場選びによっても変わってきます。
平均はあくまで目安です。
働くとなれば、選ぶ職場によって幼稚園教諭の給料(年収)も変わってきます。
幼稚園も二極化していますので、公立を選ぶのか、私立を選ぶのか、どのようなエリアで働くのか、など、様々な条件によって収入についても変わってきます。
公立
公立の場合には、公務員の扱いになります。
公務員としての待遇を得ることができますので、経験年数に応じて昇給が期待できます。
公務員の場合、東京都I類Bで20万円前後が初任給、とされています。
ですので、東京において公立の幼稚園教諭に就くと20万前後が給料となります。
年収は、これに諸手当とボーナスを合わせた額になります。
順調に出世すると、40代~50代で700万円~900万円程度の年収となります。
そして、なんといっても公務員ですので、立場が安定しています。
この不安定な現代社会において、ボーナスも支給され、休みも多く、退職金もあります。
一方で、いったん就職すると離職率が低い傾向があり、退職する方も少なく、就職するには何かしらの方法が必要かもしれません。
私立
私立の幼稚園教諭の場合、給料は大卒で初任給が20万~23万程度とされています。(東京の場合)
年収は、私立の場合には、就職する幼稚園により条件が違ってきます。
多くの幼稚園ではボーナスも少なく、若しくは支払われない場合もあります。
大規模な幼稚園に就職した場合(昇給あり、ボーナスあり)将来の年収は300万円~400万円程度になります。
一方で小規模な幼稚園に就職した場合は、手当も期待できず、将来の年収は、200万円~300万円程度となります。
私立は公立とは違い、職場選びで待遇の差が大きくなりますので、慎重に選ぶことが必要です。
公立の幼稚園教諭になる方法
公立を職場として選ぶときには、採用される人数に限りがありますので早めに動く、ということが大切です。
退職される方がいない場合には、募集そのものがない、という場合もあります。
採用試験は市区町村ごとに行われるため、就職を希望するのであれば早めに確認して、動く、ということが大切です。
採用されたいなら、前年度の4月くらいから、採用案内のチェックが必要です。
5月、6月くらいの早い段階で、応募が必要となるからです。
地域によって差はありますが、8月くらいに一次選考、9月、10月くらいに二次選考、11月くらいに説明会があり、翌年の4月から勤務がスタートするという流れになります。
公務員であるため多くの人が注目し、倍率は高くなる傾向にあります。
条件も厳しく設定されていますので、採用条件に自分が当てはまるかどうかも確認が必要です。
公立の採用試験に通る方法
前途しましたように、公立の幼稚園教諭は公務員ですので、倍率が高く、狭き門となります。
昔であれば、公務員になることはさほど苦労することはありませんでしたが、今の時代は別で、前途しましたように「公立に入りたい」と思った方は、何かしらの方法をとらなければ難しくなっています。
その一つに、コネがありますが、例えば、親が公務員の方は、子も公務員といったパターンが一般には多いように思います。
面接では、このコネが有利に働きます。
もしあなたの家族に、公務員の方がいないのであれば、周りに公務員の方がいないか探して見てください。
見つけた際は、何とかならないか、と相談して見ると上手く行く場合があります。
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私立の幼稚園教諭になる方法
私立の場合には、随時募集があります。
タイミングなどもバラバラですし、給料など待遇面についてもバラバラで差があります。
納得のいく職場を得るためには、上手に求人情報を手に入れることが必要です。
また、就職に際してはサポートがあったほうが安心です。
そのため、個別に求人を探すよりも、プロによるサポートが受けられる、求人サイトなどを利用するほうが便利です。
専門のところであれば求人もたくさん集まってきますし、条件の交渉などのサポートも期待できます。
給料のことはもちろん、福利厚生や研修制度など、自分でしっかりと把握してから判断する方が良いです。
そして、採用時の手取りだけでなく、昇給などもしっかりチェックして、後悔のない職場を選びましょう。
幼稚園教諭は公立か、私立か、就職先で迷った時
もしあなたが、本当は公立を受けたいのに「落ちたら嫌だし、恥ずかしいから、私立の幼稚園教諭を目指そう」と思っているのでしたら、人数制限がある公立を受けてから、駄目だった場合に、私立でもいいのではないでしょうか。
私立の幼稚園教諭の求人は、前途しましたように、ネットの求人サイトにさえ登録しておけば集められます。
それよりも、なぜ本当に受けたい公立を受けないのかが疑問です。
確かに、人気のある企業ほど、敵も多いし、難関です。
ですが、そこに入ることさえできれば、その企業の肩書きを手に入れることができます。
ここでは、公立の幼稚園教諭という肩書きです。
そして、周りはあなたを「公務員」という別の肩書きで見ます。
勝ち組とまではいきませんが、公務員ほど安定している職業はありません。
あなたも社会人になると思うはずです。
「あの時、公立を受けていれば良かった・・・」と、今ならまだ間に合います。
あなたは、まだ若いはずです、頑張ってチャレンジして見てください、あなたには落ちても私立があるじゃないですか。
最後に
これから何十年と働く職場くらい、自分の好きな方を選んでください。
故に、肩書きは変えられます、肩書きとは自分で選ぶものだからです。
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