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蛍光灯の交換方法!外し方や付け方について

投稿日:2016年10月24日 更新日:

 

自宅や職場などで使っている蛍光灯が切れてしまい、交換しなくてはいけない、そんなときありますよね。

自宅などでは、時間がかかっていいとしても、職場などではモタモタできませんよね。

そこで今記事では、安全にそして素早く交換できるように種類別にその交換方法を書いていきたいと思います。

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蛍光灯の交換方法!外し方や付け方

 

基本的なことですが、まず蛍光灯の交換については誰でも行うことが出来ます。

ただ、蛍光灯器具の交換となると、電気工事士の資格(一種・二種)を有する者しか交換作業は許されていません。

では作業を行う上で必要なもの(準備するもの)について説明します。

必要なもの(準備するもの)は、

  • 足場(脚立)
  • 蛍光灯
  • グローランプ(点灯管)
  • ヘルメット

などです。

高所作業になる場合には、会社などではヘルメットの着用が義務付けられている職場も多いです。

脚立などを使用する際にも、誰かに動かないように固定しておいてもらうなど、安全面に気をつけることが必要です。

交換する際

蛍光灯を交換する際には、通常はスイッチを切ってから交換作業を始めるのが基本で、ブレーカーなどは切らなくても大丈夫です(ブレーカーを切っていないため電線部分には電気が流れているので注意)。

またスイッチを入れたままで交換する人もいますが、交換中に蛍光灯が光って眩しい、蛍光灯自体が熱を持つために通電状態で触ると熱い思いをして驚くなど、結果として、バランスを崩すなどの恐れもあるために危険です。

周りを明るくして、蛍光灯はスイッチは切ってから交換作業を始めましょう。

交換の際には、蛍光灯器具のカバーを外してからでないと交換できないタイプもあるのでその際には、カバーを外してから交換作業に入ります。

埋め込みタイプなどは、カバーを外すのに苦労するケースもあり事前に確認しておくことも必要です。

直管形蛍光灯・丸形蛍光灯・電球形

蛍光灯には様々な種類がありますが、一般家庭用では主に「直管形蛍光灯」「丸形蛍光灯」「電球形」の3つがあります。

ですから、この3種類について押さえておきましょう。

直管形

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直管形には、数種類の外し方のタイプがあり一般的には「はさみこみ形」と「突き合わせ形」が大部分を占めています。

ちなみに、どちらのタイプかわからない場合には、「突き合わせ形」の外し方を試してみてダメなときは、「はさみこみ形」の外し方を実践しましょう。

下記では、様々なタイプの外し方と付け方について紹介します。

外し方

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はさみこみ形

「はさみこみ形」は、90度に回転させて外すタイプ。

このタイプは、蛍光灯を持ち90度どちらか一方にひねるだけです。

突き合わせ形

「突き合わせ形」は、どちらか片方に力をこめて押して外すバネタイプ。

このタイプは、両端のバネの押し出す力で蛍光灯を支えています。

なので、どちらか片方に軽く押して逆側から外します。

ただ、「はさみこみ形」と「突き合わせ形」どちらも言えるのですが、長さが1000㎜以上になってくると片手では持てないタイプも存在します。

このような場合には、二人で外すあるいは、蛍光灯の中央に脚立などを配置して両手を使って外すなどの工夫が必要です。

そうしないと蛍光灯の重みに耐え切れず、床に落としてしまうことや、脚立や椅子の上でバランスを崩すなどトラブルの原因になります。

コンパクト形

「コンパクト形」は、引き抜いて外すタイプ。

このタイプは、コンパクト蛍光ランプに用いられるもので、少し特殊な形をしていますがソケット部分からそのまま引き抜いて外します。

外れない場合には、左右に少しずつゆすりながら外すのがコツです。

防水形

「防水形」は、防水用の為にソケット部分の両サイドにキャップが付いています。

なので、先にこのキャップを両方とも緩めて、中央に寄せた後に「はさみこみ形」あるいは「突き合わせ形」と同様な外し方をします。

この時、キャップを床に落とさないように注意して下さい(キャップは脆く地面に落ちただけでも欠けてしまいます)。

特殊

カバータイプ。

このタイプは、あまり見かけませんが、カバーが付いているので両側からカバーを中央に押し出すことで外すことが出来るタイプと、そのまま両端のカーバーを外側にずらして外すタイプがあります。

付け方

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付け方については、外した時と逆の操作をすることで付けることが可能です。

どのタイプもそうですが、しっかりと最後の方まではまったことを確認して下さい。

グローランプ(点灯管)

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蛍光灯を交換したらグローランプ(点灯管)がついている場合には、一緒に交換することをおすすめします。

グローランプ(点灯管)は、時計回り(右ねじの法則)に回して付けます。

外すときはこの逆で、反時計回りに回して外します。

ちなみに、一般的な点灯管に「FG-1E」がありますが、「FG-1EL」といった点灯管もあります。

この場合には、「FG-1EL」だと作動回数が18000回となり、通常の「FG-1E」の6000回よりも多いので、より長持ちするということです。

 

常夜灯(豆電球・ナツメ球)

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常夜灯(豆電球・ナツメ球)もグローランプ(点灯管)同様の付け方と外し方で交換できます。

常夜灯の場合には、使用頻度が高いと思える場合にのみ取り替えます。

口金直径は12mmのものが多いですが、口金直径が17mmの器具もあるので交換する際には注意しましょう。

最近では、LEDのものも販売されているので、そちらに交換するのもいいかもしれません。

 

注意点

直管形の交換方法について述べてきましたが、ここで、注意点について挙げていきます。

グロースタート形

直管形には、決まった種類のものを付けることでしか、機能しないものが存在します。

1つ目は、グローランプ(点灯管)と蛍光灯が2つセットではじめて使用できる「グロースタート形」と呼ばれる種類があります。

その場合は、直管はFLと書かれたものをつける必要があります。

 

ラピッドスタート形

2つ目は、グローランプがいらない「ラピッドスタート形」。

「ラピッドスタート形」には、FLRと書かれたものを付ける必要があります。

 

Hf形

3つ目は、グローランプがいらず、省エネもできる「Hf形」。

「Hf形」には、FHFと書かれたものを付ける必要があります。

 

W形

その他にも、OOW形(ワット数)を合わせる、蛍光灯の色を合わせる、種類を合わせるなど、注意しなければならない点が多々あります。

色には、基本的に「昼光色」と「白色」などがあり、一般家庭などでは殆どがこれらどちらかの色を使っています。

  • 昼光色:クール色などとも呼ばれる色で、青白い色。
  • 白色:ナチュラル色などとも呼ばれる色で、白っぽい色。
種類

また、蛍光灯には、

  • 飛散防止形:薄いフィルムが蛍光管に貼られています、主に、異物混入を避ける目的で使われます。
  • 補虫器用蛍光ランプ:「ケミカルランプ」とも呼ばれ虫をおびき寄せる効果があり、捕虫器用として用いられます。
  • ブラックライト:紫外線を発生させ殺菌効果があり、人体に有害であり直視してはいけない青色の光を放ちます、用途としては殺菌灯器具に用いられます。

などの蛍光管の種類も存在する為に、間違った用途で使わないよう使用する際にはよく確認する必要があります。

間違わない方法としては、一度外した蛍光管と全く同じタイプ(メーカーなど)の蛍光管を取り付ける方法です。

わからない場合には、電器店で詳しそうな店員さんに聞く、あるいは実際の蛍光管を見せるなどしましましょう。

丸形

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外し方

丸形の外し方は直管形と違って、方法は1種類しかありません。

丸形と線の間にあるソケット(白色)と呼ばれるものを抜き、丸形を支えている金具を外すことで交換することが可能です。

ソケットを外す際には、片手で丸形を持ちながらもう片方の手でソケットを掴み、ソケットを抜くだけです。

少し左右に振りながら抜くと上手く外れます。

付け方

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付け方については、外した時と同様の作業を行います。

金具を付けてから、ソケット(白色)を付けます。

ソケットの位置を把握してから、金具を付けるのがコツになります。

ちなみに、丸形蛍光灯(FCL)を購入する際には「30&40W形なのか」「32&40W形なのか」などの点を確認して、丸形蛍光灯(FCL)を購入する必要があります(適切なものを取り付けるということ)。

 

 

グローランプ(点灯管)

グローランプ(点灯管)も、先程直管形のところで説明したように交換します。

常夜灯(豆電球・ナツメ球)

常夜灯も先程直管形のところで説明したように、使用頻度が高い場合にのみ交換でOKです。

電球形

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外し方

電球の場合には、そのほとんどが反時計回りに回して外すタイプです。

電球を軽く握って徐々に回して行けば、外れるようになっています。

付け方

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付け方は、時計回り(右ねじの法則)に回して徐々に締め付けて行きます。

めいいっぱい締め付けると受け(ランプレセプタクル)の方が破損したりしますので、ある程度電球が動かなくなったところで止めます。

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実際に電球を交換する際には、上記のように「口金のサイズ」「明るさ」「使用場所」の確認などをしてから電球を購入、交換することが大切です。

 

最後に

 

以上、蛍光灯の交換方法について紹介してきましたがいかがでしたか。

蛍光灯を交換する際には、購入する段階でも十分注意をして間違わないようにしましょう。

また、実際に交換する際、感電は言うまでもありませんが、その他の脚立や椅子からの転落、ヤケドなどにも十分気をつけましょう。

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