人生哲学

嘘つきの心理や特徴4つ!病気との関係性について

投稿日:2016年9月15日 更新日:

 

みなさんの周りに嘘つきの方はいらっしゃいますか。

嘘つきは基本的には許されない行為ですが、場合によっては嘘をつくことによって相手を傷つけずに済むこともあり、一概にいけないことだと決めつけられない場合もあるのではないか、という難しい問題でもあります。

ただ、あきらかにウソがばれている人や日常的に嘘をつくことに抵抗がない人、また相手を陥れるためにわざとつく行為に関しては許されるものではありません。

では、人はなぜウソをつくのか。

ここでは、嘘つきの心理や特徴、病気との関係性について紹介します。

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嘘つきの心理

 

まず初めに”相手のため”を思って嘘をつく人、これは誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。

2つ目は、”その場しのぎ”のウソをつく場合です。

企業で新人が上司に怒られたりしたときに、作り話をしてその場をしのいだりしますが、最終的にはウソがばれてより大目玉をくらうことも多いのではないでしょうか。

そして初めは嘘をつくつもりもなく、”冗談”で言ったつもりが後に引けなくなり、結局そのまま流れてしまう場合。

この場合はその人の性格にもよりますが、普段ウソをつけずに正直な人は、後で嘘をつき続けていることに罪悪感があり白状する、というパターンも少なくはないです。

そしてこちらも多いのが、自分自身が嘘をついていることに”気づいていない”ことがある、ということです。

その人自身は、それが真実だと思って話していますが、後になって相手方が虚言であることに気づいた、というパターンもよくあります。

その他

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その他にも、嘘つきの心理には様々あります。

  • 自己顕示(人によく見られたい)
  • 社会的承認(社会的に認められたい)
  • 幻想的(空想、ファンタジー)
  • 防御手段(失敗を隠す、自分を守る)
  • 予防手段(何かが起こりそうな時のトラブル回避)

など、人は様々な状況で嘘をつくのです。

 

これらの点を踏まえて嘘をついているか、いないかを見分けることができれば、その人の人間性をも見破ることができるのではないかと思われます。

相手のことを思って嘘をつける人は、相手のことを考えながら行動できる人でもあり、逆に人を傷つけるために嘘をついたり、ウソをつくことに抵抗のない人は、自分本位な考え方の人が多いです。

 

嘘つきの特徴

 

では、嘘つきの特徴とは、何なのかについて紹介します。

一般的な俗説

まず嘘つきの特徴として、一般的に考えられるのが、男性なら目をそらす、女性なら相手を凝視することです(男女とも目をそらす場合もあります)。

また、ウソをついている時だけ顔や体の一部をよく触るようになる、など体のどこかに特徴が表れる人が多いことが挙げられます。

心理学では、このような体の一部を触る行動を、自己親密性の表れとしています。

自己親密性とは、自分の体に触れることで心配事や緊張から逃れ、安心感を得ようとする心理です。

人は、嘘をつく際、不安になることが多いためにこうした行動を起こすとされています。

言語的要素と非言語的要素の不一致

嘘つきは、そもそも言語的要素(バーバル面)と非言語的要素(ノンバーバル面)が一致しません。

相手が真剣に話していると思っても、目線がきょろきょろしている、暑くもないのになぜか汗ばんでいる、などのバーバル面とノンバーバル面の不一致が表れた場合、注意して観察することが必要です。

ちやほやされたい、という願望

そして嘘つきの人は、自分が大好きで他人にちやほやされたい、という願望があり自分のことが好きなので、他人に大きく見せたくなるのも嘘つきの特徴です。

要するに、虚栄心が強く見栄を張りたい人なのです。

 

一方で、相手のことを思って嘘をつく人ですが、その場ではうまくウソをつき通せても、後でウソが発覚してしまうと、よりいっそう相手を傷つけてしまうこともあるのでその点に関しては、気を付けなければいけない点ではあると思います。

視線の方向

嘘つきの特徴は、視線の方向に表れます。

相手のウソを見破る際に使われる手法に「アイ・アクセシング・キュー」と呼ばれるものがあります。

これは、目の向きで相手の心、すなわち感情がわかる、という考えです。

これによると嘘つきはウソをつく際に、自分から見て「左上に目線を持って行く」と言われています。

左上に目線が行くのは、何かを捻り出そうとしているときで、どうやってウソをつこうか考えていると言えます。

ちなみに、自分から見て右上に目線が行くのは、回想している、つまり真実を話そうとしている、と言われています。

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会話中

嘘つきの特徴は、会話中に表れます。

口に手を当てる

会話中、相手が口に手を当てる行動を起こしたら、その人は嘘つきである可能性が高いです。

そもそも会話中に自分の顔を触る行動は、何かしらの心配事や緊張があるからです。

「口の端に触れる」という行動は、この場合、でまかせを言っていてそれがばれないよう、口から本当の言葉が出ないよう、隠そうとする動作になります。

上唇に手を当てる

また会話中、相手が上唇に手を当てるのは、何か嫌なことがあり口角が上がるのを無意識的に隠そうとしている、と言えます。

早口になったり、声のトーンが上がる

会話中、早口になったり、声のトーンが上がるのは嘘をついている場合が多いです。

こうした状態は、緊張から声帯が狭まることが原因として考えられます。

声帯が狭まることで、息が荒くなりその結果、声が裏返る、早口になる、などの症状がでてきます。

ただ、相手が別なことで緊張している場合もありますので、相手の状況をしっかりと見極めることが必要です。

返事が単調、会話を早く終わらせようとする

会話中、返事が「うん、うん」とうなずくだけになったり、明らかに話を早く終わらせようとしている場合には、嘘をつこうと考えているか、ウソをついている可能性があります。

注意しましょう。

女性

嘘つきの特徴としては、女性が挙げられます。

女性は、自己顕示欲を満たすためのウソをよくつきます。

例えば「OOに行った、又はOOは持っている」「芸能事務所にスカウトされた」などの周囲にアピールする為のウソです。

心理学では、このような嘘について、女性は自己開示が得意なためとされています。

女性がつく嘘には、思いやりによるウソも多いと言われています。

例えば、かわいくないものに対しても、微笑みながら「かわいい」と言えます。

女性は共感性が強く会話中に「かわいい!と言わなかったら、相手は落ち込んでしまうかもしれない」と考えるため、相手を勇気づけようとこうしたウソをつくとされています。

 

嘘つきの人に考えられる病気や障害について

 

職場や学校などで、嘘つきの人と関わることがあります。

その際、ウソがあまりに多い人は病気なのでは、と思うことがありますが、実際には「虚言癖」と言われる特性を持った人なのです。

ただ、中には社会に適応できない程、病的な症状の人もいます。

このような症状は、パーソナリティ障害(反社会性、妄想性)、虚偽性障害、と言われる精神的な障害に分類されます。

病気の場合には、作話症(さくわしょう)などの症状が生じ、作り話が多くなると言われています。

総合失調症、アルツハイマー病、コルサコフ症候群、などが疑われます。

あなたの周囲にも作話などの作り話が多くなり、病気が疑われる方がいる場合には、病院に行くように進めることが大事です。

下記では、嘘つきの人に考えられるその他の障害について紹介します。

自己愛性人格障害

嘘つきの人に考えられる障害には、自己愛性人格障害が挙げられます。

自己愛性人格障害は「自己愛性パーソナリティ障害」とも呼ばれます。

自己愛性パーソナリティ障害の人は、自尊心が強く、現実の自分を愛せず「自分はもっと才能があるはずだ、特別なんだ」と思い、周囲からの賞賛を求めます。

他者に関心がなく、自分のことしか興味がないため、自慢話が多くなり会話では秀でている自分をアピールするため、ウソをつくことがあると言われています。

非現実的な目標を立てるのも彼らの特徴で、目的のために相手を利用することもあります。

原因としては、容姿がよかったり、頭がいいことで子供の頃から賞賛されていたなどがあります。

演技性人格障害

嘘つきの人に考えられる障害には、演技性人格障害が挙げられます。

演技性人格障害は「演技性パーソナリティ障害」とも呼ばれます。

演技性パーソナリティ障害の人は女性に多く、複数の男性に対して性的誘惑を行い周囲にアピールします。

それはまるで、芝居のセリフを見ているようで演劇的と言われます。

相手を騙すこともあり、感情表現が激しいのも特徴です。

彼らは、注目されたい、自分が中心でありたいと強く望み、身体的外見を利用し相手を魅了します。

原因としては、虐待や愛情不足、他者との比較など、育った環境が問題行動の原因とされています。

演技性パーソナリティ障害の人は、自分が注目されていないと自分には価値がないように思い、見捨てられたくない、という思いで多くの男性にアピールするようです。

パーソナリティー障害について

また、パーソナリティー障害は、年齢と共に改善されることがある、と言われています。

歳をとって落ち着いた、などと言われるのはその為です。

ただ、こうして症状が改善された人は、自分で変わろうと努力し、問題に向き合った人が多いです。

 

最後に

 

嘘をつくといってもいろいろありますが、善意であれ悪意であれ、”嘘”という技術を使う際は気を付けたいものです。

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